困惑の紅白

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さて、年が明けてしまいましたが、昨日みなさんは紅白をご覧になりましたか? 私は、星野源の部分とエンディングしか見なかったのですが、エンディングでは困惑してしまいました。

困惑のエンディング

紅白にはほとんど思い入れがないのですが、エンディングを見ながら「あぁ、そういえばこれって白組と紅組の対抗なんだな」って改めて思っていました。

野鳥の会の会場でのカウントもまだやってるんですね。

会場の審査では、白組1274票、紅組870票でした。そして視聴者投票では、4,203,679票、紅組2,525,724票でした。

途中は全く見ていないので歌の盛り上がりがどうであったかわかりませんが、これだけ見ると「白組の圧勝」を確信しました。多くの視聴者がそうであったと思います。

そこで、紅組・白組司会の相葉雅紀と有村架純がカゴに入ったボールを数えだします。もう二倍以上の差がついていて結果は明白なのに「これは一体何やってんだ?」と思っていると、白組のボールが切れて紅組のボールだけ宙を舞います。

そして突然の「紅組の勝利」のコール。有村架純も「え!?」って意外な顔をしていましたが、面食らったのは視聴者も同じです。なぜあの得票差で紅組が勝つのか全然意味不明です。

まるで米国大統領選挙

会場審査、視聴者審査とも60%以上の圧倒的な得票率で白組だったのに、最後にひっくり返ったわけです。これでは、まるで先日の米国大統領選挙です。いや、あれだけ問題視された大統領選だって得票率では0.2%程度の差しかなかったはずです。

実は会場審査、視聴者審査はそれぞれの得票数で勝った方がボールを2個づつ獲得する仕組みらしいのです。従ってどちらでも大差をつけた白組がボールを4つ獲得していました。

ところがこれに審査員の投票が加わりますが、審査委員の得票はそのままボールの数となります。今回はゲスト審査員10名とふるさと審査員1名がいましたが、その票が紅組ボール9個、白組ボール2個に分かれたため、最終的に紅組ボール9個、白組ボール6個となり紅組の優勝だったとのことです。

ゲスト審査員は以下のような方達でした。この方達の一票は視聴者投票の80万票近い重みがあったわけです。

  • 秋本治(漫画家)
  • 新垣結衣(俳優)
  • 伊調馨(レスリング選手)
  • 大谷翔平(プロ野球選手)
  • 草刈正雄(俳優)
  • 春風亭昇太(落語家)
  • 高畑充希(俳優)
  • 辻沙絵(陸上選手)
  • 萩野公介(競泳選手)
  • 村田沙耶香(作家)

まぁ、星野源の「恋」でのガッキーの審査員席で控えめに振り付けを踊っていたのを見たら、もう少し票に重み持たせてもよい気分にはなってきますが。

ライドシェアサービス 「Notteco」を使ってみた

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年末に出張&帰省で大阪に行ったので帰りに、Nottecoを使ってみました。

Nottecoとは

Nottecoとは、自動車移動のときに相乗り相手を探すサービスです。最近はこういうサービスを「ライドシェア」と呼ぶらしいです。

ライドシェアサービスの形態としては2種類あり、燃料代・高速道路代に応じた割り勘という料金形態をとるコストシェア型と、タクシーと同様に乗車距離に連動した賃金のやり取りをするオンデマンド配車型があります。

オンデマンド配車型ではUberが有名ですね。

コストシェア型はドライバーがプロでなく実費を割り勘するというスタイルで、Nottecoはこの種のサービスになります。

ドライバーの相乗り募集と相乗り希望者のドライバー募集両方の掲示板があり、相互に自分の条件にあった相手を探して、相乗りをさせてもらい実費の割り勘文を謝礼としてドライバーに支払うというスタイルです。

利用方法

Nottecoのサービスを利用するには、ドライバーも利用者も登録時に個人を証明する免許証などの登録が必要になります。直接これらの情報がユーザー間に開示されることはありませんが、サービス側には個人が特定され把握されているということで、ユーザーの安心につながっています。

ログインすると、ドライバーの相乗り募集と相乗り希望者のドライバー募集両方の掲示板があります。

今回は相乗りさせてもらうために、ドライバーの相乗り募集を見てみました。

相乗りしたい区間を指定して、同じ区間でドライバーの相乗り募集を一覧することができます。

募集には、ドライブする区間、日程、募集枠、一人当たりの謝礼額、ドライブの目的、持ち込める荷物の大きさなどが提示されています。また、ドライバーの愛車のモデルや年式、ドライバーの過去の評価なども掲載されています。同乗者がいる場合は同乗者のユーザーも示されています。

いくつかの候補から日程や条件で絞り、掲示板からメッセージのやりとりができるので条件を詰めていきます。最終的に条件が合意できれば依頼ボタンを押して正式に依頼をします。ドライバーが承認すれば相乗りが成立です。

私が選んだのは、大阪から千葉に帰省される会社員の方でまだ新車同然のVWのパサードでした。日時と行き先が自宅にも近く、車も座席に余裕がありそうなので選びました。

同乗者の方が一名いらっしゃり、おそらくドライバーも含めた割り勘の金額だと思いますが、謝礼は5,500円でした。

新幹線代の半額以下ですね。どんなサービスか興味があったので利用したのですが、お金的には助かりました。

何よりたまたま自宅近くまでの帰省だったので、最寄駅の近くまで送っていただき助かりました。

利用してみて

今回ドライバーの方も感じ良い方で同乗者の方とも適度のおしゃべりをして過ごし快適に過ごせました。深夜のドライブなので「寝てください」とのことだったので甘えて少し眠らせてもらいました。

年末でしたが渋滞もなく7時間程度で千葉まで戻ってくることができ、思ったよりも早くつけました。運転も安全運転で安心できました。

全く不安なところや不快に思う部分はありませんでした。

このサービスは「実費の割り勘」というところが重要で、これを逸脱するといわゆる「白タク」状態になってしまい道路運送法第78条規定に反してしまうことになります。

第 78 条 自家用自動車(事業用自動車以外の自動車をいう。)は、次に掲げる場合を除き、有償で運送の用に供してはならない。

道路運送法

また、区間からシステムが割り出した上限額が設定されるようなので、ドライバーにより極端に高い設定もないので、利用者は料金的(謝礼というべきか)には安心できます。

どちらかというと単身で実家まで移動することが多いので、その際にドライバーの立場からどなたか同乗していただけて幾らかでも負担いただけるのであれば私もやってみようかなと思います。

地元のワインを飲む Komagatani マスカットベリーA

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久しぶりに実家に帰ったので、地元の河内ワインまでワインを買いに行きました。

河内ワインとは

私の実家は大阪でもいわゆる「河内」というところで、あまり柄がよろしくない地域として有名?ですね。

実はこの河内ではブドウづくりも盛んで、奈良との境で結構ブドウ園が並んでいます。こうしたブドウを使ってワイン作りも盛んです。

河内ワインといっても、「河内」でワインを製造している会社は3つあるようです。

「河内」と名のつくワインは3社が製造しています

現在、弊社の「河内ワイン」の他に羽曳野市の(株)河内ワインさんが、「河内>ワイン」や「河内葡萄酒」という銘柄で、同じく羽曳野の飛鳥ワイン(株)さんが、「河内産ワイン」という銘柄で製造しておられます。

カタシモワイナリー:「河内ワイン レギュラー」「カタシモ河内ワイン」など
(株)河内ワイン  :「河内ワイン」「河内葡萄酒」など
飛鳥ワイン(株)  :「河内産ワイン」など

河内ワインの説明 - カモシタワイナリー

実家に一番近いのは飛鳥ワインさんですが、ワイナリーもおしゃれでちょっとだけ上等なワインを作っている河内ワインさんで購入いたしました。

私自身は大学4年間しか住んでいなかったのですが、その頃の「河内ワイン」はというと路肩で野菜や果物と一緒に並べられて売られてる安ワインという印象でした。が、ここのワインを2年ほど前にいただいて、その美味しさにびっくりしたものです。

Komagatani マスカットベリーA

河内ワインでは、以下のような4つのブランドを展開されています。

  • 河内ワイン館アンティーク
  • KIEI
  • 河内葡萄酒
  • Komagatani

今回選んだのは、Komagataniというハイエンドのシリーズのマスカット・ベリーAです。

マスカット・ベリーAは岩の原葡萄園の創始者で日本で「ぶどうとワインの父」とも呼ばれる川上善兵衛氏によって生まれた日本固有種です。アメリカブドウのラブルスカ種「ベーリー」にヨーロッパブドウのヴィニフェラ種「マスカット・ハンブルグ」の交配から生まれたようです。

ちょっと前までは生食用としてよくスーパーに並んでいた黒い大き目のブドウで、皮が厚くジューシーで甘いのが特徴です。

ワイン用としてはマスカット・ベリーは味が軽いと当初はあまり人気ではありませんでした。その後日本食に合うワインとして近年ではワイン用としての利用も盛んで、2013年国際ブドウ・ワイン機構(OIV)にワイン用ブドウ品種として登録認定されました。

一般的にマスカット・ベリーAを使用したワインは、フルーティーで渋みの少ない甘めのワインになります。

このKomagataniを飲んでみました。

色は、明るめのルビーで透明感があり、粘性も弱めでさらっとしています。 香りはマスカット・ベリーっぽい、イチゴとチェリーを混ぜたような果実系の甘い香りですが、かすかに土っぽい香りも入っています。

飲み口は、アルコール度は高く、すこしピリッとします。口当たりはまろやかですが、酸味を強くやや尖った印象です。渋みはあまりありませんが、飲みおわった後にやや収斂性を感じます。

飲み慣れてくると、最初に刺激が収まって、フルーティさも出てきます。余韻はあまり長くはありませんが、明るい情景が浮かびます。

チーズなどと合わせると少し弱い感じで、確かに刺身なんかが合いそうです。

確かに駒ヶ谷っぽです。

IBM Bluemix資格認定ミッション完了

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突然「IBM Cloud Platform Application Development」の認定試験を受ける羽目になってしまいました。気軽に受けたのですが、「会社の補助で受験料出すんだから絶対認定されろ!」と無慈悲な指令が。。。

ところが、本日無事認定試験に合格いたしました!

試験の概要について

一応重要な情報のリンク先を並べておきます。 「IBM Cloud Platform Application Development」という名前ですが、内容はほぼIBM Bluemixに関する内容です。

IBMはIaaS(Infrastructure as a Service)として「SoftLayer」を買収して進めてきましたが、昨年くらいから開発環境のPaaS(Platform as a Service)としてBluemixを強力に展開してきました。

AmazonのAWSなどとシノギを削ろうというサービスなので、関連する会社も「その認定者が何人いるの?」みたいなことは政治的にも重要らしいです。

試験の勉強方法や概要についてはQiitaにまとめられている方がいらっしゃいますので、Qiita「IBM Bluemixの認定試験を受けてみた」を参照いただいた方が良いと思います。

出題範囲は以下の通りです。

  1. Hosting Cloud Applications
  2. Planning Cloud Applications
  3. Implementing Cloud Ready Applications
  4. Enhancing Cloud Applications using Managed Services
  5. Using DevOps Services & tools to Manage Cloud Applications
  6. Using Data Services

以下に重要と思えるリンクを示しておきます。

試験概要
試験の概要は、IBM Cloud Platform Application Development v1にまとまっています。
Study Guide
PDFで提要されており、試験の範囲を網羅的に説明されています。
Bluemix基礎編
IBMのdeveloperWorksに「Bluemix Essentials」というコースが用意されています。ハンズオンも含めて4時間程度で実際に試せます。
認定対策コース
Cloud application developer certification preparation」という、そのものズバリのコースが用意されています。こちらは21時間想定という結構なボリュームのコースです。
模擬試験
A5050-285 Assessment: IBM Cloud Platform Application Development v1」という模擬試験が用意されています。$30なので日本円で3,000円ちょっと投資で、本番とほぼ同等の試験を受けることできます。

受験してみて

前準備としてはあまりに時間がなかったので、認定対策コースは手がつかずという状況です。

2週間しか準備期間がありませんでした。

何と言っても、Cloud Foundry/Docker/OpenStackと言った基礎的な部分から実際のCloud Applicationの実装、提供されている様々なData Serviceなどの知識、DevOpsの開発ツールや手法についての知識など、なかなか大きなプロジェクトだと一人で担当できない範囲の出題範囲です。無理っすよ。

Qiitaの記事「IBM Bluemixの認定試験を受けてみた」では、以下のように紹介されています。

試験の6つのセクションに対応した解説があり、幅広い範囲の中からどこを中心に理解すればいいかが分かります。8割方はここから出題されたという印象。受験生必読の書。

これを読んで「あぁ、これだけ勉強すりゃ8割カバーされるなら楽勝!」とか思ったんですが、そんなに甘くはないです。全体の範囲を理解するには良いし必読の書であることに間違いないんですが、設問はかなり細かいのでこれだけ読んでも半分も解けません。

以前に2時間程度Bluemixをいじった程度の私が2日間Study Guideを読み込んで、模擬試験を受けた結果は正解率58%(48問中正解は28問)でした。

そうは言っても時間が取れず一夜漬けに近い私がやったのは、Study Guideの熟読、基礎編の一部とクイズだけつまみ食い、そして、模擬試験を受けてその内容の丸暗記です。

本当は「Bluemix Essentials」と「Cloud application developer certification preparation」をしっかりハンズオンも含めてやって理解した方が良いと思います。実際、BluemixのUIやコマンドラインの操作で、「このボタンを押したら次の画面はどうなる」的な設問もありますから、概念を理解しある程度Bluemixを使い込んで幅広いサービスを実際に作業として体験していることが理想です。

また、今回資料がほとんど英語だったため、試験も英語で受験しました。

私の場合は運と天性のひらめきで合格できましたが、再受験は3ヶ月間できないとか、そもそも受験料が2万円するとか、結構な投資なのでちゃんと勉強しましょう。

私の場合は合格ラインをギリギリでした。

認定されるメリットは?

認定されると、IBM Certification Member Siteからこんな認定証がPDFでダウンロードできるようになります。

認定証

いくらか支払うと、額入りでいただけるらしいですが。。。

IBMレベルの会社だとまだまだオンプレミスのシステムが多く、やっとクラウドに移行してIaaSのSoftLayerを使い始めたというお客様が多いと思います。

Bluemixのサービスサイトが英国とオーストラリアと米国にしかない状況や、「SIer」を使うような日本の企業のITに対する考え方や文化のギャップでなかなかこういったサービスで本番システムを組みことは、現状では敷居が高いかもしれません。

IBMのような「大手SIer」だと社員はコード書けない人も多いので、「これって誰が使うの?」みたいな…… 自粛。

開発者が気軽に色々試せして、それをどんどん形にしていけるこう言ったプラットフォームは時代の流れではあります。

スタートアップみたいな企業のスピード感はこういったことでしょう。日本でもそう言った企業が重要なプレイヤーになりつつあり、昨今のテクノロジーとそのスピード感、新世代の開発者の感覚からすると、こう言ったものに移行していくのでしょうね。

使われている技術が全て正解かわかりませんが、オープンな技術で固められていますし、あるレベルの人たちが考えて最適な開発セットして用意されているのですから、知っていて損はないと思います。

そういう関係の仕事も今なら需要ありますよ。

ラム酒巡礼

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たまたま西葛西のバーで日本のラム酒 「Seven Seas」を見つけて以来凝っています。

西葛西にラム酒の通好みのバー

前回「Seven Seas」が美味しかったので、また別のラム酒を飲んでみようと思いました。今回は前回と別の西葛西のバーですが、ロブロイというお店です。

このバーには、なんと2013年に出来たばかりで世界のラム酒の賞を総なめしたという国産のラム酒 Nine Leavesが置いてありました。

いただいたのはNine Leavesのクリアの方ですが、グラスを傾けた時の上品で芳醇な香り、口に含んだ時のスパイシーさと甘みのバランスは奇跡のようです。芳醇な香りが鼻に抜けていくを味わいつつ、残った甘みと刺激。一口飲んだだけで、高級なシングルモルトにも引けを取らない味わいと香りです。うーん、これはさすがに金賞をとるだけあるなと唸らされました。

あまりのうまさに唸っていると、なんとそのバー・ロブロイのマスターが個人的にラム好きということで色々解説いただきながらラム酒を飲ませていただきました。

次にいただいたのはトロア・リビエール

カリブ海に浮かぶフランス領のマルティニーク島で製造されているラム酒です。これもサトウキビから絞られた糖液をそのまま発酵させているアグリコール製法で作られる有名なラム。コニャックを思わせるスパイシーさと重厚さがあります。

ペールラバです。

こちらもカリブ海のマリーガラント島の1860年設立の小さなポワソン蒸留所で製作されているラムです。「雨水で加水」「木の棒で攪拌」とか逸話があるそうですが、華やかな香りと爽やかなの飲み口が魅力です。

そして、脱サラした日本人のおじさんがラオスで作っているラム酒。

こちらもアグリコールです。これもうまい。いい感じにサトウキビの青臭さを残しながら、芳醇な香りとスパイシーさ、甘みのバランスが非常に取れています。ラオスの広がる大地と青空が浮かぶようなワイルドな味わいです。

最終的には、マスターの個人的なストックも放出してもらって、こんな状態になってしまいました。

うまいならば家でも飲む

こんなにラム酒がそれぞれ個性があり美味しいなんて!

家で飲まない手はありません。

まずは、奄美大島諸島で立ち上げたラム酒 グレイス・ラム コルコルを注文。

これもアグリコールです。

25度のものをいただきましたが、サトウキビの青々しさと甘さが優しく出ています。けれど、大人しいわけでなく、むしろワイルド。オンザロックでどんどん飲めちゃいます。常用出来そうなお酒です。

そして、おじさんがラオスで作ってるラム酒も忘れがたく、通常盤と無濾過のものを注文してしまいました。

無濾過のものはさらに青臭さが強くワイルドです。くせになりそう。

バー ロブロイ 西葛西店

関連ランキング:バー | 西葛西駅

関連リンク

気づいたらReadabilityがShutdownしてた

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全然気づかなかったんですが、Readabilityが2016年9月末で閉鎖されてたのですね。

Feedbinの「Regarding Readability」という記事を見て気づきました。

サービスが始まった当初はその見た目の美しさから愛用していましたが、機能的に更新されないのでInstapaperに移行してしまいました。Instapaperの方は、有料オプションを無料で解放してしまうくらい調子が良いのとは対照的ですね。ReadabilityのアナウンスでもInstapaperへの移行が案内されています。

Similar services like Instapaper will allow you to import your bookmarks into their service.

"The Readability bookmarking service will shut down on September 30, 2016."

Feedbinでは、ReadabilityのParser APIを使っていたので、その機能についてはDiffbot というサービスに切り替えるようです。

ユーザーから見るとFeedbinではReadabilityのアカウントと連動させておくとRead It Later的に記事をReadabilityにクリップできました。

使っていたユーザーは影響があるかもしれませんが、そもそもInstapaperを使ってるので私は特に問題なりませんでした1


  1. Instapaperには他のサービスと連動してURLを送る「アクション」という機能があるので、同様の連携はサービスを設定するだけで可能です。 

腕時計のオーバーホールについて

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愛用しているスピードマスターが前回のオーバーホールから4年経ったので本日またオーバーホールに出したのですが、すごく値上がりしていてびっくりしました。

オーバーホールについて

今回オーバーホールに出したのは前回から4年経過したためと、6時の方向にあるストップウォッチの時針が時々ずれていることがあるためです。

中を開いて技術者の方に見ていただいたところ、時針の問題は「どうも磨耗で歯車の噛み合いが悪くなってきている」との説明でした。「いや、ストップウォッチなんてもう10年以上使ってないんですけどね」とツッコミたかったんですが、やめておきました。

いずれにしろ、実際オイルも切れかけてるとのことですし、パッキンなど防水面も不安な時期、さらにはそこからくるサビも心配なので良いタイミングだっと思います。

オーバーホール料金の高騰

オーバーホールに出すのはこれで3回目です。前回少し値上がりしたなという気はしてましたが、これまで5万円前後でオーバーホールできたと思います。

それが今回は7万以上です。
値上げしたとは聞いていましたが、そこまで上がっているとは。価格表を見てびっくりです。

さらにスタッフの方が申し訳なさそうにした説明によると、来年の2月に価格が改定されて8万円以上になるとのことです。

値上げは本国からの指示とのことでした。為替の問題、時計自体が高騰しているのでパーツ代も上がっているんでしょう。

オメガのオーバーホール

オメガに限らず、ある程度の価格以上のブランドの時計では同様だと思いますが、オーバーホールでは以下のような作業が含まれているようです。

  • ゼンマイの交換
  • 竜頭、プッシュボタンの交換
  • 風ぼうの交換
  • ムーブメント
  • 分解
  • 磨耗した部品の交換
  • 部品の洗浄
  • 組み立て・調整・注油
  • 必要な場合は、ダイヤル、針の交換
  • ケースとバンドの研磨
  • 計測と調整

オメガのサイトにどのような修理をするかの動画があります。

まぁ、クロノグラフのような複雑な時計に、これだけやってくれるのだから価格も仕方ないなという納得感はあります。時計の状態によってはスイス本国のオメガ工場に送られることもあるようです。

しかし、最近の傾向として職人の生産性を上げ経費を削減するため、部品を再生するより交換してしまえということが進めているようです。これからも料金が高くなっていきそうな予感です。

また、スウォッチグループの国内のメンテナンスのレベルの低さは結構ネットでも叩かれています。日本ロレックスでは高い技術の職人を抱えているのと比べると、かなり劣っているとの話もあります。そうすると、国内でメンテナンスされるときに不安ですね。

そういえば、前回のオーバーホールの際、竜頭が固すぎて巻き上げできない状態なっていました。検査してればわかりそうなものなのに、2度足を運んで調整してもらわなければなりませんでした。

今回はオメガの正規のオーバーホールを依頼してしまいましたが、不安です。

正規のメンテナンスするPros Cons

自分を納得させるために、正規修理でなく、技術力の高い時計屋さんでのオーバーホールとPros Consを比較して見ました。

正規メンテナンスのメリットは、以下の2つくらいでしょうか。

  • 正規部品が使われる
  • 保証がつく

当たり前のことですが、比較するとこれって意外に重要です。変な部品が使われる心配もなく、何かあってもとにかくあるレベルの安心感を得ることはできます。

正規メンテナンスのデメリットは価格です。これは今まで見てきた通りです。

では、時計店でのメンテナンスはどうでしょう?

メリットは、正規メンテナンスよりも3万程度安いことです。

しかし、デメリットもあります。

  • 国内スウォッチグループの技術がひどいといっても、街の時計屋さんのレベルだってわからない
  • スウォッチグループは正規部品の流通を制限する動きがあるようで、街の時計屋さんでは純正部品がない可能性がある
  • 純正部品がない場合に変な部品を使われると、偽物と間違われる可能性が高くなる

信頼できる時計屋さんを見つけることができれば別ですが、一つしかこういった時計を持たない私には技術力のある時計屋さんを見極めるすべはなくネットなどの情報に頼ることになります。

個人的には、これはメリットに比べるとデメリットのリスクが高く、しかもそのデメリットの可能性を時計屋さんを見極められない私は評価できないのが受け入れ難いです。

もし、今の時計を持ち続けるなら、正規メンテナンスは仕方がない出費と思うことにしました。

買い換えればいいじゃん

時計の一般的な寿命は20年と言います。それ以上もつ場合も多いでしょうが、これくらい経つとメンテナンスしていても大きなパーツがダメになることが多く、修理代金が見合わないので捨てられるケースが多いとのことです。

そろそろ寿命だなぁと思うと、ふと「もっとメンテの安い時計に買い換えるか」という考えも湧いてきます。

国産だと、グランド・セイコー、ザ・シチズンの機械式時計あたりが候補になります(個人的な趣味です)。

あと20年持った場合のシミュレーションをして見ました。最初の10年で2回、次の10年で3回オーバーホールすることを想定しています。手持ちのスピードマスターについては、10年以降先で大きな部品交換(20万円) が必要との想定です。

オメガスピードマスター グランドセイコー ザ・シチズン
購入価格 N/A 350,000円[^1] 250,000円[^2]
メンテナンス(最初の10年) 160,000円 85,000円[^3] 0円[^4]
メンテナンス(次の10年) 440,000円 135,000円 75,000円[^5]
トータル 600,000円 570,000円 325,000円

こう見ると、新しいグランド・セイコーを購入するのと今の時計を維持するのはそんなに変わりません。ザ・シチズンは10年保証と無償定期点検を謳っているのが大きな魅力です。

ただし、ザ・シチズンは10年の保証は謳っていますが、純正部品保持期間については特に明言していないようです。一般的な他のシチズンの時計は7年であることを考えると、10年以降は保証されないと考えた方が良いでしょう。グランド・セイコーも保持期間は10年としています。こう考えると、この2つの国産を代表する時計は20年維持できるかは保証がないことになります。

オメガ・スピードマスターの場合は、1960年代から製造されている(正確にはムーブメントは一部変更になっていますが)時計なので、オメガがどこまで保持期間を保証しているかわかりませんが困ることはないでしょう。

と、自分を納得させ正当化して今夜は寝ることします。



  1. Amazonでの機械式グランド・セイコーの価格を参考にしました 

  2. Amazonでの機械式ザ・シチズンの価格を参考にしました 

  3. j-tokei.com に掲載されたセイコープレミアムウオッチサービスステーションで修理した場合の標準料金(店頭受付)表(2015年6月1日改訂版)を参考に算出しています。 

  4. ザ・シチズンは10年間の保証期間とその間の無償定期点検を謳っています。 

  5. j-tokei.com に掲載されたシチズンサービスセンターで修理した場合の標準料金(店頭受付)表(2014年4月1日改訂版)を参考に算出しています。 

Amazon Dash Buttonを購入

カテゴリー:  Gadget  タグ:  gadget

日本でもAmazon Dash Buttonの提供が2016/12/05から始まりました。早速、うちにも導入してみました。

セットアップ

今回購入したのは、ブラウンの電動歯ブラシのブラシ部分などが注文できるボタンです。

セットアップは簡単ですが、iOSかAndroidのAmazonアプリが導入されたスマホが必要です。Amazon Dash Buttonのボタンを長押ししてとスマホを一度Bluetoothsで接続します。その後、スマホからAmazonアプリで「新しい端末の追加」を選択して、WiFiネットワークの設定をします。

ネットワークの設定が済んだら、Amazon Dash Buttonが押された時注文される商品をスマホで選択します。今回は、ブラウンのマルチアクションブラシを選択します。

設定はこれだけなので、あとはいつでも押せるよう目に付く壁にリボンでぶら下げておくことにしました。

導入のメリット

Amazon Dash Buttonは色々はハック技が公開されていますが、今回は純粋にAmazonの想定する使い方でButtonを使います。

選択したブラウンのブラシは、3本入りで1本の消耗期間は3ヶ月ですからうちの家族で使ってもボタンを押す機会は3ヶ月に一度だけです。

むーん、これだけならば、定期便なんかが使える商品であればそちらで十分です。

しかもボタンなので誤って押してしまうリスクもあります。もちろん、スマホに通知が来て間違っていたらその場でキャンセルできます。また、次の商品が届くまで何度押しても注文は無効になるようです。

しかし、前提としてスマホを持っていて、プライム会員ならばAmazonの使用頻度も多いはずで、こんなボタンにする意味があるか甚だ疑問です。

個人的には以下のような意図ではないかと勘ぐります。

  • Buzzワードになっていますが、今流行りのIoTをやってるよ!という市場へのアピール
  • 一つの形としてAmazon Dash Buttonを発売したが、同じAPIを使えば家電や電子機器に同じ機能を組み込めるというデモンストレーション

実際に「Amazonにトナーを自動的に注文するプリンター」なんてのも発表されているようです。

では、個人にとってのメリットはなんでしょうか?

新しもの好きとしてはこういったものを試したい欲求が満たせるのでそれだけで満足です。価格は500円ですが、初回の注文から500円引きされるので実質ゼロ円というのも「試してみようよ」と思わせてくれます。

まぁ、歯ブラシはストックがあるので、実際ボタンを押すのは数ヶ月後ですが。

The Grand Tour

カテゴリー:  Automotive  タグ:  car

以前から楽しみにしていた、The Grand Tourのアマゾンでの配信が気がついたら始まっていました。

件の3人のモーターショー再開

ご存知の方も多いでしょうが、以前BBCで製作・放映されていた「Top Gear」の3人の司会者、ジェレミー・クラークソン(Jeremy Charles Robert Clarkson)、リチャード・ハモンド(Richard Mark Hammond)、ジェームス・メイ(James Daniel May)がBBCを飛び出してAmazon製作で始まったのがこの「The Grand Tour」です。

BBCの「Top Gear」は1977年からシリーズが続いている人気の番組で、初期の頃はごく常識的な自動車の批評が中心だったのが、ネット配信なので日本でも楽しめるようになった頃には過激な企画とジョークや皮肉混じりの批評で圧倒的な人気番組でした。

特にジェレミーの毒舌を吐きながらの試乗は楽しみでしたが、問題も多かったようです。

  • アジア人の侮蔑したとされる発言で、インド女優からBBCに対して訴訟をおこされる
  • パタゴニアでの撮影の際、フォークランド紛争を連想させる「H982 FKL」のナンバープレートをつけたことが批判の的となり、アルゼンチンの退役軍人の暴徒に襲撃され国外退去。アルゼンチン大使から抗議も。
  • プロデューサーの一人への暴力事件

特に最後の問題でそれ以前からの騒動も含めて問題となり、ジェレミーは番組降板となりました。その後、他の二人も契約解除となりました。

そこに目をつけたのがAmazon.com で、プライム会員向けの新しいコンテンツとして3人を招き「The Grand Tour」の製作発表がなされていました。番組名も「Top Gear (TG)」から「The Grand Tour(GT)」と皮肉っているのでしょうか。

これはもう「Top Gear」そのもの

早速シーズン1の第1話を見てみました。

「The Grand Tour」ではスタジオを出て、テントで移動式のスタジオを組んで世界各国を回るようです。初回はカリフォルニアの砂漠。

冒頭は砂漠を疾走する数十台の車を塗って、3台のスポーツカーに乗った3人が登場するというド派手なオープニングです。

最初の企画はマクラーレン P1、ポルシェ 918、ラ・フェラーリの3台のスーパーハイブリッド・スポーツカーを並べて、その優劣を競うというもの。この特集は圧巻で、この3人の番組でしか見れない豪華な車のラインナップです。日本のお上品なカー・グラフィックTVなどと違って、公道でもサーキットでも数千万するスーパーカーをタイヤから白煙が出るくらい飛ばしてドラフトしまくってます。

そして、相変わらずの毒舌、ジョーク、皮肉、下ネタです。

また「Top Gear」時代には飛行場をテストコースとして使っていましたが、今回はこの番組専用のテストコースを作ってしまったようです。このあたりのお金の掛け方がすごいですね。

今回一番笑ったのが、スーパーハイブリッド・スポーツカーのコーナーの冒頭でジェレミーがハイブリッドについて話そうとプリウスの写真が出てきた瞬間に観客から嘲笑とブーイングが起こったことです。まぁ、この番組本ファンはよくわかってらっしゃる。

これから、Amazonプライム会員向けに複数シーズンに渡ってこの「The Grand Tour」が続くそうなので、配信が楽しみです。

2画面体制

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仕事で使っていたMacbook Proを自宅用にしたのですが、やっぱり大きな画面も欲しいのでサブディスプレイを購入しました。

Iiyama ProLite E2282HD

ディスプレイについては、うちのパソコンラックの問題でサイズの制約があります。最大21インチまでしか収まらないのです。

最近はノートパソコンが主流で外付けのモニターとなると、サイズが大きなものばかりです。

昔CRTを使っていて良い印象のIiyamaで安いディスプレイがあったので、あまり考えずにこれ、ProLite E2282HDに決めました。

サイズは21.5型でLEDバックライト、Blue Light Reducer機能という機能が搭載されているので、f.luxいらずです。電源内蔵で接続で場所を取らないことと、ディスプレイ自体も軽量なことが気に入っています。

エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム

ディスプレイを購入したのですが、せっかくの本体のRetinaディスプレイを使わないのも勿体無い。なので、エルゴトロンのモニターアームを購入しました。

関節が3つあるアームで、なんとか無理やりラックの奥に取り付けることができました。

左端に取り付けて、使うときは外付けのディスプレイが顔に左横まで引き出してきます。そこからMacbookを開くと右正面に本体のモニターが見えるという状態。写真の方にかなり無理はあります。

使わないときは、Macbookを閉じて、外付けのディスプレイを正面を向くように奥に押し込んでいくとラック内に収まっている状態になります。

外付けディスプレイの方は多少近すぎるのですが、仕方ありません。

Logic Proを使うときには便利そうです。