本の捨て方

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なぜ、本を捨てるのか

もともと読書好きなので、そもそも本を溜め込んでしまっています。本は増えていく一方で、本があふれ家のいたるところを侵食していました。整理しなければならないのですが、なかなか気乗りしません。

しかし、このままでは、本屋敷になることは目に見えています。この10月の連休を使って、重い腰をやっとあげて見ました。

断捨離です。

初級

本の整理で何が面倒って「本の梱包」です。 本の梱包が苦手なのです、うまく縛れずよく解けてしまいますし、何より手が痛くなります。まず、この苦手を解消することにしました。

「上手く縛れない」のは、適切な縛り方を知らないためだ言う自覚がありました。

ググってみると、「[新聞、雑誌の束ね方、結び方、縛り方]」をまとめている記事を見つけました。紹介されている中から、「簡単に結ぶ」方法をやって見ました。

なるほど、このやり方であれば本の山をあまり動かさずに、交差した紐を本の山の下に持っていけます。そして、最後の結び方が一旦横の紐に通して引っ張ることで結ぶ際に緩みができず結んだ後さらに全体のテンションをさらに上げることができます。今まではなんとなく十字になればいいと適当にやっていましたが、この方法ですと上手く結べました。

手が痛くなるのは、ナイロン紐を使っていたからです。丈夫で良いのですが、その分細く繊維が束ねられています。これが手が痛くなるのは原因です。

そこで、帯状の幅広になっている紙紐を買いました。紙といっても梱包用ですから、縦方向の強度は十分にあります。また、幅広で紙の言う素材のため、紐自体の摩擦が大きく結ぶ際の緩みが発生しにくく、下手な私でも上手に結べると言うメリットもありました。

中級

準備ができたところで、本の選別です。

古本屋さんに持って行く本、捨てる本、残す本に分けて行くことにします。ちまちま見ていると終わらないので、本棚の本をがさっと出して1冊づつ見ていきます。

(30分経過後) 終わらん……

約800冊の本の山を1冊づつ選別していると、ついつい必要かどうか考え込んでしまい時間がかかってしまいます。選別だけで数日かかりそうです。それに、ついつい捨てる決断ができず残す本の山に取り分けてしまいがちで、全然整理になりません

困った。

上級

もうこうなったら、最後の手段です。

「全部捨てる」

これしかありません。大体読み返す本なんて限られていますし、読み返す本であればむしろKindleで購入しておいた方が便利です。また、読んでない本もありますが、これまで読まずにおいてあった本なんて読まないに違いありません。

とすると、残すべきなのは、もう再販が望めなさそうな本くらいです。楽譜や古いマイナーな単行本で気に入ってるものだけです。20冊もありません。

800冊の本がなくなって、20冊になりました。

気持ちいい。

今時のクリップ型チューナーを買ってみた

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Amazonのタイムセールで安くなっていたので、クリップ型チューナーを買ってみました。

音叉一筋

エレキギターの方はロックアーム付きギターでよくチューニングもずれるので、昔にチューナーを買っていました。そもそもマルチエフェクターにはほとんどついていたりしますし、最近はもっぱらMacに繋いでAmpliTubeで処理するのでAmpliTube内のチューナーを使っています。

ところが、アコギはそうもいかないので、昔ながらの音叉でチューニングしていました。

そもそも趣味で弾いてるだけですから適当です。「チーン」とやってギターのボディーに音叉を当てて、音を合わせていく儀式はそれほど苦になりません。

ちゃんと録音する場合は、マイクで拾って結局多少リバーブとかコンプはかけるのでAmpliTubeを使うので、チューナーもMac内でやってしまっていました。

クリップ型チューナー

最近アコギ弾いてる人は必ずと言っていいくらいギターヘッドにつけてますね。

ただギターヘッドにくっつけてるだけで、昔からのチューナーとさして変わらずマイクで音拾ってチューニングするんだろうと思っていました。

しかし、世の中はおじさんが音叉を使っている間に進歩しているのでした。なんとクリップを通してギターの振動を測定していました。なるほどこれだとアコギでも正確に音を取れてチューニングできますね。

購入したのは、コルグのチューナーでした。

クリップのホールド性も高く、可動アームもついているので、ギターヘッドにつける際の自由度が高いです。本体もコンパクトなので、これなら弾いている間付けっ放しで気になったら、弾いている最中に気になったらいつでもチューニング確認が簡単にできます。

Ford disengages from Japan market

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I found that a large signboard of prior Ford seller near my office has been removed today. I was not interested in their cars but I felt sorry about that.

Why did Ford decide that they would disengage from Japan market ? Their spokesman told the reasons:

“Japan is the most closed, developed auto economy in the world, with all imported brands accounting for less than 6% of Japan’s annual new car market.”

[It's Ford's Fault That It Couldn't Compete In Japan]

Is that right? The figure “6%” must be calculated including the number of Japan unique super mini-cars to the denominator. Generally, when the ratio is calculated, the number of those domestic cars is excluded. The ratio of imported brand is about 10% without the number of super mini-cars.

The ratio of imported brands in Europe is 4% and the ratio in China is 5%. The ratio of imported brands 10% for a country which has so matured and strong global automobile companies, it's too high, isn’t it?

80% of imported brands which are bought in Japan is European automobile brands and they are growing.

In 1970’s, the ratio of American brands, Ford, GM, Chrysler was over 20% in Japan. The current ratio of American brands is less than 2%.

Ford had not exhibited their cars at Tokyo Motor Show since 2009. I had never seen any advertisements nor television commercials about Ford in Japan.

Who spoiled the potential of Ford brand in Japan market ?

Eneloopはスタンダードを選べ

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充電池への需要が自分の中で高まっています。

先週実家の親にiMacを譲ったのですが、そのときMagic Mouseにエネループを入れたまま渡してしまいました。自分よにMagic Mouseを買い足しましたが、当然初代のバッテリーモデルでここので電池が必要です。

また、先日書いたようにライトを買ったのでこちらも電池が必要です。

また、ずっと購入以来使えていた車のハンドルロックについている警報の電池も切れそうです。いずれ、HHKB BTの電池も切れるでしょう。

仕方ないのでエネループを買い足そうと思っていたとこりにタイミングよくいかの記事を見つけました。

こちらの記事も「トランジスタ技術 2016年 10月号」からの情報をまとめたものですが、要約すると、

  1. ニッケル水素充電池の寿命は、製品の説明に掲載されている回数よりかなり少ない。
  2. この傾向は大容量になるほど、そのギャップが大きくなる

例えば、Eneloop Proなどは公称500回充電できることになっていますが、記事によると70回程度しか充電してパフォーマンスを発揮することができないそうです。

その中でも一番優秀だったのが、Eneloopのスタンダードです。公称2,100回のところを350回でパフォーマンスが落ちていくものの、容量と充電回数の観点からは他製品から頭一つ抜き出ているようです。

ということで、買うならEneloopのスタンダードです。

⌘英かな — Software for the users who use U.S. Keyboard on Mac

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⌘英かなを導入してみました。

みんなが使っていたKarabiner

macOS Sierraがリリースされ一部のユーザーで問題になったのが、「KarabinerがSierraでは動作しない」ということです。

KarabinerとはMacで稼働するソフトウェアで、2014年以前はKeyRemap4Macという名でリリースされていたものです。その名の通りMacのキーアサインを変更できるソフトウェアです。

わたしもごく初期にU.SキーボードでAキーの横のキーをCAPS LOCKからCTRLキーに変更するのに使っていました。そのうちPC時代から使っているHappyHackingKeyboardを使用するようになり忘れてしまいました。そもそもCAPS LOCKからCTRLキーへの変更であればMac OS Xでも設定で変更できました。

今回そのKarabinerがSierraで動作しないということで、「なんでみんな騒いでんの? そんなみんな使ってんの?」というのが正直な感想でした。

そういったユーザーのブログやツイートを見ていると、多くの方が左右の⌘(コマンド)キーを「かな」と「英数」に変更する機能を使っているらしいと わかりました。

そういえばそんな機能あったな。。。

⌘英かなは、Karabinerの多くの機能から⌘(コマンド)キーに「かな」と「英数」という機能だけを再現するソフトウェアです。

左右の⌘(コマンド)キーに「かな」と「英数」を割つけてみる

「それは便利なのかも」と早速「⌘英かな」を導入してみました。

インストールすると、アクセシビリティの設定などを行うよう促されますが、基本的には導入するだけで何も設定する必要がありません。導入すると、右の⌘キーが「かな」となり⌘キー単独で押下すると「かな」キーを押したことになり日本語のかなモードに入ります。左の⌘キーは「英数」がアサインされるので単独で押下すると英数モードに入力モードが変更されます。

最新のバージョンでは、CAPS LOCKやCTRLキーのアサインも変更できるようになったようです。

ふむ、確かに英語キーボードでも日本語キーボードのように簡単に入力モードを変更することができるようになり、確かに便利ですね。

便利だけど…

便利なんのでしょうが、私はあまり使わないと思います。使わない理由は、

  • そもそも20年近くU.S.キーボードを使っているので、「かな」「英数」を押す習慣がない。
  • Ctrl-Shift-J(かなモード)やCtrl-Shift-;(英数モード)などキーアサインが染みついている。トリッキーなキーアサインだが、⌘キー単体で押すよりホームポジションを崩すことなくタイプでき効率が意外によい。
  • このキーアサインを覚えておくと、CtrlーJ(入力文字をかなに変換)やCtrl-;(入力文字を半角英数に変換)も覚えやすく、モード移行せず入力文字の文字種を変更することができ、さらに入力効率が上がる。

結局20年間の習慣とオタクなショートカットマニアな私には、あっても邪魔になりませんが無くても特に困らないものでした。

MacでU.S.キーボードを使ってるユーザーというのはかなりオタクな生き物だと思いましたが、そんな日本語キーボード的なものを欲しがるような軟弱な人たちだったのかという疑念だけが残りました。

Ghost(Pro) テーマ切り替えの不具合

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Ghost(Pro)で、テーマ切り替え時の不具合に遭遇したのでメモしておきます。

Ghost(Pro)でのテーマ管理

自分でGhostをホスティングしていた際には、自分でFTPをかけてテーマをthemaフォルダに展開して管理画面から切り替えていました。

Ghost(Pro)ではユーザーにFTPなどのプロトコルを公開していないため、管理画面からのみ操作できます。最近テーマの削除とダウンロードが可能になりました。

また、管理画面からアップロード済みのテーマを切り替えることは以前から可能でした。

テーマ切り替えの不具合

発生した不具合は、新しいテーマをアップロードしてテーマを切り替えてもどうもスタイルが切り替わっていないようなのです。その後、アップロード済みのテーマでACTIVEなものを切り替えてもうまく切り替わらないという現象です。

わたしはPurusというテーマを使っており、何度かテーマをバージョンアップしているので、Purus-1.1.0, Purus-2.0.0, Purus-2.1.0などといくつかのバージョンをアップロードしていました。

このPurusのバージョン間で切り替えた際にスタイルシートがうまく切り替わっていないことに気付きました。全く別のCasperへの変更はうまく行っているような気がします。

どうもサーバー側のキャッシュか

サポートに連絡して何度かやり取りして、結局サーバーをリスタートさせてうまく切り替わりました。そういえば自分で運用していた際にはテーマ切り替え時リスタートをかけていた気がします。

Ghostではテーマファイル一式の中に必ずAssetフォルダと呼ばれるディレクトリがあり、ここにスタイルシートなどが収められています。ページのテンプレートからこのAssetフォルダへの参照は以下のように行われます。

<link rel="stylesheet" type="text/css" href="{{asset "css/style.css"}}" />

これが実際にブログでは以下のように展開されます。

<link rel="stylesheet" type="text/css" href="/assets/css/style.css?v=17f75d78c9" />

Assetフォルダ名が展開されると同時に、?v=XXXXXXXXXX というパラメータが付加されます。

どうも、これでGhostサーバーはAssetフォルダにあるファイルのキャッシュをコントロールしているようです。

テーマパッケージでは、以下のようなjson形式でテーマのバージョンが定義されGhost側で識別できるようにしています。

{
  "name": "Purus",
  "version": "2.1.0",
  "homepage": "https://golem.io"
}

本来であれば、このテーマごとに?v=XXXXXXXXX をコントロールしてくれればうまく制御できそうな気がしますが……

もしかすると、テーマファイルを一度アップロードがスタイルシートの手動で修正した後、一度削除後再アップロードしているのでそれが原因かもしれません。

サポートからは「一度スタイルシートを何か書き換えて、上書きでテーマファイルをアップロードしてくれる?」といわれて、テストしてみました。結果はやはり同様に参照しているスタイルシートが切り替わりませんでした。

とりあえず、現時点ではここまで。

サポート側で調査すると言っていたので、根本原因はしばらくかかりそうです。

懐中電灯が必要

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ずいぶん前に懐中電灯が壊れたまま放置していましたが、息子がうるさく言うので買ってきました。

懐中電灯の条件

想定は災害時にしっかり使えるものということでしょうか。

私の条件は以下のようなものでした。

  • 電池で稼働すること。できれば、入手しやすい単三電池が良い。専用の充電用バッテリーは常用する人は良いのでしょうが、普段使わない私のような人間にはダメです。
  • 一定の時間はきっちり使用できること。
  • 耐久性があること。防水性や耐障害性があること。

昔はこういったニーズにはMAGLITEだったのですが、今はどうなのでしょう。

適当にAmazonを眺めながら選びました。

ThruNite TN4A LED フラッシュライト

選んだのは、ThruNite TN4A LED フラッシュライト という商品です。

ちょうど、缶コーヒーのようなサイズ感で太めですが、コンパクトでしっかりした重量感があります。

おそらくステンレス製の本体はヘビーデューティーな梨地の処理が施されており、なかなかに精悍です。

ポイントは、以下の3点です。

  • 単三電池4本で稼働する
  • 稼働時間が長い
  • いろんなモードがある

まず、単三電池4本で稼働するので入手しやすいですし、他の機器で使用しているエネループを流用してことにしました。エネループは放電が少ないので、年に一度くらい入れ替えれば大丈夫でしょうか。

電池を収納する本体の中身を取り出して、電池を設置したのち本体に戻します。この時本体のネジなどの精度感もなかなかのものです。中国製ですが。

稼働時間については、最大輝度だと150分ほどしか持ちませんが、Moonlight モードという一番暗いモード(0.5ルーメンス)まで落とすと80日も持ってしまいます。これだと、本当の災害時でいろんなインフラが断絶しても、夜の明かりだけはなんとか確保できそうですね。

動作モードは、かなり多彩です。

  • 光量に応じて、Low/Mid/Highなどが選べる。
  • また特別なモードとしてTurboモードはさらに明るい。また、Moonlightモードは月明かりのようなほんのりした明るさでLowよりも暗い
  • Strobeモードではライトがフラッシュする

これを、ボタン一つで、長押しやダブルクリックを組み合わせて変更できます。

稼働時間については、最大輝度のTurboモードでは56分しかも持ちませんが、Strobeモードでもは最大輝度ながら150分持ちます。

輝度と持ち時間を並べてみると、以下の通りです。

  • High: 550 ルーメン / 150 分
  • Mid: 139 ルーメン / 14 時間
  • Low: 15 ルーメン / 93 時間
  • Moonlight:0.5 ルーメン/80 日

何より、単三電池で1150ルーメンを実現しているのはこの製品だけでしょう、

ヒゲはこれで剃れ、フェザー 特撰 両刃オールステンレスレザー TAS-DS

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つい、買ってしまいました。

両刃オールステンレスレザー TAS-DS を買ったわけ

もう買えなくなるのかなと、つい買ってしまいました。

フェザーは日本のカミソリメーカーの老舗ですが、このフェザー 特撰 両刃オールステンレスレザーは特別なモデルらしく、フェザーのWebサイトをチェックしてみてもカタログに掲載がありません。それで焦って買ったわけです。

ずっとメルクールの両刃ホルダー 334Cを愛用していました。完成度も高くこれ一本で行きたいところですが、材質が真鍮にクロームメッキをしたものです。耐久性が低いわけではありませんが、10年とかのスパンで見るとやっぱり腐食やメッキの剥げは避けようがありません。(今の所、5年の使用でもピカピカですが)

このフェザー 特撰 両刃オールステンレスレザーは、無垢のステンレスでベロアメッキを施したものです。ベロアメッキとは無光沢艶消しニッケルでの処理です。つまり、こちらはほとんど一生ものです。

「お手にとっていただいた方に生涯ご愛用いただける製品を」フェザー特撰両刃カミソリはこの思いを一心に、技を極めた職人が一点ずつ丹精込めて仕上げた逸品でございます。

とありますが、無垢のステンレスから削り出して作られているそうです。

開封の儀

さて、開封です。

やってきたパッケージには大きく「特撰」の文字が描かれています。テンションが上がります。

オールステンレスのパッケージ

オールステンレスのパッケージ

中には赤い立派な箱が入っています。

中身は、取扱説明書、ホルダー本体、スタンド、ハイステンレス替え刃が入っています。

オールステンレスの内容物

オールステンレスの内容物

このスタンドも無垢のステンレスからの削り出しです。

ものすごい精度感です。

メルクール 334cとの比較

愛用していたメルクールとの比較です。

まずはメルクール 334cです。

メルクール334C

メルクール334C

まだクロームメッキも健在でピカピカです。ホルダーに上下を挟まれた刃は2ミリ程度が顔を出しています。そして、カミソリの下部は波打ったような加工がされています。この部分で肌を抑えつつ、ヒゲを立たせて刃で剃っていくわけです。

では、フェザーのオールステンレスです。

フェザーオールステンレス

フェザーオールステンレス

基本的な構造は同じですが、刃はメルクールよりも露出しておらず1.5ミリ程度です。刃の上下のホルダー部分がメルクールは斜めに一直線だったのに対して、フェザーの方は刃の下部だけが少し出っ張っています。相対的に刃は少し奥まった位置となります。メルクールにあった波状の加工はありません。

これは思想の違いでしょう。

メルクールの方は「そもそも刃も2ミリしかないから怪我なんかしないからしっかり剃ろう」という感じでしょうか。ヒゲを剃れることに重きを置いて設計されているような気がします。そのため肌に当てれば、ホルダーで肌が抑えられつつも刃とホルダーは一直線なので結構肌に刃が当たります。

フェザーの方は下の肌を抑えるホルダー部が刃よりも出ているため、肌がきっちり抑えられメルクールよりも安全性を重視しています。刃は相対的にホルダーより奥にあるので、当てれば剃れるという訳にいかず適度な角度で肌に当てることが必要です。

剃り味は

早速ヒゲを剃ってみました。

ふむふむ、ステンレスの質量が真鍮よりずっしりくるのでメルクールより数段重く感じます。その重みでそっと肌に添えていって優しく剃ってあげることができます。

使っているのは付属のハイ・ステンレス刃です。

以前メルクールで使った時は、もう顔中が血だらけになるくらい出血しました。その時は「なまくら刃が!」と呪ったものですが、今から考えると実は切れ味がキレっキレなのかもしれません。

メルクールはメルクールの刃を使っていましたが、先の構造のようにメルクールのホルダーは相対的に積極的に刃を肌に当てていく感じですから、実はメルクールの刃の切れ味はマイルドでそれとあっているのかもしれません。そういえば、替え刃の寿命って2週間程度だと思うのですが、メルクールの刃は2週間経ったくらいからが使い心地が良いと思っていました。これは適当に刃が鈍って、適度に切れ味が落ちていたということかもしれません。そこに切れ味が鋭いハイ・ステンレス刃をつけると、切れ過ぎちゃうのか。

その点、フェザーのオールステンレスは刃が奥ゆかしいくらい露出していませんし、ホルダーのガードもなるべく肌を刃に当てないようにしているようですが、切れ味鋭いハイ・ステンレス刃にはこの程度で良いのかもしれません。

実際、角度さえ合えば、驚くほどスムーズにヒゲを剃ることができます。逆にいうと、角度が合わないと、全く剃れないのです。そのあたりはちょっとシビアかもしれませんが、肌には優しいのではないでしょうか。

コストパフォーマンス

え! カミソリのホルダーに25,000円! って思う方もいるでしょう。

現在一般的な5枚刃などの替え刃の単価は375円くらいです。メルクールの替え刃は安いのですが、それでも一枚100円くらい。ハイ・ステンレス刃は国産だけあって一枚50円程度です。

大体、替え刃の寿命を2週間とすると、25,000円の投資を取り戻すには、

現在使用のカミソリ ROI 前提
現代的な5枚刃ユーザー 約4.5年 替刃の単価差額は325円、5枚刃は単価1,000円のホルダーを毎年取り替える想定とする。
メルクール・ユーザー 7.5年 メルクール替刃とハイ・ステンレス替刃の価格差は50円、メルクール(約9,000円)は本体を7年に一度買い換える必要があるものとする。

いずれにしろ、一生ものです。

関連リンク

攻めてるなぁ、日産

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日産というメーカーにはそれほどいい印象はないんですが、最近の日産は攻めてますね。

可変圧縮比エンジン VC-T

2016年のパリモーターショーで、ガソリンエンジンとしては革新的な可変圧縮比の新エンジン「VC-T」を世界初公開しました。

乱暴な言い方をすると、エンジンは空気とガソリンをできるだけ圧縮して(圧縮比をあげて)、点火すると効率的に燃焼し出力も上がります。

ただし、圧縮比をあげていくとノッキングという異常燃焼が発生してしまいます。場合によってはエンジン自体が壊れてしまいます。

これを防ぐため、各社はこれを防ぐため冷却やいろんな仕組みを組み込んでいます。マツダのSkyActiveなんかもこの一種です。共通しているのは「エンジンの高回転まで回さない」というアプローチではないでしょうか。

今の燃費重視の風潮では、低回転でそこそこパワーが出ればパフォーマンスも十分だし燃費も良くなります。そうすると、自動車好きのおじさんにはつまらない高回転まで回らない低回転型で燃費重視のエンジンの出来上がりです。

ところがスポーティな車のようにパフォーマンスを求められる車ではきっちり高回転まで回す必要があります。ただ、時勢的にも燃費は求められますから、圧縮比をあげた効率化はどうしても不可欠です。

ここで可変圧縮比エンジンです。

低回転では圧縮比を効率よくパワーを出しつつ燃費を稼ぎ、高回転では圧縮比を下げ高回転まで回るようにしパフォーマンスを重視することが可能になります。さらに、ターボと組み合わせることで、低圧縮比でパワーをターボで補えるためおそらくとても相性がいいのではないかと思います。

圧縮比をあげつつそのデメリットを回避することに技術を注いでいた他のメーカーを飛び越えて、不要な時は圧縮比を下げるというブレークスルーを行なったこの技術は本当に素晴らしいです。

技術によっては「100年に一度の革新」と呼んでいるのも頷けます。

e-Power

新しいノートに「e-Power」と呼ばれる新しいEVの技術を投入してきました。

簡単にいうと、エンジンで発電してモーターを動かし車を走らせようというものです。

一般的には、「レンジエクステンダーEV」と呼ばれるものと思って良いと思います。

他のメーカーと異なるのは、以下の2点です。

  • 他のメーカーはエンジンでの発電を補助的1とし、大容量のバッテリーを搭載し通常は外部から充電して走りますが、e-Powerは外部充電システムを持たずエンジンの発電のみで走ります。
  • 他のメーカーは台数限定のテスト的な販売ですが、今回のノートはレギュラーモデルです。

このシステムにより、まだまだ普及してない電気自動車の充電ステーションをバッサリ切り捨てて通常の車と同じようにガソリンスタンドでの給油で日常的に運用できる「通常の車」にもかかわらず、リッター40Km以上という燃費を実現しているそうです。

長らく遊星ギアを使ったモーターとエンジンの出力を巧妙に統合したプリウス型のハイブリッドを燃費で抜くことは難しいと言われてきましたが、出力はモーター一本に絞って充電もガソリンエンジン一本に絞るというシンプルでボールドなアイデアの勝利ですね。

CM見ても自動運転などにうつつを抜かしているいい加減なメーカーにしか思えなかったのですが、さすが技術の日産ですな。


  1. レンジエクステンダー = 距離を伸ばすもの という言い方からもその考え方がわかると思います。 

神戸に行く

カテゴリー:  Trivialities  タグ:  travel

そういえば、先週木曜から帰省を兼ねて神戸に行ってきました。

仕事だよ

とはいえ、仕事です。

出張なのですが、経費が出ない。仕方がないので、今年帰省できなかった実家に寄りつつ自腹で神戸に仕事をしに行ってきました。

車で行ったのですが、時間があったのでちょっと神戸の母校に寄ってみました。

神戸線から六甲の方に向かって行く途中で阪急電車にぶつかります。これで通学していたので、懐かしい感じです。当時は関西でもいい車両だったと思うのですが、今見るとなんかレトロですね。当時から変わっていないんでしょうか。

あぁ、そういえば踏切なんですね。

そして我が母校へ

なんか立派ですね。

そういえば、入試当時、一家は福岡に住んでいて急に関西に転居することになり志望校も関西にしろ的な司令が下り、この大学を選んだのでした。母親と話ししていて入試の頃、大阪のおばさんが頻繁に「神戸大学は小学校の頃から目指してる人ばからりだから、大丈夫なの?」って「志望校を落とした方がいい」的な電話があったそうです。

夏にはC判定だったけど、なぜか秋には完全に合格するつもりだったし、当時共通一次でほぼ満点だったんで落ちる気がしなかったんだが。。。 バカ息子抱えた親戚のおばさんはどうやらこっちも落としたかったらしい。

むーん、久しぶりの母校は今ひとつピンと来なかった。そう言えば、ほとんど学校行っていなかっただ。「あぁこんなところだったな」とは思うもののさしたる感慨が浮かんできません。

まぁ、ゼミもろくに行ってなかったんで、内定出てから3日くらいゼミの恩師に報告を忘れてて慌てて電話するくらいの希薄な学生生活だったなぁ。

恩師からは、「なんでコンピュータ企業?」って絶句され、「どんな企業ならいいとお思いで?」って聞いたら、さらに絶句されましたから。

おそるべき阪神高速

そう言えば、実家から神戸まで阪神高速を車で走ったのですが、レーダー探知機でオービスの警報鳴りっぱなしです。3Km間隔でずーっと設置されてるっぽい。

見てると、みんなオービスすぎるとちょっとスピード出して、500mくらい飛ばしてまた減速を繰り返しています。もう、諦めて制限速度で走ればいいのにと思いますが、阪神高速の制限速度は首都高と同じく60Kmです。みんな我慢しきれないんでしょうね。

しかし、あのオービスの設置具合は異常な感じがします。隙があればちょっとでもスピード出そうとする関西人が異常なのか、取り締まりを行う大阪府警が常軌を逸しているのか……