困惑の紅白
さて、年が明けてしまいましたが、昨日みなさんは紅白をご覧になりましたか? 私は、星野源の部分とエンディングしか見なかったのですが、エンディングでは困惑してしまいました。
困惑のエンディング
紅白にはほとんど思い入れがないのですが、エンディングを見ながら「あぁ、そういえばこれって白組と紅組の対抗なんだな」って改めて思っていました。
野鳥の会の会場でのカウントもまだやってるんですね。
会場の審査では、白組1274票、紅組870票でした。そして視聴者投票では、4,203,679票、紅組2,525,724票でした。
途中は全く見ていないので歌の盛り上がりがどうであったかわかりませんが、これだけ見ると「白組の圧勝」を確信しました。多くの視聴者がそうであったと思います。
そこで、紅組・白組司会の相葉雅紀と有村架純がカゴに入ったボールを数えだします。もう二倍以上の差がついていて結果は明白なのに「これは一体何やってんだ?」と思っていると、白組のボールが切れて紅組のボールだけ宙を舞います。
そして突然の「紅組の勝利」のコール。有村架純も「え!?」って意外な顔をしていましたが、面食らったのは視聴者も同じです。なぜあの得票差で紅組が勝つのか全然意味不明です。
まるで米国大統領選挙
会場審査、視聴者審査とも60%以上の圧倒的な得票率で白組だったのに、最後にひっくり返ったわけです。これでは、まるで先日の米国大統領選挙です。いや、あれだけ問題視された大統領選だって得票率では0.2%程度の差しかなかったはずです。
実は会場審査、視聴者審査はそれぞれの得票数で勝った方がボールを2個づつ獲得する仕組みらしいのです。従ってどちらでも大差をつけた白組がボールを4つ獲得していました。
ところがこれに審査員の投票が加わりますが、審査委員の得票はそのままボールの数となります。今回はゲスト審査員10名とふるさと審査員1名がいましたが、その票が紅組ボール9個、白組ボール2個に分かれたため、最終的に紅組ボール9個、白組ボール6個となり紅組の優勝だったとのことです。
ゲスト審査員は以下のような方達でした。この方達の一票は視聴者投票の80万票近い重みがあったわけです。
- 秋本治(漫画家)
- 新垣結衣(俳優)
- 伊調馨(レスリング選手)
- 大谷翔平(プロ野球選手)
- 草刈正雄(俳優)
- 春風亭昇太(落語家)
- 高畑充希(俳優)
- 辻沙絵(陸上選手)
- 萩野公介(競泳選手)
- 村田沙耶香(作家)
まぁ、星野源の「恋」でのガッキーの審査員席で控えめに振り付けを踊っていたのを見たら、もう少し票に重み持たせてもよい気分にはなってきますが。