Yelp、国外展開失敗で縮小

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Yelp からのアナウンス

Yelp東京のコミュティマネージャーから、Yelp Elite宛にメールが来ました。

日本語の文章は曖昧なので、英語の方を引用します。

The Community programs at Yelp will be coming to a close outside of the US and Canada, including in Tokyo.

"Yelp Community Update " from Yelp CM

米国とカナダ以外の国ではコミュニティプログラムを廃止するとのことです。

これは驚きです。

Yelpと言えば、都市ごとにコミュニティマネージャー(以下、CM)を置き、地域に根ざしたコミュニティを形成するというコミュニティプログラムを通じて、ユーザーを増やしそのロイヤリティを高めることで発展して来たからです。

どうなるかというと、Tokyo Communityのアナウンスでは、Webサイトやアプリを通じたサービスは継続するものの、CMは退職されYelpによるコミュニティの運営や支援は無くなります。

Yelpによるオフィシャルイベントももう開催されません。

これは想像ですが、店舗に対する営業も無くなるのではないかと思います。つまり、ユーザーによる店舗情報の登録のみです。

事実上の撤退ですね。

国外展開で失敗か

Yelpのサイトを見ても特にアナウンスらしきものはないので、米国のニュースを漁っていると以下の記事を見つけました。

With only around one percent of revenue coming from non-US business, Yelp’s taken the decision to retreat to the US and Canada for future growth.

"Yelp retreats to the US and Canada as international expansion fails" - diginomica

記事によると、米国国外では31カ国に展開しているにも関わらず、売上は総売上の2.2%に過ぎず直近の四半期では1%とさらに下降しているそうです。国外には175人の社員がいるそうです。CMの方だと思うので、同様に退社されるのでしょう。

そりゃ誰がどう見ても失敗です。米国国内が圧倒的に好調なだけに、失敗が目立ちます。

なぜYelpは失敗したか

まず、「ローカル」と言いつつYelpのWebサイトもアプリもしっかりとローカライズされているとは言い難く、機能の良し悪し以前に使いにくいものでした。

例えば、お店を登録する際所在地を入力しますが、これがつい最近まで町名番地、市町村、県という米国に準じた並びだったのです。何度か改善提案を書き込んだら、やっと改善されましたが。

ビジネスのカテゴリーも米国ベースでとても日本に合ってるとは思えないカテゴライズでした。

他の国で失敗した原因と関係あるかわかりませんが、ここからは日本特有の事情です。

  1. 食べログを中心に、ぐるなび、Rettyなど競合サービスが強力である。
  2. Facebookに似た雑然としたユーザーインターフェイスはやっぱり日本人の感性には合わない
  3. 知らない人とのリアルな交流なんて、やっぱりシャイな日本人には合わない

Yelpは必ずしも飲食店だけを対象にしているのではありませんが、日本人で”ロケーション”に基づいた口コミサイトとして思い浮かべるのはこれらのサービスでしょう。

食べログは口コミ、ぐるなびはお店とのタイアップ、Rettyは口コミとタイアップでそれぞれ特有の強みを発揮していますし、インターフェイスも日本人に合わせて作られています。

だいたい、半径10Km以内(山手線の半径はそれくらい)の中で「この駅に近い店はなんだろう」なんて感覚は、都市間が数百キロ離れている米国の人にはわからないでしょう。

サービスも使いにくいから初期ユーザーも増えない、ユーザーがいないから情報が少なくユーザーがさらに離れていく、コミュニティもうまく立ち上がらないという悪循環だったんでしょうね。

実際、私は他のSNSと連携させなかったので、Yelp上でのフォロアーはYelpのCMだけですし、コメントや「イイね!」をつけてくれるのもCMだです。

個人的には、過疎ってるサービスの方が性に合ってるのでしばらく使っていこうと思いますが。

関連リンク

エコタイヤはスポーツタイヤに勝るか

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文化の日に、雑誌「ベストカー」の企画でツインリングもてぎで開催された「体感試乗会 #スバコミ & YOKOHAMA」に行ってきました。そこで、エコタイヤとスポーツタイヤの乗り比べができたので、まとめてみました。

エコタイヤとは

まず、比べる前にエコタイヤと何かを確認しておきましょう。

エコタイヤは低燃費タイヤとも言われますが、燃費向上に貢献するため転がり抵抗を低くした転がりやすくしたタイヤです。

転がり抵抗は、荷重と転がり抵抗係数の積算ですから際には車の重さに影響されます。しかし同じ車であれば転がり抵抗は、転がり抵抗係数に左右されることになます。ちなみに鉄道のレールの転がり係数は0.2 - 1、自転車が2.2 - 5 (50Km走行時)です。舗装路での自動車タイヤの転がり抵抗は10 - 15ですから、自動車タイヤってそもそも圧倒的に転がりにくいのです。

では、転がり抵抗係数に影響するタイヤの要素とはなんでしょう?

大半は、ヒステリシス・ロスと呼ばれるゴムの変形によるエネルギー損失です。これは荷重などによりゴムが変形し元に戻ろうとする力で発生するものです。次に接地摩擦と空気抵抗です。

結局エコタイヤとは何かというと、タイヤ自体のたわみを抑えたりトレッドパターンを工夫したり重量を軽減したりといろんな工夫された要素はありますが、突き詰めるとこのヒステリシス・ロスをある程度小さくしたタイヤです。

ところが、このヒステリアシス・ロスは、タイヤのグリップ力の源泉でもあります。単純に低めてしまうとグリップ力の弱いタイヤになってしまいます。このトレードオフをどうバランスさせているかが、それぞれのメーカーやタイヤの種類による特徴となります。

タイヤの比較方法

今回は、同じ車種でグレードやブランドが違うタイヤを乗り比べて、体感により違いを感じるという方法でした。車種はレヴォーグとWRX S4でした。

タイヤは、横浜タイヤのADVANとECOSです。

コースは、停止状態から急加速し、ブレーキング後比較的ゆるいカーブを周りドライとウェットのシケインを通り、さらに再加速してブレーキングで急停止、また発進して戻るというの500mくらいのコースでした。

エコタイヤはスポーツタイヤに勝るのか

エコタイヤはかなり良くなっていると聞いていたので、かなり期待して乗りました。街中では究極的なグリップが必要なシーンなどほとんどないので、性能的に問題ないなら価格も安くしかも燃費にも貢献できるエコタイヤでいいんでないかと思ったからです。

実際にエコタイヤで走ってみると、

  • 加速ではそれほど違いを感じない
  • ゆるいカーブでは少しスピードに乗っていたこともあり、エコタイヤではアンダーステアが出てしまう。また、剛性感が足りず、タイヤのたわみのようなものを感じる。
  • シケインではさらにアンダーステアが強くなり、ウェットのシケインではさらにその傾向が強くなり狙った出口を向きを変えるのに時間がかかる。当然、アクセルは踏めない。
  • 制動時には、予測より速度が落ちずブレーキの踏み増しが必要となる

そのあと、ADVANに乗った印象は、

  • 加速でグリップが強いという感覚はないが、剛性感があるような気がする
  • ゆるいカーブでは、狙ったラインをきれいにトレースでき安心感がある
  • シケインでは踏ん張りが効いて、ウェットでも安心してパーシャルでアクセルを徐々に開けることができる。アンダーもほとんど出ない
  • 制動時は自分の予測通りの距離で止まる

こう書くと、エコタイヤが全然ダメのようですが、普段使ってるタイヤとのギャップ での感じ方だと思います。 うちのクルマが履いているDunlopのSports Maxx というタイヤは「ハイパフォーマンスタイヤ」 と呼ばれるもので、それが私の基準になってしまっているため、エコタイヤでは頼りなく 感じたのだと思います。

多分普通の使用ではエコタイヤでも全く問題ないレベルです。

スピードも街乗りよりもう一段くらいアクセルを開いた状態ですから、 日常的にエコタイヤだとアンダーステアになるというのではありません。

どちらを選ぶべきか

わたしはやはりエコタイヤと称されているものより、ハイグリップタイヤやスポーツタイヤの方が安心です。

街中では今回の乗り比べでの運転のようなシーンが頻繁にあるわけではありませんが、 それでも首都高での曲がりくねった箇所や合流地点、 たまに行く山道でのプラインドコーナーなど、スポーツタイヤの方余裕があり相当に安心です。

今回驚いたのはクローズドなコースで多少スピードはのっていたとはいえ、 500m程度の小さなコースでのスピードです。これで感覚的にココまで違うというのに 驚きました。 レヴォーグやWRXなどの車種であれば、迷わず純正で履いているレベルのスポーツタイヤを選んだ方が良いと思います。

一方でエコタイヤは思ったよりグリップが悪いわけでなく、まぁ普通のレベル。乗り心地は思いの外硬いものでしたが、ロードノイズはかなり低減されます。ミニバンやコンパクトカーならこれで十分と思えました。

最後に、プロのドライバーの運転でADVAN FLEVAに乗せてもらいました。

フラッグシップのADVANから少しエコに振ったタイヤとのことでしたが、通常速度での乗り心地もよくロードノイズも良く抑えられています。一方でシケインや急なレーンチェンジでも破綻することなく、粘り強いグリップ力を見せます。

街乗りにはこれくらいがよさそうです。

エコタイヤの経済メリット

さて、エコタイヤとは燃費向上に貢献するため転がり抵抗を低くした転がりやすくしたタイヤと書いたように、その目指すところは経済的なメリットです。「タイヤのパフォーマンスに多少難があってもしっかり経済的なメリットが得られるのであればよい」という考え方もあってよいでしょう。

では、どれくらいの経済メリットなのでしょうか?

我が家は週末し乗ることがない都市部では典型的な自動車の使い方をしていると思います。年間のガソリン代はざっくり12万円程度です。

各社のエコタイヤの燃費向上度合いを見てみると、大体5%前後が上限のようです。これはJAFMateの実験結果とも一致します。実際にはストップ&ゴーが多い公道ではこれよりかなり悪化すると思いますが、一旦この5%の効果があると過程します。

年間節約金額 = 年間ガソリン代(12万円) x 燃費向上率 (5%) = 6,000円

うちのクルマの燃費は7Km/Lとかなり悪いほうなので、燃費向上率の金額へのはね方は大きいはずですが、それでも年間6千円です。

人によって感じ方は違うかもしれませんが、個人的には犠牲になるものを考えるととても見合う削減金額ではありません。

乗り比べの際、グリップ力の他にタイヤの剛性感不足など本来エコタイヤで工夫されているトレッド面以外の物足りなさを感じました。まさにこの程度の経済効果では、タイヤへのお金の掛け方も限られてくるわけです。

イベントについて

今回、雑誌ベストカーが主催で、スバルとヨコハマタイヤが協賛という形で有料イベントを組んだ最初の会だそうです。

イベント自体は、ゲームやプロドライバー(新井選手と荒選手)のデモ走行もあり、スバルのラインナップの車種、特に新型インプレッサもあり楽しいものでした。特に、タイヤの乗り比べなんてなかなかできる機会がないので、貴重な体験でした。

一方で不満もあります。

  • 全体に待ち時間がなく、何かをやってる時間は拘束時間の20%にも満たない。運営方法やイベントをもう少しなんとかできたんじゃないか。
  • 場所が遠い。結局サーキット行っても会場は駐車場を仕切ってやってるだけ。都内の駐車場とかでいいんじゃないのか
  • 今回同伴者1名で9,000円は高い。車やタイヤはスバルやヨコハマタイヤのマーティング費用で賄われているだろうから、一体なんの費用やら。
  • 同伴者は乗車できず、やることがない。あれなら、同伴者はなしとした方がスッキリする。

個人的には、妙な勝ち抜きゲームをやるより、貴重なマーケティング情報が得られるオタクどもによる新型インプレッサの試乗とインプレッション・ディスカッションなんて企画をやるべきだったと思います。

プロジェクト診断のフレームワーク

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とあるお客様自身が実施されているプロジェクト診断が必要になり、客観的な切り口での分析が必要ため、世の中にどんなプロジェクト診断のツールがあるか調査したまとめです。

ほとんどのツールはプロジェクトとしての最低ラインを前提としている

政府系やIPA、ITコンサルで「プロジェクト診断」や「プロジェクト自己診断ツール」を謳っているものは結構あります。ただし、前提としてプロジェクトの定量化がなされていて、プロジェクトのいろんなメトリクスが取得てきている前提で作られているものがほとんどです。

例えば、フェーズごとの機関や工数、検出した欠陥数やその混入フェーズ分析などがの定量化されたデータが存在するということを前提としているようです。

そういったデータを入力すると、一般的なプロジェクトのメトリクスからどれだけ乖離しているかが明確になり、課題の抽出につながります。

例えば、「プロジェクト規模からすると、要件定義のかける工数が少なすぎる」とか「基本設計での欠陥の検出数がプロジェクト規模に照らして適切でないので、もっと欠陥検出活動をするべきだ」などですね。

しかし、今のお客様はそもそもプロジェクト計画立案でお客様からダメ出しをされているのです。つまり、プロジェクトを定量化する仕組みやプロセスがあるかも疑問なんですが、そもそもプロジェクトデータが発生するところまでも行けいない状態です。

プロジェクト開始前ですでにプロジェクトの立て直しが必要となっている状態ですから、こういった診断手法は使えません。

定性的な診断しかない

こうなると定性的な診断を、エビデンスで客観的に捉えられる事実から積み上げていくしかありません。また、プロジェクトの開始すらできていないので、「プロジェクト診断」だけでなく「組織評価」も必要そうです。これらで適切なフレームワーク的がないかを調べてみました。

DICE

まずは、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)で提唱されたDICE Frameworkです。

これは、以下のような切り口からプロジェクトを評価するものです。

Duration(D)Integrity(I)Commitment1(C1)Commitment1(C1)Effort(E)
視点 説明
計画上のマイルストーンの期間。間隔が長いほど管理が甘い。
チームのパフォーマンス。メンバーの要員数やそのスキル、士気など
マネジメントのプロジェクトへのコミットメント度合
マネジメントのプロジェクトへのコミットメント度合
プロジェクトに必要な努力量

組織の変革プロジェクトのようなものを想定しているようなので、SIerのITプロジェクトにそのままそぐわない部分もありますが、今回は良しとします。

これらをRatingして、 DICE=D+ 2xI + 2xC1 + C2 + Eという式でDICEスコアを計算して、14点以下であれば健全、14〜17点は懸念あり、17点以上だと危険領域という判断をするようです。

PMBOK

なんだかんだ言っても基本ですから、やっぱPMBOKですかね。PMBOKの10の知識エリアに従って、課題を整理するという方法です。

PMBOKの10の知識エリアとは、

  • 統合マネジメント
    他の9つの知識エリアを統合する。
  • スコープ管理
    プロジェクトの作業範囲の定義と管理。
  • タイム管理
    スケジュール立案や進捗管理など。
  • コスト管理
    プロジェクトを予算内で終わらせるための活動
  • 品質管理
    成果物の品質を確保するための活動
  • リソース管理
    チームメンバ管理活動
  • コニュニケーション管理 ステークホルダー(プロジェクトの関係者、スポンサー、ユーザなど)とのコミュニケーション管理
  • リスク管理 プロジェクト進行上のプラス・マイナス要因を管理する活動
  • 調達管理
    製品や外部要員などの手配の活動
  • ステークホルダー管理
    ステークホルダーを特定し、どのように関わるかを管理する活動

7S

そもそも今回はプロジェクトの開始すら切れていないので、プロジェクトというより組織に問題ありかということで、マッキンゼーの組織マネジメントのフレームワークとしてよく使われる 7Sも検討できるかと思っています。

  • ハードのS(組織の構造に関するもの)
  • 戦略(Strategy):組織としての戦略、方針
  • 組織(Structure):組織の形態や構造
  • システム(System):組織としての仕組み。
  • ソフトのS(人に関するもの)
  • 価値観(Shared Value):社員で共通認識を持つ会社の価値観
  • スキル(Skill):組織としての能力
  • 人材(Staff):人材の能力
  • スタイル(Style):組織文化

Socialize、その後

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Socializeのその後

以前紹介したSocilizeですが、その後Kickstarterで目標金額に達しプロジェクトが開始されました。

当初の予定通り、オープンソースのコマンドライン SNSとして公開もされました。コマンドラインのシンプルなクライアントも公開され、Backerにはユーザー登録の案内が9月に来ています。

導入にはPythonの環境を作らなければなりませんが、シンプルなクライアントです。

Socialize CLI クライアント

SocializeのCLIクライアントは GitHubからインストールできます。Pythonの環境があれば、pip install socializeでインストール可能です。

導入するとsoclコマンドが使えるようになります。

主な機能は以下のようなものです。

Commands:
  find         Tool to find users and groups
  follow       Follow a specific user
  group        Group management
  hack         Supporter message: Try it out
  joke         Supporter message: Try it out
  kickstarter  Print all supporters
  login
  logout
  me           Shows current user
  medicine     Supporter message: Try it out
  message      Message management
  nicolaialex
  profile      Set profile details
  register     Register a new user
  shout        Shoutout management
  status       Status management
  unfollow     Unfollow a specific user
  user         Get a specific user by name
  wired        Supporter message: Try it out

実際の使い方は以下のような感じです。shoutがTwitterでいうツイートのような感じですね。

[~ 22:24:19] $ socl login
Username: yostos
Password:
Successfully logged in as yostos
[~ 22:24:31] $ socl shout post "How are you doing?"
Successfully posted a new shoutout
[~ 22:24:46] $ socl shout feed

onheiron> Please don't be long
rival> thanks for the update
Novae7> woho, it's working :)
onheiron> Hello everyone
dmonn> Heya
onheiron> How do I see the people I'm following?
dmonn> You don't :o'
dmonn> Wat
akodakim> Dam son! this is amazing!
yostos> How are you doing?

まぁ、日本語も現時点では通らないですし、誰もいないのでほとんど意味はありませんが。

関連リンク

Credit

The title photo is a screenshot of letitfall command's result which was executed by the author, Toshiyuki Yoshida.

フォントの指定を変えてみました

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日本語の仮名についてWebフォントを利用していましたが、やはり読みづらいのでスタイルを変更してみました。

2020年まで使えるfont-familyのベストプラクティス 」の記事を参考にして修正しています。

以下の優先順でフォントを指定してみました。

  1. 使用しているテーマの指定を優先して、英文字には、Noto Sans, Open Sansを
  2. 上記指定が効かなかった時のためにそれぞれのプラットフォームでの英文字系の指定
  3. 日本語について、Windows/Macの游ゴシック
  4. 日本語について、メイリオ

また、GhostではCloudFlareを使用していると、キャッシュされているのかうまくテーマの指定が変更されないという問題ありますので、一度CloudFlareの指定を外して再度指定すると変更されます。

豚ポタラーメン劇場 in 千葉

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新しいラーメン屋さんを千葉で見かけたので入って見ました。

路地裏の新店舗

もうすぐ閉店の千葉PARCOにぶらりと寄った帰り道、千葉では割と人気のラーメン店「一風堂千葉店」の横を通りかかった際、すぐ横の路地に新しいラーメン屋さんができているのに気づきました。

ここは以前は「豚骨らーめん彩AYA」でその前は「つけ麺屋よつば」というお店でした。お店が定着しない場所です。そもそも人気店の近くですし路地裏でなかなかお店自体を認知されないので、場所的にはビジネスが厳しんじゃないかなと思います。

それでも気になったのはお店の名前です。

「豚ポタラーメン劇場」

豚ポタ? ラーメン劇場? なんだかわかりませんが、濃厚そうな感じです。

豚ポタラーメン

ネーミングにつられて興味が湧き、店の前まで行って覗き込んで見ました。お店にはオーナーのこだわりが書いてあります。

あんまりこういうのは、店主の独りよがりっぽくて好きではないので、何の感銘も受けません。しかし、読んでも「豚ポタって何?」って疑問が解けない。仕方なく中に入ってみました。

店内には券売機があり先に券を購入するシステムです。どうやら豚ポタというのは豚ポタージュのことでつけ麺らしいというのはわかりました。

今回はわさび豚ポタというのを選びました。

時間帯が夕方5時で夕飯には早いので、客は私だけです。しばらくすると、店主が簡易コンロに乗ったつけ汁を持って来ました。

つけ汁と言うのはあとで聞いてわかったのですが、一般のつけ麺よりつけ汁の量が多いです。そしてドロドロです。これが「ポタージュ」の所以ですね。量が多いのは、この粘度では麺にたくさんつけ汁が絡んでなくなるからでしょう。

中に麺のようなものとチャーシューみたいなものが入っています。「何じゃ、こりゃ」と思ってよく見ると麺に見えたのはシナシナになったシナチクでした。

しばらくすると、麺を持ってきてくれました。

スープ?にも魚粉が入っていましたが、麺にも目一杯カツオがかけられています。

どうやら、簡易コンロにかかったスープに麺をくぐらせて、取り鉢に入れて食べるようです。

つけ麺でスープが冷めていくのがあまり好きではないので、この簡易コンロはアイディアですね。ただ、どんどん熱くなっていくので、味を損なわないのかと心配になります。

まずは麺です。
麺はこだわりがあるようなので期待しましたが、それほどではありませんでした。太麺ですが、小麦粉感が残っていてあまり好きでな麺ではありませんでした。

さて、スープのお味の方ですが、見た目のドロドロ感ほど重くありません。さっぱりではありませんが、意外に味も濃くなく脂っぽさもそれほどではありません。「ポタージュ」っていうのもわかります。

しかし、「おいしい!」とはなりませんね。

豚や鶏の臭みを出さずにここまで濃厚なスープに仕上げるのは大変だと思います。そこに野菜や魚介の旨味をうまく調合するのも技術がいるんだろうと思います。そして、これでもかと魚粉まで入っていて、グルタミン酸たっぷりの旨味を凝縮したスープのはずなんです。

しかし、それほどおいしくない。
足して足して、何も生み出せてないというか。味はしっかりあるんだけど、なんか特徴が逆に消えてる印象です。わさびを頼んだはずなんですが、その印象すら薄まるくらいいろんな味が主張しすぎているのかな。コンプレッサーをかけすぎて抑揚がなくなってしまった音楽見たいです。

まずくはないけれど、別にまた行かなくてもいいかなというところですか。

Twitter/Facebookのアカウントを削除してみた

カテゴリー:  Tech  タグ:  web/tech

TwitterとFacebookのアカウントを削除してみました。

なぜTwitterアカウントを消すのか?

Twitterについては特にSNSストレスみたいなものを感じていたわけではありません。ただ、以前の記事でもちょっと書いたように「今時Twitterはダサいかな」と急に思いついてしまったのでした。

Twitterサービス開始当時ブログでつながっていた方がアカウントの取得が早かったこともあり、2006年からTwitterのアカウントを取って使っていたと思います。スマホ登場以前でしたから、「何に使うんだろうね」って感じでした。すぐに携帯電話から投稿できるようになりましたが。

当初は「マイクロブログ」なんて言い方をされていましたから、あんまりSNS的な捉え方をしてなかったと思います。そもそも日本で使ってるユーザーも限られていましたから。

ふと気がつくと、なんか芸能人もみんなアカウント持って呟きまくっていたり、挙句にツイート内容がニュース記事になったり。「なんか違う感」が高まってきて、「ダサいな」と思うようになりました。

ネットでもほぼボッチの私はSNS的な使い方をしようにも、そんなに友達なんて多くありません。使い方はブログの告知と本当の独り言。ブログの告知はTwitterからの流入なんてほとんどありませんから、意味はありません。独り言なんて人に聞かせるもんじゃないですしね。

(2016-12-25 追記)
Twitterを使えないこと自身は問題ないのですが、連携しているサービスの認証が面倒になったのでまたアカウントを取得しました。
以前のアカウントはTwitter開設直後に取得したのでわかりやすいものでしたが、早速誰かが使っていました。

なぜFacebookアカウントを消すのか?

そもそもFacebookが嫌いです。

Facebookを実は日本ユーザーがほとんどいない頃から使っていました。海外の知り合いと簡単に繋がれましたから。

ただ、日本でサービスが始まり、その存在感が大きくなるにつれて使いづらくなりました。まさにSNSストレスの塊です。

まず会社の同僚や上司、部下から友達登録がある、親戚とも繋がる。これは結構なストレスです。書き込みも考えてしまいます。そして、勝手につながりやら発言の内容からどんどん新しいつながりを提案してくれるというお節介まで焼いてくれます。

そしてそこに煩わしい広告がどっさりと表示されているのです。

Twitterを消すのは良いタイミングなので、一緒に削除してしまいました。

注意点は、Facebookでは「アカウントの利用解除」と「アカウントの削除」は違います。「アカウントの利用解除」ではアカウント情報は残った状態になり、再開可能です。完全にアカウント情報を削除するには「アカウントの削除」が必要です。

SNSを削除すると困るのか?

Facebookは全く利用していなかったので、今の所全く影響はありません。ただ、同窓生などと繋がっている場でもあったので、連絡を取りたいと思った時困るかもしれません。

Twitterはなにがしかその場で思ったことを書き留めたい欲求は感じます。私は、DAY ONEというJournalアプリをiPhoneでもMacでも使っており、iCloud経由で同期できるので、これで今の所十分です。

あぁ、ついでにElloのアカウントも削除しました。

App.netのアカウントは今の所生かしているので、今の所こちらへの呟きは継続してやっていきます。

なんか大して困りませんね。

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RUBBER TRAMP

カテゴリー:  Dining  タグ:  foods and drink

以前週末の夕方に散歩していた時に見つけた店に、一昨日寄ってみました。

港の駐車場に

今年の春に千葉港にできた「ケーズハーバー」という旅客船の待合ターミナルができました。

旅客船といっても大した運行があるわけではないので、待合ターミナルと言いながら、オシャレなお店が入った港の新しいスポットって感じです。

休日の夕方にケーズハーバーの周りを散歩していたのですが、その駐車場に移動車両でピザと飲み物を出しているお店を見つけました。その日はバンドが入るらしくリハーサルをやっていました。

RUBBER TRAMP

「平日にやってるのかな」と思いつつ、通勤帰りに大幅に寄り道して行ってみました。

休日に比べると席数も減らしているしバンドも入っていませんでしたが、「ポツン」という感じで営業されていました。

RUBBER TRAMP」という名前にフードトラックらしいです。千葉駅で付近で昔から有名な老舗ピザ屋「I LOVE PIZZA」とコラボした企画らしいです。移動店舗なので、週末は都内に出てしまったりするようなので注意が必要ですね。

木曜日だったので、客は誰もおらずスタッフさんが二人Macでネットをやりながら営業されていました。まぁ、港の先なのでここより奥には大きな港公園とマンションが一棟あるだけですから、そもそも人通りがないんで平日だとこんなもんなんでしょう。

イタリアン・ソーセージのピザとハイネンケン、赤ワインのグラスをいただきました。

港といってもケーズハーバーで海が見えるわけではありません。駐車場の向こうに京葉線と千葉港の街が広がっているのが見えているだけです。

でも、秋の夜長に公園から鈴虫の声と波の音を聞きながら、心地よい風に当たり街の明かりを眺めながら、ボーッとしてる時間はなんかよかったです。

ちなみに、RUBBER TRAMPは「ゴムの放浪者」という意味らしいです。

関連リンク

Twitter、ダサいからアカウント消そうと思ったら

カテゴリー:  Tech  タグ:  web/tech

障害が起きているようで、ログインすらできませんでした。

Twitter 障害

(追記 2016-10-23)
先日のダウンはDOS攻撃だったんだな。

Karabiner-elementsにUIがついた

カテゴリー:  Tech  タグ:  software

SierraでKarabinerが動作しないので困っている人が意外に多いのは、先日「⌘英かな」の紹介記事に書いた通りですが、本家のKarabinerの方も開発が進んでいるようです。

先日試しにインストールした時は、本体のキーボードが日本語でBluetoothで英語キーボードを使ってる環境に導入したためか、キーアサインがめちゃめちゃになってすぐにアンインストールしてしまいました。

そもそもその時のバージョンは、エディタでJSONファイルを更新して設定を行うというものでなかなか使用に耐えませんでした。

今回のバージョンアップで設定画面のUIがついて普通にキーのカスタマイズができるようになっていました。

Karabiner-elements設定画面

まぁ、私が使えるかなと思うのは、左右のコマンドキー(⌘)に「英数」と「かな」を設定するくらいです。

簡単に設定できてなかなか便利と思ったのもつかの間、この設定では「⌘英かな」のように通常はコマンドキーとして働き単体で押下した時だけ「英数」「かな」になるという事にならず、常に「英数」「かな」となってしまいコマンドキーがなくなってしまいました。

きっと設定の方法があるのだと思いますが、そもそも必要性を感じてないのでそれを調べる気力が起こらず、またもや速攻でアンインストールとなりました。