以前にも書いたWebベースのMarkdownのドキュメント作成サービスのDraftですが、あんまり使ってないなと思いSubscribeを止めようと昨日思い立ちました。ところが、間違って 年間Subscribe してしまったのです。
仕方ないので1年間はもっと積極的に使っていこうと思います。いくつか追加になっている機能もあるので、これぞ便利と思う機能を整理してみました。
クラウドサービスとの連携
編集する文書を Dropbox, Evernote, Box, Google Driveなどのサービスからインポートできます。しかも、インポート後にDraftで行った編集は自動的にインポート元にも反映されます。
たとえば、電車の中でiPhoneでEvernoteを使ってブログ記事の編集を始めたとします。家に帰ってDraftにインポートして書き上げてブログにポストします。書き上げた記事はEvernoteにも完全に同期されていると言うことです。
バージョン管理機能
Draft上の記事は完全にバージョン管理がなされています。
いつでも何世代前の状態に戻ることも、一部マージすることも可能です。
Markdown Mode
一般的なMarkdownモードをサポートしていますが、いくつかの拡張がなされています。
脚注を入れることも可能です。
執筆中に「あとでこの部分を見直そう」ということがあります。そんな場合プログラミングでよくやるようにToDoコメントを入れることができます。
通常のコメントも入れることができます。誰がどの部分に対してコメントをいれたかわかるようになっており、コメントに対して返信を行うこともできます。共同執筆の際には、校正に使えそうな便利な機能です。
また、通常のMarkdownではTabは無視されますが、DraftではBlockquoteを使ったインデントに用いることができます。
そして表もサポートされました。 テキストで表を作っておくと、
表を描くようなHTMLを生成してくれます。
ベンダー |
OS |
Apple |
iOS |
Google |
|
Android |
フォルダ
いつの間にやらフォルダがサポートされておりました。これで書いた文書をフォルダに整理することができるようになっています。わたしは執筆中のドラフトはinboxに入れておき、脱稿したら月別のフォルダなどの移動させるという使い方をしています。
パブリッシュ/エクスポート
Draftでは書いた文書をブログなどにパブリッシュすることが可能です。現在サポートされているパブリッシュ先は以下の通りです。
ちょっと微妙なのが、MarkdownがHTMLに変換されずにそのまま書き出される仕様だったりするので、今一つ使い勝手が悪いです。わたしが使っているPostHavenはAPIを公開していないので、当然ですがサポートされていません。今のところ、わたしはHTMLにエクスポートしてそれをPostHavenにポストするようにしています2。
エクスポートとしては、テキストそのまま(Markdownもそのまま出力されます)、HTML、PDF、Kindle(.Mobi)、EPUB、Word、Google Docs と幅広くサポートされているので、執筆ツールとしては申し分ないです。
PostHavenに直接ポストすることができないので、Draftの作者の方にメールへのエクスポートをお願いしたところ検討いただけるとのことでした。
まとめ
まだまだ書き足りませんが、いやぁ、こうやってみると、なかなか便利なサービスではありませんか。しばらくBlogの記事はこちらで執筆してポストすることにしました。今回は画像もDraftで処理したので画像のポスト場所がDraft側になってしまっています。ちょっとこの辺は運用を考えなければなりません。