Complyが想像以上にすごい、ほんとにイヤフォンが生まれ変わった

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Monster Cable Beats by dr. dre "Tour" など買ってしまって、ちょっとイヤフォンには 贅沢をしている今日この頃です。

ヘッドフォンを買ったのも実は元々はスペインで Apple In-Ear Headphoneのチップを失 くしてしまったがきっかけでした。そして、すっかり忘れていましたが、失くしたとき 「Comply行っとく?」的な適当なノリでオーダーを掛けていたのをすっかり忘れていまし た。今日届いたのでした。

Comply

In-Ear Headphone専用のチップがあるのですが日本のAmazonなど通販を探してもなかった ので、ついUSのComplyのサイトからオーダーを掛けたら本体は少し安いのですが送料で 3,000円以上になってしまいました。あとでみたら日本のComplyのサイトで売ってました orz

まずは装着です。
ヘッドフォンを差し込む中心の穴にプラスチックっぽい管が入っているのですが、差し込 む際にねじ込むように入れないとなかなか入りません。低反発チップだけあって、びっく りするくらい形がつぶれてしまいます。心配になりましたが、5分もすると元の形に戻っ ています。写真は装着したところです。

In-Ear Headphoneのシリコンのチップでもわたし的にはかなり装着感はよく外れることも ありませんでしたが、確かにComplyのほうがしっかり耳にはまります。Complyのチップは 表面がいわゆるスポンジっぽく抵抗になっていること、それにシリコンの30倍柔らかいと いう低反発のポリウレタンなのでぐっと押し込むと耳にフィットした形になってくれるこ とが大きいでしょう。確かに、汗とかでも影響なさそうだし、長時間つけていてもほとん ど苦になりません。

で、音質ほうはどうか?
これが驚くほどの変化です。In-Ear HeadphoneはBA型として素直な音質で高域から低域ま で伸びのある繊細な音を再現します。ただ低音がどうしても弱く感じるので、ヴォーカル やストリングス中心のクラシックの音楽はよいのですが今時の音楽だとちょっと物足りな い面がありました。

このComplyのチップを装着すると、驚くほど低音が豊かになります。これは「同じイヤフォ ン?」と疑いたくなるほどヒップホップな曲でもズンズン来ます。まず耳へのフィット度 が段違いなので、チップを通して全体で音が伝わるからでしょうか? また、聞き比べる と、伸びのある高音だと思っていた元の音もComplyを装着したほうが落ち着いて豊かな高 音になります。また、遮音性も格段にあがるので、周りの雑音も気にならなくなります。

今までイヤフォンのスポンジごときに何千円も払うなんて「頭おかしくない?」と思って いたのですが、こんなに劇的に変わるならもっと早くやっておけばよかったと思います。 もちろんイヤフォンとの相性もあるでしょう。

実は、Monster Cable Beats by dr. dre "Tour" ですが音は満足なのですが、チップが合っ ていないのか若干耳から外れやすくて困っていました。Monster Cable Beats by dr. dre "Tour"の場合、元々低音はしっかり出ていますので、Complyを装着すると高音がだめに なったという意見もありますが、

「ぽちっ」

Amazon Cloud Drive

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華々しくAmazon Cloud Playerがリリースされたの同時にAmazon Cloud Driveがリリース されました。

Amazonのアカウントでログインでき、無料で5GBのスペースがついています。PCからはブ ラウザでアクセスすることもできますし、専用アプリをインストールしてアクセスするこ ともできます。

ブラウザで開いた場合は、DropboxのWebインターフェースそっくりで機能的にもほぼ同等 です。予め、ドキュメント、ビデオ、写真などのフォルダが切られています。ファイルの アップロード、ダウンロード、移動、コピー、削除、フォルダの作成、削除などが可能で す。写真や動画の場合はWeb上で閲覧も可能です。

ここまではDropboxと似たような感じですが、専用アプリをPCにインストールしてもファ イルの同期などは行われません。単にアップロードを ブラウザを立ち上げることなく、 Drag & Drop で出来るようになるという程度です。

一見不便なようですが、そもそもDropboxなどとはコンセプトが異なるのでしょう。 Dropboxはまさに作業中のファイルをクラウド上で同期してどこでも作業できる環境を提 供します。ところが、おそらくAmazon Cloud Driveで想定しているのは、ビデオなどファ イルサイズがサイズが大きくローカルで保持しにくいものや、使用頻度が低いファイルな どではないでしょうか? このようにファイルでは選択してアップロードするほうが都合 がよいし、ローカルを削除してもクラウド上は保持されるこの仕組みの方が理にかなって います。

価格もそのような使い方を反映しているようです。

20GBで年間800円から始めることができます。Dropboxと比較すると、100GBでDropboxが年 間約1万円($99)なのに対して、Amazon Cloud Driveは同じ容量だと年間4000円です。 Dropboxのような機能であれば年間1万円でも使いたいと思う人もいると思いますが、 Cloud Driveの方は使い方が制限されている分価格もかなり押さえられており提供する価 値と比較するとReasonableだと思います。

また、現時点ではiOSのアプリは提供されていないため、モバイルでの使用もちょっと厳 しそうです。

個人的にはAmazon S3を直接JungleDiskでDocumentフォルダ(約2GB)のバックアップに使 用していてが、これだと月50円程度ですが、Logicの音楽データがサイズが大きくバック アップに含めていません。これを含めると20GB程度になります。20GB程度のデータをS3に おさめておくと、月額200円くらいになりそうです。年間 2400円になりますから、これな らばAmazon Cloud Drive経由で使用した方が安いことになります。ただし、Amazon Cloud Driveはマウントできる訳ではないのでバックアップは手動になってしまうところが難点 ですが、過去に作成した音楽データを更新することはほとんどないのでしばらくこれで運 用してみようと思います

Monster Cable Beats by dr. dre Tour

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Monster Cableのイヤフォン

スペイン出張からの帰りトランジットのヒースローで衝動買いしてしまった Monster Cableのイヤフォン。

Dr. Dreが監修ということでどちらかというとやっぱり低音重視です。

いままで埋もれていたバスドラやベース、ピアノのベースラインがしっかりと重みを持っ て響いてきます。ずっと AppleのBA型のインイヤーヘッドフォンを使っていてダイナミッ ク型で低音を妙に強調したイヤフォンは苦手だったんですが、この聞こえ方は癖になりま すね。強調されているのに不自然な感じがしません。

これは意外に高音や中音域もしっかり出ていて、全体的には極端な低音志向ではないのだ と思います。女性ボーカルのしっとりした曲だと若干ボーカルを遠く感じたり、クラシッ クなどだとストリングスの響きがやっぱりこもって感じたりしますが、これはBA型と聞き 比べた場合にわかることで、ダイナミック型としてはバランスよく音が出ていると思いま す。その上で低音をしっかりと作り込んであります。

所詮通勤で聞いたりすることがほとんどですから、原音に忠実なBA型もよいのですが音を 楽しむためにこういったアレンジがされたイヤフォンもありだと思います。きしめん型の ケーブルや見た目から「ものすごい音がするんでは?」と期待しますが、まぁ値段並みに よい音だと思います。

iPhoneのコントロールが出来るバージョンだったので、いままでの使い勝手をあまり変え なくすみます。ただし、コントローラー部の作りはちょっと安っぽいです。きしめんケー ブルは確かに絡まないのでよいのですが、その分重量があるので、耳のイヤフォンがその 重みで私の場合はずれることがあります。 イヤピースの遮音性は高く、ケーブルのタッチノイズもほとんどしません。ピースは何種 類かついています。わたしはデフォルトのもので大丈夫なのですが、ケーブルの重みで外 れがちなので、Complyのピースに変えようと思っています。

さて、いままで色々書いてきたが、実は衝動買いしたのは、「ウォーカー」という映画で 主人公がつけていたから。冒頭、黒人の主人公が敵をバサバサ斬り殺していく、モノクロっ ぽく彩度を落としたシーンの中でこのイヤフォンの赤だけがトーンで目立っていてかっこ 良かったんです。もう、惚れました、ハイ。

Folding Text

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愛用しているMac OS X上のテキストエディタ WriteRoomはフルスクリーンを以前からサポートしたシンプルなエディタで人気でしたが、フルスクリーンをOS X自体がサポートしWriteRoomもそれに準拠したことで大きなアドバンテージではなくなり、その後Markdown記法をサポートした多くのエディタが安価に登場したことで、若干存在が薄れていました。

一方タスク管理をサポートしたTaskPaperはEmacsのOrg-Modeなどに似た強力なツールで、それをシンプルなテキストフォーマットで実現していしまう当たりが作者であるJesseのセンスの良さです。タスク管理だけでなく、アウトラインプロセッサーとして利用していた方も多いと思いますが、基本はタスク管理なんでエディタとしてみると余計な機能や欲しい機能がなかったり一長一短でした。

そこでJesseが作り上げたのが、FoldingText です。

FoldingText はまさに両者のいいとこ取りで、WriteRoomの完全な後継に出来るでしょう。記法はTaskPaperに準じた独自のものですが、HTMLに落とせるのでMarkdown記法でないからとがっかりする事はありません。ブログの記事にも利用できます。

以下は、FoldingText で新しいテキストファイルを開いたときの画面にちょっと修正を加えたものです。 サンプル的にテキストを入れておいてくれているのですね。 これを見るとわかりますが、# で章や節を、 -で箇条書きを書く事ができます。# は連続してタイプすると章から節という具合にレベルが変わります。-はタブやスペースでインデントすることでネストすることができます。

最初 # 記号でレベルを下げて行ったとき、テキストがインデントしないんで「ダセーっ」って思ってしまったんですが、こうして見てみるとテキストをインデントするより #記号を整列させて示したほうが文章のレベルがわかりやすいことに気づきます。やっぱり、こういうところがセンスいいんですよね。

そしてその名の通り、この#で設定した章や節などのレベルごとに文章を折り畳んだり、開いたり、フォーカスしている部分だけ表示したりすることができます。これは本当に便利で、長い文章を書いているとき色んなものが目に入ってしまうより、書いている文章だけを表示してくれることで驚くほど集中することができます。

Jesseらしい簡潔にして高機能と言う他のアプリも見習うべきエディタです。 TaskPaperはまだ継続して開発されるでしょうが、WriteRoomはこちらに移行すると思います。さ、買いましょう。

Journal of Espanol - In The End

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さて、無事最終日も昨日終わり(金曜は実はこちらのBank Holidayでお休みだったこ とは日本には内緒だ)、おそらく認定も通ったようだ。PCがぶっ壊れて実習もできな い状態でよくもまぁ終えられたもんだ。

最後に皆で写真を取りました。

セゴビアに遊びに行ったメンバーはとても仲良くなったし、前日に夕食会をはじめて 開いて2次会まで残って3時まで飲み歩いたマリアをはじめスペインメンバーとも結構 親睦を深める事ができました。

世界でもまだそんなに技術者が多くないエリアなので、Linkedinに登録したり コミュニティー作ったりして繋がっていようねと固く誓い合いました。 特に中央ヨーロッパのメンバーが中心で技術者がいないと嘆いていたので 「是非とも呼んでくれ」とお願いしておいたり。。。

今回はホテルが一人だけ郊外だったのでほとんどウィークデーは遊びに行けず、 なんだか急に寒くなったので体調まで壊してさんざんでしたが、仕事の方と 週末はよかったのでヨシとしよう。

Hotel Novotelにて

Journal of Espanol - Toledo

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トレドに行ってきました。

もう、さすが世界遺産です。圧巻です。

タホ川が輪のようになっている深い溪谷にそびえる高台に街が作られています。

昔は防衛のためには絶好の地形だったのでしょう。紀元前200年頃にはこのような街に なっていて、ローマの支配下に入ったそうです。その後西ゴート王国、モーロ人の支配、 カスティーリャ王国と時代と共に支配は変わりますが長年城塞都市として栄えており、 川のない側の城壁は修復を重ねてずっと残ったようです。

ヒサグラの旧門から入って歩いて行くと古いものと比較的新しい城壁が複雑に入り 組んでいるのがわかります。当時はさぞ立派な街だったのだろうと思います。 1561年にフェリペ2世がマドリッドに遷都。国同士の関係が安定してきて、 城塞都市の必要性が薄れたということでしょう。

そのまま街が冬眠してたかのような雰囲気を感じることができます。

カテドラルをはじめとして見事な教会や城が街にそびえ立っていますが、 至る所で2000年に及ぶ歴史の中でユダヤ教、キリスト教、イスラム教の文化が 複雑に混じり合い、また時代の移り変わりに伴う様式の変化も混じって、 街全体が他では見られない空気をまとっています。

防衛のためか、街並みは複雑に入り組んでいて、5分歩くと確実に迷います。 ただ街は城壁か川に囲まれているので、歩いていればいつかは街の端に着きます。 勇気を持って迷ってみましょう。思わぬカフェやバルに出くわすかも。

二日目、タホ川の外に出てぐるっと街の外を川に沿って歩いて見ました。苦行です、ちょっ とした山に登った感じ。けれど、街の南側にパラドールという四つ星ホテルがあり、ここ のカフェからトレドの街を一望できます。夜景だともっと美しかっただろうと思います。 溪谷を見下ろしながら歩いていると、細かく入り組んだ街並みと巨石でできた崖を交互に 見ることに。こういったおおっざっぱな景観をあまり見たことのがないせいか、あまりの 巨大さに眩暈がしました。

今回はゆったり一泊二日目の旅でした。トレドだけゆっくり見るような贅沢な旅はもうな かなかできないだろな。

Toledoの写真

ac-safe citysafeバッグ

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スペインはスリや引ったくりが多い、と何度も周りから聞かされた。

普段なら聞き流すが、先日ロンドンでもちょっと危ない目にあったので真面目に対応しようと思って買ったカバンがコレ。PAC-safeという香港かどこかのメーカーだと思う。9/11のテロ以来安全面を売りに伸びてきたメーカーだったかな。安全チェックのためトランクに鍵ができないとかなったが、ここのメーカーの鍵はチェックする空港の保安官だけが開くことができる特殊な鍵で結構売れたはずだ。

そのメーカーが作ったカバンだ。一見真っ黒でロゴもはっきり見えないし、デザイン上もなんだか野暮ったい。それこそが狙いで、目につかないデザインと色が選ばれていて、ロゴも目立たないようにあしらってある。犯罪者の目を引かないための工夫だ。

まず、見た目は普通の布地のカバンだが、実は布地の中にはステンレスのネットが仕込んである。よくカッターでカバンを切られて中身を抜かれるというのがあるらしいが、ステンレスは切れまい。肩掛けのベルトにもステンレスが仕込んであるあるので、これも切れない。

メインはファスナー式だが、ファスナーを閉めた時一方のフックにロックすることが出来る。こうすると、フックを外さない限りファスナーは動かないので、気づかれずに開くことはまず不可能だ。人混みとかで注意をそらして、カバンを開いて財布などを抜いて行くようなスリでもこれは開けまい。

そして、肩掛けのベルトはフックで脱着出来るのだけど、フックにロックが仕込んである。時間を掛ければ直ぐに解けるが、初めて見る人はかなりまごつくだろう。これは大変便利で、移動時スーツケースのハンドルに通してしまったり、レストランで椅子やテーブルの足に簡単に巻きつけることができる。かつ、ロックがあるので他人は簡単に外せない。置き引きとかに効果絶大だ。

次にスキミング対応。
内部にRFID Safeと呼ばれる外部からのICカードの読み取りを防止する技術を使ったポケットがある。クレジットカードやパスポートを持ち歩かないければならない時はここに入れておくと安心。

その他、外側のポケットを極力廃し内部に整理出来るポケットが用意されていたり、そこにも落としたり抜かれたりするのを防ぐためフックやOリングに引っ掛けられるようになている。サブポケットもファスナーが体側に来るように考えらている。

日本では3つのサイズが売っているが、わたしは中位のヤツを購入。MacBook Airだけならこれで十分通勤に使えるし、観光にも目立たず、大事な荷物を安心して携帯できる。予想以上によい商品だった。

Journal of Espanol - Segovia : ローマ水道橋と牛追い

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ロシア人のゾラン、チェコ人のヤコブ、インド人のスミとその従兄弟と、セゴビアに行っ てきました。元々セゴビアには一人で行くつもりだったんですが、マリアに「もう闘牛見 れないの?」って聞いたら、この季節唯一牛追いがあるのがセゴビアの近くの村というこ とでみんなで行く事になりました。レンタカーを借りたのですが、インド人がGPS をケチるものだから大変でした。

まずはセゴビアに入って観光です。

ローマ水道橋は思っていたよりも壮大でした。これが漆喰とかなしで石を積み上げるだけ で出来ているとはね。ローマ時代から19世紀まで現役で使われていて、今でも水道管を通 してつかってるのかな。夕暮れに夕日とライトに浮かぶ橋は幻想的でした。

カテドラルも壮大な大聖堂です。

18世紀に出来たらしいけれど、ゴシック調で威圧感があります。中は金ぴかで奈良の大仏 を思い出しました。

そしてアルカサル。

想像してた中世のお城そのまんまです。12世紀ごろに出来たらしい ですが、川に挟まれた山の上に築かれていてまさに難攻不落という感じ。塔にも上ったの ですが、157段の階段があって、途中で後悔しました。

そして夕食はマリアおすすめのCasa Duque。 セゴビアは豚の丸焼きが有名な郷土料理な のですが、そこでのおすすめのレストランらしいです。ちょっと量が不明だったのでとり あえず5人で一頭お願いしました。豚と言っても生後2ヶ月以内で乳しか飲んでない子豚 です。4キロくらいでしょうか。パンを付けてくれたのですが、丁度いい感じです。表面 はカリカリに焼いてあるのですが、中はジューシー。もと油っぽいものを想像してたんで すが、鳥のもも肉みたいな感じです。これは酒が進みます。

食事の後はいよいよ牛追いです。 車でAguilafuenteという街まで移動します。街に入ったら子供達がたむろしてたので、ど こで何時から始まるか聞いたんですが、もう大騒ぎです。牛追いで盛り上がっているとこ ろに、インド人、日本人を含む外人達が田舎の村に現れたので、テンションが皆上がりっ 放しです。一人だけ女の子できちんと英語が話せる子がいて教えてくれました。

12時スタートでその子達が居た広場からスタートで500mくらい離れた闘牛場までという事 でした。気温が下がる中、「当然走るでしょ!」って感じで待っていると、ブルトーザー が牛の入った箱を運んできました。暴れてます。

いよいよ牛が放たれました。 テレビで見るような牛追いと違って一頭なので完全に油断していました。走り去って終わ りならなんとか一回身をかわせば大丈夫だくらいに思ってたんです。

ところが、牛なだけにそう予定通りには行かず、というより村人達は広場で闘牛まがいの ことをして牛を挑発しているので、牛も暴れ回っています。周りは柵で囲われているので 逃げ場がないので、なんとか走り回り柱を利用して逃げ通しました。

一安心、と思ったところに、なんと走り去ったはずの牛がまた戻ってきました。「聞いて ないよ! 戻って来るなんて」って感じで完全にパニックです。牛が戻って来ると、みん な逃げ惑い、また追い立てというのを延々と続けます。そうこうしている内に闘牛場に追 いこんで、みんなでまた牛の挑発を始めます。地元に人たちは、自分のジャケットを使っ て闘牛士まがいのことをしています。バカだ。

最後は囲いの中に追い込んでおしまいです。本当の闘牛のように残酷に殺したりしないの でほっとしました。

時間は3時。今度は村の広場でミニコンサートが開かれます。 英語で時間を教えてくれた子がまたやって来て、一緒にコンサートで盛り上り、お礼にコー ラとポテトをおごってしばらくお話して帰ってきました。日本でやったら完全にロリコン 親父であらぬ疑いをかけられて逮捕ってとこでしょうか。

明け方にマドリッドに戻って来て、そのまま気絶しました。

アルバム

Journal of Espanol - Madrid : Real Madrid Stadium

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金曜日の今日は母国の仕事がある人もいるので一旦14時頃解散。

わたしのPCは完全に壊れてしまったので、他の人の面倒を見ながら2時間ほど残って、 16時くらいに「昼飯食いに行こうぜ」ということになった。

ロシア人のゾランとインド人のスミがノリノリで、チェコ人のヤコブと一緒にレアルマドリッドのスタジアムを見に行くことに。

なんかストをやってるらしいのと、金曜でMadridから脱出する人ですごいラッシュの中、バスで一時間くらい掛けて行きましたよ。ランチも食べずに。

さすがに立派なスタジアムでちょっとテンションが上がりました。

スタジアムが見下ろせるレストランで食事しようとしたら、ずっと店員が電話してて出てこない。散々スタジアムの写真を撮って出てきました。

もちろん試合はやってないんですが、中に入れるらしいというので走ってチケット売り場に行ったら、何と19€!! 誰がもぬけの殻のスタジアムの見学に2千円も払うねん! と全員テンションが下がり、近くのレストランでものすごーく遅いランチを取って帰ってきましたとさ,,,

Journal of Espanol - Madrid : 2nd week

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今回はオフィスもホテルもマドリッドの中心から外れているので、平日はほとんどオフィ スとホテルの往復。週末にかなり歩くがホテルの近くに巨大スーパーとレストランを見つ けたので、ホテルのレストラン呪縛から脱することが出来ている。

書くことがないので仕事の話でも。

今回は昨年うちの会社買収した会社のソリューションのナレッジトランスファーで、この 開発者向けの内容。開発環境がブラウザなので、まぁクソみたいに脆弱でわたしのPCでは 一部うごかないので「帰っちゃうぞ」と脅して仕方がないので講師のPCを取り上げて作業 をしている。

参加者が面白いので紹介を。

まずポーランド人にピヨトール。こいつは一番若くて30歳前後。飲み込みが1番早く て、 大体課題が出るとわたしかこいつかどちらかが最初に終わる(実はわたしは出来るのだ よ)。酒飲みでしゃべりで技術的にも確かっぽいが人間としてふざけている。しかもいい 男だ。気質的には一番合いそうで、よく話しかけらられるのだが、そうなると毎晩飲みに 行くことになる。ホテルが遠いので長期戦になること必須。で、ちょっと今は距離を置い ている。

ロシア人のゾラン。こいつはPMなので結構技術面は弱く、脱落しつつある。が、わた しの 想像にある絵に描いたようなロシア人で少々のことは「ハラショー」とか言って笑い飛ば しそう。巨体を揺らしながら「俺またわかんねぇーよ」と豪快に笑ってると全てを許せる 気になる。こいつとも酒を飲むとトンデモナイことになる。いや、なった。

地元のマネジャーのマリア。いい歳だが昔は美人だったんだろうなと感じさせる雰囲 気が ある。陽気で、サポートが必要だと「F1、F1」(Windowsでヘルプキー)と叫けんで、ピ ヨトールを呼ぶ。男前でできるからお気に入りなのだ。最近奴が迷惑そうなのでわたしに お鉢が回ってくることがある。ペラペラ話してくれてるんだけど結構訛っててきつい。雰 囲気はわたしが新人の頃のマネージャーにそっくりなので、憎めない。いい歳だが、技術 系なんで、バックグランドも含めて一番話が合う。

キー、香港出身の中国系イギリス人。こいつはゾランに輪をかけてわかってない。も う引 退間際っぽい感じだけど、元気は有り余ってる感じ。「トシ!」といつも呼びつけられて、 「これ、どうやるんだ」って説明をさせられる。また、内容が本読めよってレベルだった りするが気のいいおっちゃんだ。

あと名前がわからないんだが、スペインでプロジェクトがつかなくて困ってるおじさん 。 こいつもいい歳なんだが、かなりヤバい。年代的に仕方ないのかもしれないが、本人が意 識しないままかなりの差別発言連発である。キーに対して「君の国は、世界で一番不法滞 在者が多い国だから、警察には気をつけろ」とか、昔スペイン領だったアフリカだかなん だかの話でも、「ブラックが流暢にスペイン語を話すから違和感があるとか」。コイツが そういう暴走をし出すと、マリアは恐るべき自然さで場を離れて行く。見ら習いたいもの である。

番外編でホテルのスタッフ。

これもマリア。新人なのかわからないが、いつもおどおどしている。初日にバーでビー ル を頼んだら、よくわからないが、わたしが結局ビールをサーバーから注ぐハメに。指差し 会話帳を一番使っているのはコイツとである。最近はレストランとかバーで対処に困った 感じだと大体目があって「???」的な信号を送られる。そして大抵わたしは何かを指差 して指示を出す。

あと2週間半、がんばろう。