「全商品送料無料」廃止からに思うAmazon の未来

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5年以上に及んだ「全商品送料無料」を、Amazonが廃止されました。

わたしはプライム会員なので関係ありませんが、同じような経緯を辿った米国の現在の状況を見ていると将来に危惧を覚えます。

米国の状況を合わせて見てみましょう。

「全商品送料無料」サービスとは

「全商品送料無料」は当初は期間限定キャンペーンとして始まりました。

当時楽天ブックスとの競争が激化していた状況にあり、楽天ブックスの送料無料キャンペーンに対抗したもので2009年9月から書籍の送料を無料化しました。

その後、書籍だけなく全商品にキャンペーンが拡大され、一方でキャンペーンの終了期間も「未定」のまま定常化していました。そして、2010年11月から通常サービスとして送料が無料化します。

その後、低額商品についてはコストの問題から一定額以上の「あわせ買い」を必須にするなどの対応がありましたが、今年まで「送料無料」が続けられていました。

その5年以上続いた「全商品送料無料」が今回廃止され、2,000円未満の商品については350円の送料が必要となりました。

Amazonプライムの異常な優遇

一方で、年会費3,900円を支払ってAmazonプライム会員になれば、今後も送料は無料のままです。

年会費は必要ですが、送料350円とすると12回、つまり月に一回買い物するならば十分ペイする額です。また、「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」などの便利なサービスも利用できます。

特に最近はプライム会員への取り込みに力を入れているらしく、ざっと思いつくだけでも以下のような特典やサービスが増えてきました。

  • プライム・ビデオ:一部の動画が見放題。
  • プライム・ミュージック:一部の楽曲が聞き放題
  • Kindleオーナーズライブラリー:毎月1冊無料で読める
  • Amazonパントリー:食品や日用品など大量の商品を一箱あたり290円の手数料で届けてくれる
  • Amazon定期おトク便 おまとめ割引:日用品などを定期購入にすることができ大幅な割引が適用される
  • プライム・フォト:クラウド上に容量無制限な画像用ストレージを利用できる

また、タイムセールも会員は通常ユーザーより早く参加できる特典もあります。

もう、これはプライム会員にならない理由はありません。

一抹の不安

米国では早くからプライム会員サービスの充実が始まっていました。

会員への取り込みによりAmazonへの定着を図るというのが狙いだった様です。会員になると充実したサービスを受けることができますから、会員数も増えていた様です。

一方で、プライム年会費は年々引き上げられていきました。 50ドルから始まり、今や99です。日本の年会費は前述の通り3900円なので、2倍以上の開きがあります。

これを見ると、将来引き上げられるんだろうという予測は立ちます。

その時までは特典を享受しようと思いますが、値上げされる将来乗り換えことが可能な代替サービスが残っているのか? 不安です。

Google Cloud Printの設定で手間取る

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家族がGoogle Appsをメインで使っておりGmailなどはAirPrintで印刷できないため、Google Cloud Printの設定が必要となりました。

手間取ったので書き残しておきます。

Google アカウントの取得

Google Cloud Printを設定するには、Google のアカウントが必要です。

多分、Google DriveにデータがPDFなどで書き出され、それをプリンターがチェックしていて印刷されるという仕組みだからだと思います。

設定できるのは一つなので、ここは私のアカウントを使うことにしました。

ルーターの設定変更

これは環境によりますが、多くの方は自宅にルーターを置いてインターネットに接続しているはずです。ほとんどのルーターでは外部からルーターの内側に向けての通信を制限しているはずです。

Goole Cloud Printでは、印刷要求があることをプリンターにXMPPで通知するようです。よって、外部からプリンターへ向けて、XMPP(ポート番号 5222)を通すように設定する必要があります。

プリンターのセットアップ

ブラザーのHL-L2365DWの場合、Google Cloud Printをサポートしています。ただし、設定が必要となっています。

まず、PCなどからブラウザにアクセスします。自宅にルーターがあるなら、ルーターの内側のIPアドレスは 192.168.0.5 のようになっているはずです。毎回IPアドレスが変わるのが面倒であれば、プリンターへの設定で手動で固定のIPアドレスを振ってしまいましょう。我が家では 192.168.0.101をアサインしました。

このアドレスをブラウザのアドレス欄に入力すると、プリンターの設定画面が起動します。

Google Cloud Printの「詳細設定」を開き設定ボタンを押すと、Googleへの認証画面が開きます。そこでプリンターを登録しましょう。

これで、プリンターの登録は完了です。

家族への共有

あとはGoogleにログインして、必要な家族にプリンターを共有設定しましょう。

これで、家族みんなからGoogle Cloud Printを利用することができます。

間違えて IBMに入社して退職した人の記事を読んで

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日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、IBM)に入社して10ヶ月で退職した若者のブログ記事を見つけました。

今のご時世をなんとなく反映しているのか、象徴的な記事だなと思いました。

退職までの顛末

問題の記事は、「間違えて大企業入っちゃったので10ヶ月で辞めました。IBM月速退職記。」です。

この方、『たまご戦争』なるアニメーション製作のための仲間づくりために就活を始めます。

当初はベンチャー企業のクリエイティブなデザイナー職を受けていたようです。しかし、うまくいかずそのうちにプログラマーなども受けていたようです。

その後、大手企業も受け続け最終的にIBMに就職が決まったようです。

世界のITカンパニー! ひゃっほぃ! IBMは社内にLGBTグループがある!
先進的! 初任給28万ひゃっほい!
金貯めてとっととアニメーションスタジオ作るべ!
IBMは週休3日制がある。
これでSEとアニメーションを両立だ!
経歴がIBM Japanなら海外で何かを始めようとした時も栄えるだろう!

間違えて大企業入っちゃったので10ヶ月で辞めました。IBM月速退職記。 - かずかずのたまご

まぁ、こんなことが通るわけはなく、その後自分の思いと会社の実態のギャップに悩み始めます。

IT分野でやりたかったこと現職の断絶、現職と研修内容の断絶と、ニ重に断然があり、今自分がここ(オフィス)に居る理由が全く感じられませんでした。

間違えて大企業入っちゃったので10ヶ月で辞めました。IBM月速退職記。 - かずかずのたまご

そして、ついに退職に至ったとのこと。

今後の彼の本当の自分の道が見つかり、成功されることをお祈りしています。

思ったこと

この記事を読んで思ったことは、2つあります。

  1. なんでこの企業はこの人を採用しちゃったんだろう
  2. やっぱり日本ではIT企業を育てる土壌がないんでは?

まず、採用についてです。
現在企業も優秀な新入社員を集めるのが大変です。つい本人の志望とかを軽視して、見た目の経歴だけで採用を決めるケースも多いと言います。

この方の場合、面接でどんな対応をしていたかわかりませんが、経歴を見ればITとは程遠くエンジニアを志望されている様子はみうけられない。そんな人材をなぜエンジニアとして採用するのでしょう。

「留学→語学」、「アニメーション→ITできるじゃん」などという無責任な判定がされるシーンが思う浮かびます。大体プログラミングもできない層の人が面接するケースが多いようですから、知識不足で動画見せられたら「すごい」とか思っちゃうのでしょうか。

採用された方、採用した方も不幸です。

そして、やはり日本のIT企業の採用についてです。

IT企業で実践されるのは、単純なプログラミングではなくソフトウェア工学に基づいた開発です。

日本の大学では、プログラミングは教えるがソフトウェア工学を教えないところがほとんどです。千葉工業大学のプロジェクトマネジメント学科や南山大学のソフトウェア工学科など例外はありますが、ソフトウェア工学を専門的に教えるところは皆無です。

企業では、仕方がないので、プログラミングから始めて研修を繰り返し、「ソフトウェア工学」を教えるのは時間がかかるのでお決まりのソフトウェア開発工程を「標準」と称して教え込む程度の場合がほとんどです。また、大きな企業ほど労働単価が高く、大量の人が必要なプログラミングなどは外注するので、ソフトウェアを書く機会が与えられない場合がほとんどです。

これでは、この方のように先が見えずやる気がなくなって辞めていくか、意味のないお絵描きを仕事にする人として会社に残るかしかありません。

困ったものです。

藤井太洋さんの「ビッグデータ・コネクト (文春文庫)」に描かれた、SIerの世界って結構現実に忠実な気がします、残念ながら。

桜餅は道明寺!

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桜が綺麗だったので、桜餅を買ってきていただきました。

桜餅は関西風と関東風で家族間でバトルがありましたが、当然関西風の道明寺です。

あのクレープみたいなやつは食べる気がしません。やっぱり、粒味のある餅を桜の葉で包んであるやつです。

そういえば、実家が関西で通学に近鉄南大阪線を使っていたので、毎日のように「道明寺」駅を通っていました。

隣の駅が「土師ノ里」ということからもわかるように、土師氏ゆかりの寺があったところです。菅原道眞も土師氏の出身でしたから、彼が亡くなった後「道明寺」と称されるようになったと言います。

今では明治の神仏分離令によって、道明寺天満宮とお寺も部分は分かれており、お寺の部分は真言宗御室派の尼寺です。

「道明寺」とはかつてこの寺で作られて始めた、もち米をセイロで蒸したものを乾燥させて粉にひいいたもの「道明寺粉」と呼んだこと由来しているらしいです。

アニメ版 『僕だけがいない街』考察

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アニメ版『僕だけがいない街』が3月25日の放映を以って最終回を迎えました。

あまりにも短い1クールという放送枠、原作の漫画の最終巻も発売されていない状況で、本当に完結できるか心配でしたが、意外に見終わった後の満足感は高かったです。

(ネタバレです)

原作との違い

これはもう放送枠の問題もあり、重要でないエピソードはバッサリ割愛されています。

主な違いを挙げると、以下のようなものです。

  • ユウキさんの細かいエピソード
  • アイリの個人的なエピソード
  • ヒロミの登場場面の幾つか
  • 澤田さんと母親のエピソード
  • ケンヤの父が弁護する事件

アイリについては多少ヒロイン的な扱いで重視されていたようですが、全面的には雛月に焦点を絞った感があります。

雛月に絞ったことで、メリハリが出て毎回ストーリーが盛り上がるところで次の回にうまく期待を持たせた終わり方ができたように思います。また、原作の漫画でも後半、特に7巻はストーリーの進捗が無くダラダラと連載を続けているような印象にもつながっているので、後半を省略しているのは正解だと思いました。

澤田さんとケンヤのエピソードの省略については少し残念です。

リバイバルしている主人公と異なりただの小学生であるはずケンヤの、小学生離れした態度や主人公への思い入れの理由が判明する重要なエピソードでです。

また、澤田さんとのエピソードも重要です。
物語冒頭では、母親との関係は微妙にギクシャクしたものとして描かれています。リバイバルで過去が描かれる中で、雛月事件を始めとする一連の事件で母親も事件に近いところにおり主人公の安全のために主人公を事件から遠ざけていた節があることがわかります。おそらく当時から主人公はリバイバル能力があり、だからこそ「僕なら救えた」と母親に訴えたのでしょう。母親はその後悔から主人公を救うため事件を封印し、そのことで主人公は母親への信頼を失ったのでしょう。

澤田さんのエピソードは、リバイバルでより深く事件を知った主人公が母親の危機感と真の思いを改めて知り信頼を取り戻す重要な転機として重要なのです。

これも後半の省略具合を考えると仕方ないですね。テレビ版では主人公の15年に及んだ昏睡後のエピソードは2話枠しかなかったですから。

原作を知っていると「あれ、あのエピソードは?」と気になってしまいますが、原作を知らずにアニメを見た方ならアニメの構成は簡潔に改良されていると思います。十分に楽しめるはずです。

アニメ版の出来について

漫画の原作は、決して絵がうまい方でないと思いますが、アニメ版は原作のキャラクターの印象を壊さずうまく絵のクオリティーを上げていたと思います。

久しぶりに真剣にアニメを見ましたが、日本のアニメの街の風景や人物などの描き方はここまで進化しているのかを驚いたくらいです。

もっともアニメを印象的にしているのは、音楽です。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの歌うオープニングテーマ『Re:Re:』もよいのですが、素晴らしいのはエンディングの『それは小さな光のような』です。

作詞作曲は梶浦由記さんのようですが、毎回余韻を残したストーリーで終わる本編の後、すっとこの曲が流れるエンディングはより本編の印象を強くします。まさに神曲です。

最後に声優陣です。

アニメの声優さんはほとんど詳しくないのですが、主人公の母親役をやった高山みなみさんと雛月を演じた悠木 碧さんの演技力には圧巻されました。

また、主人公の子供時代を演じた土屋太鳳さんについてはネットではいろいろ言われているようですが、個人的には子供の幼気さと主人公の意思の強さがよく出た演技で印象的な声でよかったと思いました。

関連リンク

鉄なマウスパッドだ、10年品質!

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15年ぶりに発売されたバード電子のバード電子 10年品質のステンレス製マウスパッドを購入してみました。

ずっとパワーサポート エアーパッドプロIII(マットブラック) 特大 PAG-91を愛用してきたのですが、さすがにハゲてきたりマウス側のソールも磨耗して滑りが悪くなっていました。

「高い」と思っていたエアーパッドのさらに上をいく4,860円のマウスパッド、「本当に10年間使い続けられるならいいか」と買い変えたのでした。

10年品質マウスパッドとは

送られてきたマウスパッドは、茶色の紙で非常にシンプルなパッケージングでした。

パッケージには素材についてのこだわりが書かれており、素材を確かめさせるためなのか前後に穴が空いていてマウスパッドに触れてみることができるようになっています。そこには誇らしげに10 years Qualityと書かれています。

素材はステンレススチールを使っているそうです。バード電子のサイトには以下のような説明があります。

ステンレス鋼(Stainless steel)は、主成分(50%以上)である鉄(Fe)にクロム(Cr)を10.5%以上含有させることで高い耐食性を実現した、さびにくい合金鋼です。強靱性にも優れており、主に鉄道車両の構体や湿気のある厨房設備、化学薬品を扱う機械器具に使用されています。 バード電子 ステンレス製マウスパッド

このステンレスの部分は意外に薄く、マウスを持つ手を置いても全く違和感はありません。

ステンレスの表面はシボ加工が施してあり、これにより光学式マウスが使えるわけです。ステレレスなので磨耗したりハゲたりせず、高い耐久性があります。中性洗剤でさっと拭くだけで汚れが取れてしまいます。このあたりが「10年品質」の由来のようです。

裏面は超臨界ガス発泡体P・E-ライトZというポリエチレンフォームの一種が使われており、これも耐久性が高いそうです。

使い心地は

使ってみてまず最初に感じるのは、剛性感です。
素材がステンレスなので、「一枚の硬質な板の上」というのを感じます。通常マウスパッドというとシリコンなどのやわからい素材が多いのですが、この「板の上」感は実に気持ちいいです。マウスの精度が上がったような気になります。このおかげで多少難がある机でも快適にマウスを操作できるでしょう。

「すべり具合」はうちの使い古したエアーパッドIIIとほとんど変わりありません。エアーホッケーのように滑ることはありませんが、適度な抵抗で軽くマウスを操作することができます。

ステンレスのような素材でマウスの光学センサーの読み取りは大丈夫なのか不安でしたが、シボ加工のおかげで全く不安なく読み取りも確実です。

裏面の超臨界ガス発泡体P・E-ライトZは厚さに2mmに抑えています。これによりステンレスの板がふわふわ動くことを防いでいるのですね。また、ステンレスの重みとともにこの部分が机に吸い付いているようで、マウスパッドがマウスの動きでパッドが動いたりするのを防いでくれます。

10年間も使えるのか?

10年間使えるかですが、マウスパッドが使えなくなる理由は3つあります。

  1. 磨耗で表面がはがれる
  2. 磨耗で破れる
  3. 汚れる

これに対して、このステンレス製のマウスはどうかと考えると、

  1. ステンレス製なので表面から何かがはがれたり磨耗したりすることはほとんど無い
  2. 曲がることはあっても破れることも無い
  3. 汚れも中性洗剤で一拭きです。

これは長持ちしそうですね。

このマウスは15年前にも発売されており、バード電子の代表取締役は2001年から今まで15年間実際に使い続けたそうです。この時は500枚ぐらい生産したらステンレスがなくなりあえなく生産停止。ステンレス素材はトン単位でないと作れないと言われて諦めたそうな。

今回は、さすがに裏面がへたってきたことから自分のために再販に踏み切ったそうです。次はまた15年後かもしれないので、今の内に買いましょう。

エアインテークの塗装が剥げとるやん!

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気がついたら、エアインテークの塗装が剥げていました。

WRX STiもこのモデルからシャッシの剛性がものすごく上がっているで、こういうところにしわ寄せがきているのでしょうか?

ショックです。

気づいたらハゲ!

機嫌よく洗車をして、ワックスがけをしていました。

うん、エアインテークの隅の方に違和感が。え! ハゲてる?

エアインテークの隅の方の塗装が剥げています。

何かにぶつかったわけでもないし、洗車で傷つくような場所でもありません。

このWRX、剛性が上がったことで、接合部分やこう言った場所にその分の負担が出てしまうという話も聞きます。そういうことなのでしょうか。

エアインテークなんていらねーよ

なぜスバルのターボ車にはエアインテークがあるのでしょう。

かつての国産ターボが全盛の頃は、確か多くのターボ車がエアインテークを開けており高性能車の証でした。ところが最近のターボ車はダウンサイジングターボということもあるかもしれませんが、エアインテークを持つ車はほとんどありません。

水平対向エンジンは高さがないためエンジン上部にインタークーラーを設置することが可能であること、ターボタービン、インタークーラー、スロットルの配管が短い方がレスポンスが良くなるため、なるべくタービンの近くにインタークーラーを設置するというのが、エンジン上部にインタークーラーを置きエアインテークを開けるという技術的な合理性であるというのがスバルの説明です。

何を言ってる! インプレッサ時代のWRCモデルでも、インタークーラーへの空気流入はフロントグリルからだったことを知ってるんだからな。アメリカとか日本の時代遅れなマーケットの要請から見せかけでつけているのはわかってる。

だったら、もうちょっと見栄え良くこんなハゲが出ないように作れよ!

ブラザーのレーザープリンタ HL-L2365DWを買いました

カテゴリー:  Gadget  タグ:  printer

3年前に買った、ブラザーのレーザープリンタ HL-2270DWに変えて、同じくブラザーのHL-L23675DWを購入しました。

家族がMacからiPad Proに乗り換えたため、AirPrint対応にプリンターが必要になったためです。

購入理由

家族のMacが壊れてしまい買いなおそうか検討していましたが、「iPad Proでいいんじゃね、Mac用の日本語キーボードも余ってるからPCみたいに使えるでしょ」ってことになりました。

唯一困ったのがプリンターです。 HL-2270DWは AirPrintに未対応なのです。

HL-2270DWでもブラザーがリリースしている「Brother iPrint &Scan」というアプリを使うと印刷はできるのですが、このアプリが対応しているものしか印刷できません。

そこで、安いから買い換えちゃう? となったわけです。

HL-2270DWとの比較

機能面でいくと、AirPrintが使えるようになった以外ほとんど変わりません。

解像度も2,400×600dpi(HQ1200)で同じです。

印刷速度も片面時最高26枚/分から最高30枚/分に上がっていますが、そこまでの枚数印刷することは稀ですからほとんど意識することはないでしょう。

CPUも内部メモリーも同じです。

気になるのは、HL-2270DWの電源スイッチは物理的にオン・オフできるタイプでしたが、HL-L23675DWの電源スイッチはソフトウェアで実現していることです。

何かの操作中やエラーで暴走した際は電源を引っこ抜くしかありません。これもコスト削減の一環でしょうか。

それでもAirPrintは便利

我が家ではほとんどのApple製品なので、MacからもiOS機器からも気軽にネットワーク上のこのプリンターに印刷できるようになりました。

ドライバーも入れる必要がないので、非常に簡単に接続することが可能です。

一番助かるのは、ITに弱い家族にあれこれ教える必要がないことですかね。

日々、進行していたiPhone 6 Plus の カメラレンズがヒビ

カテゴリー:  Gadget  タグ:  gadget

Phone 6 plusのアウトカメラのレンズにヒビが入ってしまっていました。

全然気づかずに使っていました。ショックです😓

今日は花見日和

今日はここ千葉でも桜が満開で、散歩に出かけて桜を写真に収めていました。

家の近所の横断歩道からの桜です。まさに満開で上からの眺めは華やかで春を感じる光景です。

桜の枝が歩道に伸びて手が届きそうな位置に花が咲いていたので、寄りで撮ってみました。薄い桜色は、本当に日本的な趣ですね。

別の種類の白い花びらの桜です。さらに寄ってみました。ところどころピンクが混じる花を背景に、手前の白い花びらが映えます。

割れてる、レンズ

しばらく散歩して、カフェでお茶をしながら写真を見返していました。

我ながらいいボケ味が出ている。いずれもiPhoneで撮ったとは思えない写真だな。

などと思いながらiPhoneをいじっていたら、レンズの部分に違和感。

ガーン、割れてんじゃん!

落としたりした記憶はないのですが、知らない間に割れていました。

早速Apple Storeの予約を取りました。ショックです。

ペヨングに見る製品ラインナップの妙

カテゴリー:  Dining  タグ:  foods and drink peyoung

ペヨングを最初に見たとき、ペヤンガーとしてペヤングに思い入れ深いわたしですら「ペヤングのXX国製パチものだ!」と思いました。

しかし、3/14に発売となったこのペヨング、正真正銘まるか食品の製品です。

気になったので、食してみてペヤングとの違いとその狙いについて考察してみたいと思います。

ペヤングとのスペックの違いについて

パッケージの違い

パッケージの大きさや色使いなど、ペヤングのモチーフを継承したデザインです。

見れば見るほど、呆れるくらいのパチもの感です。
ある製品の後続製品としてデザインし「明らかにグレードダウンした製品」であることを一目で消費者にこれほど認識させるとは! 見事なデザインと言えましょう。

しかし、驚いたのはこのパッケージのビニールを剥いだ瞬間です。

「ビニールを剥いだペヤングと区別がつかん! 同じじゃねーか((写真を撮るのを忘れてしまって残念でなりません。))」

装備の違い

まず、目に付いたのが「かやく」です。

肉が入っていない!

ペヤングに入っている肉は「味付け鶏ひき肉」らしいのですが、ペヨングはその肉が省略されて、かやくがキャベツだけなのです。

そして、ソースをよーく見てみると、ペヨングの方が油分が少なく色も赤みがかっている気がします。

ペヤングとのパフォーマンスの違いについて

作ってみると、ほとんど見た目の違いはわかりません。若干ペヨングの方がソースが薄い感じはします。

食べてみると、実にあっさり。
ペヤングの方がソースの辛みとフルーツっぽい甘みがあり味が深い。ペヨングのベースの味や方向性は似た感じですが、味はあっさりしていて香りも抑え気味です。

比較すると、やはりペヤングはその深みにおいて圧倒的です。人によっては「同じじゃね?」って思ってしまうくらいの違いですが、はっきりとした違いがあります。

味と深みにおいてはペヤングの圧勝ですが、間食にするにはペヨングの方があっさりしてよいかもしれません。

さて、ここまで書いてきて改めて思った事は、「ペヤングって味の深みがどうとかいう食べ物だっけ?」です。

製品としてのペヨングの意義

ペヨングを購入して食してみて感じたことは、「ペヨングはアクアだ」でした。

アクアとはトヨタが発売したハイブリッドカーです。一時は納車まで半年待ちなんて事もあった人気車です。

トヨタのハイブリッドカーと言えば、プリウスがまず最初に思い浮かぶでしょう。
アクアは3ナンバーであるプリウスの車体を5ナンバーで収まるようスケールダウンし、エンジンもモーターも1サイズ小さく非力なものに置き換えました。つまり、スペックダウンしました。

しかし、アクアのスペックダウンした動力系はハイブリッドの最も重要な評価軸である燃費改善にもつながり、車体が小さくなったことで動力性能はプリウスと比べても差して違いませんでした。

結果、アクアはプリウス以上に売れました。

また、微妙なことに、アクアが登場したことで、ただのファミリーカーだったはずのプリウスにちょっぴりプレミアム感が出てきました。

長々と車の話をしました……

言いたいことは、ペヨングは味にもの足りなさは感じますが、ペヤングの系統の味を継承するそれなりに美味しい焼きそばです。しかも、実売でペヤングと50円ほど違うコストパフォーマンスです。こりゃ売れるでしょう。

そして、ペヨングが登場したことで、高級路線とはほど遠かったペヤングに味の深みを感じ、なんだかプレミアムな焼きそばに感じてしまう効果があります。

これらの相乗効果で、「どちらも売れる」という効果があります。

実際、コンビニでは異常な売れ行きだそうです。

まるは食品では、予定していた西日本地区の発売を延期せざるをえないほど売れているのです。

この度 3月14日から、東日本で販売開始致しました 【ペヨング ソースやきそ 】 ですが 供給能力を大幅に上回るご注文を頂いております。ご注文に対して、工場 夜間・休日 稼働による増産を可能な限り続けてきておりますが、それでも現在、十分な対応ができない 状況になっております。
【ペヨング ソースやきそ 】西日本地区 発売延期に関するお詫びとお知らせ

ここまで読んだあなたは、絶対にペヨングとペヤングの食べ比べをやるはずです。