身も蓋もなく言うとハードディスク消去ツール wipe-outとはつまり

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ただ、ハードディスクをランダムなビットで埋めてくれるだけである。

古いPCの廃棄をせねばらななくなった。HDDの中には一体何が入っていたかすっかり忘れてしまったのだが、御多分に洩れずヤバいデータが入ってることまちがいない。

メーカーのデータ削除ツールも確認したが、フロッピーディスクが必要とのこと。なんとまぁ、20世紀ではないので、そんなものが手元にあるはずもない。

で、wipe-out。 ハードディスクの先頭セクタから最終セクタまでランダムなビットでデータを上書きして OS、アプリ、データの区別なく、記録されてるデータを破壊してくる。不安であれば、複数回の上書きも可能。

CD-ROMのイメージで配布されているので、そのままCD-ROMに焼けばブート可能なCDが一丁あがり。CD-ROMからブートすると、どうもBSDが入ってるらしく、テキストベースのメニューで処理を選択するだけでハードディスクを完全に消去できます。

面倒だけど、ちゃんとやりましょう。

関連リンク

TextExpander 5

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TextExpander5がリリースされていました。

今回いくつか協力な機能が追加されたようです。

Suggested Snippets

Suggested Snippets

“Suggested Snippets”という機能が追加されています。これは繰り返しタイプしている文字をTextExpanderが感知してくれて、スニペットの候補として提案してくれるというものです。画像では、”Suggest Snippets”という文字列をタイプし続けた結果、それをスニペットとして登録しては?と候補で上がってきているところです。

ここで”Keep Suggestion”ボタンを押すと、スニペットとして登録されます。

Snippet Reminder

次にSnippet Reminderです。

便利だと思ってTextExpanderにいろいろとスニペットを登録した挙句、忘れてしまって自分でタイプしていることがよくあります。この機能は登録しているスニペットをタイプしていると、登録があることを教えてくれるというものです。

上の例は、”Suggested Snippets”という文字をスニペットで登録しているにも関わらず、自分でタイプしたケースです。通知で登録があることをTextExpanderが教えてくれるので、なかなか覚えられないスニペットも使うようになっていくでしょう。

その他にホットキーとして Suggest Match Abbreviations や Search Snippetsなどが用意されました。これらをアクティブにするとホットキーで呼び出した後、インクリメンタルに登録されているスニペットを検索して利用することもできます。

同期

その他に同期もより柔軟になり、ファイルの置き場所も自由度が増しました。 以前のバージョンからの移行の場合は、「TextExpander4 でSync」という設定が有効になっています。TextExpander5でフォルダの場所を変えて同期するには「スニペットを保存」のボタンを押して設定するようですが、わたしの環境で書き込みエラーになってしまいうまくいきません。

まぁ、いままでの設定を引き継いで使うのでよいのですが・・・

ホイール掃除には

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そろそろ走行距離も3,000キロを超え、好調なWRX STIです。

先月から固形ワックスに変えてますます光かがいていますが、唯一の問題はホイール。ブレンボとか奢っちゃってるんで、ブレーキダストが驚くほど出ます。鉄粉が混じっているのでなかなか取れません。

何かよいものはないかと探していたところ見つけたのが、コレ。

SONAX(ソナックス) エクストリーム ホイールクリーナーです。

わたしはスタンドの洗車機を使っているので、待ち時間の間スタンドが用意してくれているバケツいっぱいの洗剤とブラシでゴシゴシとホイールを洗います。ここでは大きな汚れを取りホイール全体が濡れる程度でよいです。いくらやってもダストは取れません。

一通り洗ったら、ここでホイールクリーナーを吹きかけます。ケチらずにバンバン吹きかけましょう。ホイールに吹きかけるとすぐに黒くダストが浮いてきます。2分くらい放置しておくと、紫色に液が変色しています。うあぁ!

ここで洗車機にかけます。ホイールを傷めないとありますが、やっぱりケミカルです。洗車機で下部ジェットとかオプションで下部の洗いのオプションがあればつけましょう。ちゃんと流し去ることが大事です。

洗い終わると、びっくりするくらいきれいになっていると思います。焼きついた鉄粉もきれいに流しさられて、ホイール本来のきれいな色が出ているはずです。

ここで油断してはいけません。こすり洗いしたわけじゃないので、ちゃんと取れてない部分も残っているはずです。ここで登場するのが「鬼人手」です。

手袋型をしたホイール専用のクロスです。 ホイールは複雑な構造をしているので拭きにくいですし、意外にホイールのエッジが鋭いので怪我をすることもあります。この鬼人出さえあれば、指を細かい部分に届かせることも簡単ですし怪我もしません。ホイールに残った汚れを、水に濡らした鬼人出でさっとふき取ると完璧です。

Janus Top Spin

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Kickstaterでfundしてた独楽のプロジェクトが最初の製品が届きました。

Janus Topというこの独楽は、もともとはKickstarterのプロジェクトでした。なんとなく見つけて昨年Fundしたのでした。

デカプリオ主演の映画で人の夢にダイブする『インセプション [DVD]』という映画で、主人公が夢と現実を区別するために円錐形の独楽を使うシーンがありましたが、まさにあの形の独楽です。

ネジのようなルックスで、下部はブラスのリングが一体化して巻かれており、その部分が重しになって独楽になります。

回してみると、恐ろしく回ります。多分5分くらい平気で回っている感じです。

ブラスの手触りと、どっしりした重量感、回すと静かにずっと回る不思議さ。

病んだ心には最適なおもちゃです。

読了『天使のナイフ』

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初めての作家さんでしたが、江戸川乱歩賞受賞ということで期待して読みました。

テーマは未成年の犯罪という結構重たいテーマです。 大人の犯罪者と違って犯罪を犯した未成年は更生を目的として、保護されています。具体的には前科とはならないし、名前も公表されません。更生施設で何年か過ごせば社会復帰の機会もあります。

より厳罰を与えるべきという「厳罰主義」と、更生の可能性を信じて保護すべきという「保護主義」とでよくテレビなどでも意見が対立しています。この小説では、加害者、被害者それぞれの側からの見方が描かれています。個人的には「保護主義」を叫ぶ人の論理はよくわかりませんが、主人公の言葉として語られる心情の変化はよくわかりました。

この未成年犯罪についての制度が一つの因果となって、一連の事件が起こっており読者はミステリー感覚でその因果を一つ一つ主人公と辿っていくことになります。中盤から誰が犯人か読者を悩ませつつ展開を早めて一気に読ませます。

ちょっと、強引で出来すぎた話感はありますし、ミステリーとして読む反則技的なところもありますが、いろいろ考えさせてくれる面もありつつしっかりとエンターテイメントしているのでオススメです。

事故にあったら判例タイムズ

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昨年、自動車事故を起こしてしまいました。右折時に直進車と衝突です。

事故に関わると、双方の保険会社といろんな交渉事をお話ししなければなりません。その際、保険会社が何を言っているかを理解し交渉を有利に進めるのに大変役立つ本です。

過失割合って何さ?

事故を起こしたりあったりすると、損害が出ます。事故後はその損害を過失の度合いに応じて、それぞれが負担することになります。この過失の度合いを「過失割合」と言います。

A車とB車が事故を起こし過失割合が70:30だったとします。A車に40万、B車に100万の損害があった場合、「過失割合」に従ってA車の負担額は 140万 x 70% = 98万で、B車は 140万 x 30% = 42万となります。

過失割合は保険会社が決める

わたしは、てっきりこういうのは警察が調書などから決めるものだとばかり思っていました。ところは、警察には「民事不介入」という原則があります。つまり、損害の負担額を決めるための「過失割合」なので、これは民事ごとなのです。警察がやってくれるのは、人身事故でなければ「供述調書」や「実況見分調書」を作成し、後で「交通事故証明書」発行してくれる程度です。

では、誰が決めるかというと、それぞれの当事者同士で決めなければなりません。
ところが、通常事故に関してはみんな素人ですし、ほとんどの方が任意保険に入っており示談交渉もオプションで付いていますで、当事者に変わって保険会社が話あって決めることになります。

保険会社は過失割合をどう決める?

保険に入っていた場合は相互の保険会社から支払われることになりますので、保険会社にとっても過失割合は重要です。多くの場合、保険会社同士の利害は衝突しますから、何の基準もなく主張し合えば折り合いがつかないことは目に見えています。そこで、保険会社が基準としているが過去の判例です。そうはいっても全ての保険担当員が過去の判例を覚えるのは不可能です。で、簡易的に参照されるのが、この「判例タイムズ」です。つまり、保険会社の過失割合の基準はこの「判例タイムズ」なのです。 この判例タイムズには、自動車事故に関する詳細なケース事細かに分類され、以下のような図解入りでたくさん掲載されています。

わたしは、事故の当事者もいち早くこの本を手に入れて自分のケースについて調べておくことをお勧めします。

なんで保険会社任せではいけないの?

保険会社同士で交渉してくれるのに、なぜこの判例タイムズを当事者が読む必要があるのでしょうか?

事故にあった、あるは事故を起こした時、相手の保険会社は少しでもこちらの過失割合を大きくするような交渉をしてくるはずです。また、自分の保険会社は基本的には味方のはずですが、妙に強気の交渉をしてこちらの過失割合を小さく見てその結果示談の長期化を招くことがあります。また、示談を引き出すためにこちらの過失割合を大きくする場合もありますので、安心はできません。

保険会社が言ってくる過失割合とその判断基準をよく聞いて、判例タイムズと読み比べて納得できる適正な割合かよく確かめてみましょう。なんなら、判例タイムズの何ページのケースで判断しているのか直接聞いてしまえば話が早いと思います。この判例タイムズがあれば、見ての通り一つ一つは素人でも理解できるような記述になっています。

わたしの場合でいうと、判例タイムズを一通り確認していたことで、相手の方とお見舞いの際判例から見た客観的なケースとして冷静にお話をさせていただくことがお互いにできたように思います。結果、合意に至るのもスムーズでしたし、保険会社の想定や思惑もよくわかり対応することができたように思います。

多少高い本ですが、事故に関わった際には是非一冊! わたしはデジタル版をその日に買いました。

番外編:事故にあったら

事故の経験から、事故にあった場合のアドバイスです。 気が動転していると思いますが、落ち着いて対応しましょう。

まずは人命救助と安全確保

けが人への対応や自分たちの安全確保が一番です。状況によってはすぐに救急車を。

警察への届け出

保険の利用でも必要になりますので、警察への届け出は素早く

保険会社への連絡
忘れずに
状況の保存

警察の到着まで時間があるはずです。自分なりに事故の状況を整理しましょう。特に道路や交差点の様子、各タイミングでの信号の状況、自分と相手の車速、位置関係などです。どうせ警察にも同じことを話さなければなりません。意外に時間が経つと曖昧になってきますから、メモを残しましょう。写真に残せるものは自分でもスマホで写真に残しましょう、もっとも客観的なエビデンスとなります。

特に「状況の保存」については、できれば一度判例タイムズに目を通しておくと、記録すべきポイントがよくわかると思います。例えば、交差点への信号のタイミングで驚くほど比率が変わったりします。

以上のことが終わったら、静かに警察などの到着を待ちましょう。指示に従っていれば大丈夫です。

相手が怪我をしている場合

相手の方が怪我していたり、入院となるケースもあるかと思います。

可能であれば、その日のうちにお見舞いに行きましょう。直接相手に自宅や見舞い先がわからない場合もあると思います。その場合警察に確認しましょう。相手が怪我をしている場合には、人身事故となる可能性が高いので警察の方から後日事情聴取や現場検証が必要なため連絡先をいただくことになると思います。そこに担当警察官の名前もあるので、電話で連絡して「お見舞いに行きたいので連絡先を教えてくれ」というと大抵相手の同意をとって教えてくれます。

そのあとは、できる限りお見舞いには参りましょう。

わたしの場合は、当日、2日後、その後は週末に数回病院にお見舞いに行きました。当日はお花を、2回目は菓子折りを、毎週末はフルーツを持って行きました。現金はご法度です。基本的に賠償などお金の話は「保険会社に任せてあるので」と話を止めましょう。

基本的に示談交渉は保険会社任せになりますから、見舞い不要という方もいらっしゃいます。場合によっては相手が感情的に高ぶっていて、あらぬ罵倒を浴びせられる場合もあるかと思います。しかし、やはり人として相手の方が心配ですし最低限のことだと思います。

当日奥様ともお話でき謝罪させていただいたので書きませんでしたが、詫状も必要に応じて書いた方がよいかと思います。ちなみに当初の保険会社が判断した過失割合は、相手が6割、わたしが4割です。相手に怪我をさせた謝罪の気持ちをあわらしておくことと、過失を認めることは別のことです。

やらしい話をすると、人身事故になった場合、相手の心証をよくしておくことで行政処分や刑事処分の重さに影響しますし、何より警察自体も見舞いの状況などを聞くようなので多少影響するようです。どの程度の頻度で何を持っていたかなども記録するとよいようです。

わたしの場合は、いろいろ納得いただいて診断書の提出しないと言っていただけて大変助かりました。

Macのウィンドウを整理しよう 〜 Moom

カテゴリー:  Tech  タグ:  display mac software

以前から愛用しているツール Moomです。

Moomを使うと、Mac上でたくさん開き重なり合って整理がつかなくなったウィンドウを綺麗にグリッド上に並べてくれます。

どんなツールかは、その操作している様子をMany Tricksのサイトで見ていただいたほうが早いと思います。

マウスで操作する場合、標準の最大化ボタン上にマウスを持っていくとあらかじめ定義されているグリッド上での配置が出てきます。オプションボタンを押しながら操作すると、さらに別の配置も出てきます。ここでマウスで特定の配置を選択すると、ウィンドウのサイズと位置が修正され指定された場所に移動します。

同様のことはショートカットを利用しても可能です。わたしはショートカットに慣れてしまったので、こちらのほうが思うように操作ができます。

配置はデフォルトの状態では 6 x 4のグリッドで定義されているので、これに従って整理していけば自然と綺麗にウィンドウが並びます。

一度整理した配置は記憶することができます。例えばわたしはブログを書く場合、左側にSafariを上下に2ウィンド(参考情報の参照のため)、右側にMarsEditの編集画面とプレビューを上下に出しています。この配置を一発で決めることができるのです。

わたしにとってはなくてはならないアプリでしたが、最近新しいMacを買いディスプレイサイズが大きくなったので、たくさんウィンドウを開いてもなんとかなっていたのでした。そして、Moomのことをすっかり忘れていました。今日、あろうことか同様にアプリ Magnetを買ってしまったのです。使ってるうちに「うーん?」となりMoomを思い出したのでした。

サンバイザーポケット

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カー用品店や駐車場の会員カードなどを車のサンバイザーのポケットにずっと収納していました。車でん外出時以外利用しないし、その方が便利だからです。

ところがWRXのサンバイザーん収納はポケットになっておらず幅2cmくらいのバンドだけです。よって、カードの2枚程度しか挟んでおけません。さらにこのバンドがゆるゆるなので、すぐに落ちてきます。大事なのでもう一度書きます。個体差なのかもしれませんが、うちのWRXのサンバイザーについているバンドはかなりゆるゆるです

仕方がないのでコンソールの収納やカップホルダーに入れていたのですが、いつも使おうと思うとどこにある変わらず慌てることになります。

毎回イライラするので、サンバイザーポケットなるものを購入しました。

カードが3〜4枚収納できるポケットと、駐車券などちょっとしたものを挟んで置けるバンドが2本、 スマホが収納できるポケットが一つど収納力は文句なしです。ただ、スマホはカーナビ連携で使うので、ここには入れないと思うので何に使おうかなと考えています。

見た目もカーボン調でブラック基調に赤いステッチが入っておりWRXのインテリアへの馴染み具合は完全です。

サンバイザーポケットは、サンバイザーを包むように裏側に回しこんでベルクロテープで止めます。ベルクロテープも長さに余裕があるので、ほとんどの車に装着可能です。1点だけ残念なのは、サンバイザー裏のミラーが使えなくなったことくらいです。

これでもうイライラしない。

Threema.gateway - Third PartyアプリからThreemaメッセージ

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メールに変わってコミュニケーションの主体となってきたメッセージアプリですが、FacebookによるWhatsApp買収以来、その安全性に注目が集まっています。

我が家ではThreemaを家族で使用していますが、なかなかマイナーですね。

そのThreemaが、Threema.gatewayなる新たなサービスを立ち上げたようです。

簡単に言うと、このゲートウェイを介することでThreemaとのメッセージのやり取りを相互に行えるということです。開発者向けガイドによると、暗号化したメッセージをやり取りするための基本的なAPIが提供されており、Java, PHP, PythonのSDKが提供されているようです。

最初は好きなクライアントを自分で作ってメッセージのやり取りができるのかと思ったのですが、違うようです。IDの登録に800 credit (1000 creditが50ユーロくらい)が必要らしく、その後もメッセージ量に応じてお金がかかる模様です。つまりは、想定されているのはエンドユーザーが使うクライアントでなく、サーバー系のアプリでエンドユーザーとの通信にThreemaを使おうというものです。(そりゃそうか、クライアントは自分たちで作ってるんだから)

これには2つ意味があります。

一つは、想定通りThreemaと連携してセキュアにユーザーへの通知を行えるサーバーアプリケーションの実現。これは企業などでニーズがありそうですね。

もう一つは、常に行われていた暗号化がオープンでないという批判への回答。

Electronic Frontier Foundationによるメッセージアプリの評価では、Threemaはその暗号化ライブラリが公開されていない点が指摘されていました。今回SDKが公開されたことでそういう批判もなくなるとよいですね。

個人的にはデスクトップ版のThreemaが欲しいです。

ホットケーキ倶楽部 千葉弁天中央図書館前店

カテゴリー:  Dining  タグ:  foods and drink

テレビでも紹介されたらしいホットケーキ屋さん

千葉中央図書館前の以前ケーキ屋さんだった場所に、千葉の富士見に本店があるイタリアンダイニングの店 我家我屋グループのお店が入っていたので、図書館に行ったついでに立ち寄ってみました。場所も落ち着いた場所でよいですね。

お店に入ると「我家我屋」と「ホットケーキ倶楽部」の店名らしきものが2つあります。 なんだ? これ。疑問符だらけです。ブランド戦略はちゃんとしたほうが良いんではないでしょうか。

目的はホットケーキです。テレビでも紹介されたらしいです。

万惣フルーツパーラーのホットケーキ直伝らしい

万惣フルーツパーラーのホットケーキの流れを汲んでいるとか。「万惣フルーツパラー」といえば、神田の名店で1846年開業、1905年に初めてマスクメロンを日本で販売し、1910年には宮内庁御用達に。フルーツとともに、ホットケーキは本店の名物でした。

2012年に例の条例により、災害時緊急輸送道路に面しているため耐震化が必須となり、建て直すしか方法がないため2012年に営業を停止していました。

その後昨年くらいから「万惣のホットケーキを伝承」と名乗るお店が幾つかできていますね。

このお店も「直伝レシピを受け継いだ」と言っていますが、具体的にどういう経緯で受け継いだか説明はありません。

食べてみた!

とにかく注文してみました。

千葉県産の卵「煌色」を使っており、カステラ生地のように黄色味を帯びたホットケーキです。最近流行りのパンケーキと違って、かなりしっかりした生地でフォークでつついた感じもしっかり重量感があります。

お店のおすすめ通り、最初はそのままいただきます。生地自体にほんのりとした甘みがあり、濃厚な卵の風味も強めです。本当に上品なカステラをさらに上品にした感じで、カステラよりもさくっとしてたくさんいただけそうです。生地の外側はサクサクですが、内側は意外にもふわふわです。

次にバターを固まりのまま乗せていただきました。バターを塗るのでなく、固まりを乗せていただいてくださいとのことなので、その通りにしました。おぉ!生地のサクサク感が口の中でバターと相まってたまない食感です。固まりだからこそです。そして、バターの塩味がさらに生地の甘みを引き立てます。

最後に黒蜜と特製プレミア生クリームをトッピングしていただきました。そう、メイプルシロップでなく、濃厚な黒蜜でした。もう、トッピングは特製プレミア生クリームがおすすめです。濃厚な黒蜜にひたひたに浸かったホットケーキに山ほど生クリームをかけていただく美味しさは、絶対に外しようがない組み合わせです。

もう「直伝レシピ」がどうとか、ブランドがどうとかどうでもいいです。 流行りのパンケーキではない、昭和な美味しい「ホットケーキ」に勝るものはありません。

いいお店が近所にできました。

お店情報

住所 千葉市中央区弁天1-29-16 ヴァンクレール1F
TEL 043-254-1311 
営業時間 11:30~22:00(LO21:30) 
場所 JR千葉駅東口 左の地下道、図書館方面へ7分、Pあり(2台程度)