ドラマ『僕たちがやりました』 - 残念な最終話

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なんだか残念な最終回

今クルー見ていた数少ないドラマである『僕たちがやりました』の最終回が放映されました。

残念なことは色々ありました。

  • ヒロイン蓮子役の永野芽郁(17歳)に対して、主人公トビオ役の窪田正孝29歳はもう違和感しかない。
  • 窪田正孝の演技がどこを取っても『ラストコップ』以降同じような演技で鼻を突く

まぁ、そういうのはいいんですが、ドラマの最終回が原作の意図を全く理解していないのが残念で仕方がありません。

放映時間の制約があるのでエピソードを端折るとかは仕方ないと思いますが、最終回の完結を変えてどうすんの? しかも、凡庸に。

ここからはネタバレなので、読みたくない方はやめてください。

最終話 ドラマと原作の違い

ドラマでは

事件から10年後。

トビオは事件の影響で定職につけていないようで、バイトで暮らしています。そのバイトも事件の噂が会社で広がるたびにやめて転々とする様子が伺えます。家族からも離れ、一人で狭いアパートに住みコンビニ弁当を食べる毎日。

そして、出所したパイセンと仲間と再会し、何もない自分を実感し「俺の中に残ってるのは、時々死にたくなる自分です」と告白。パイセンから「たまに死にたくなるのが、お前が生きてる証や」と言葉をかけられます(これで生き続けなきゃとか思ったんだろうな)

その後路上で結婚し幸せになっている蓮子に再会し、直後に路上で優しい顔をした市橋の幻を見ます。「トビオ、もう楽になれ。裏切り者が。」とナイフを渡され自分を責めながらナイフで自分を刺し恍惚となった瞬間、それが幻であると気づき打ちひしがれます。

そして「生きる、生き続けなきゃ」。

なんだか前向きな結末です。

原作では

事件から10年後。

トビオはごく普通のサラリーマンになり、結婚し奥さんも妊娠中でそこそこ幸せです。

そして、出所したパイセンと仲間と再会し、何もない自分を実感し「俺の中に残ってるのは、時々死にたくなる自分です」と告白。パイセンから「それで? それよりどんな人生にしたいか考えようや!人間みんなズルいんやから♪」と言葉をかけられます。トビオは「とんでもない底辺(バカ)に救われた」と思いを新たにします。

その後路上で爆破で半身不随になってるヤバ高の元生徒に再会し、直後に路上で体が燃えている地獄から這い上がって来た様な恐ろしい様子の市橋の幻を見ます。「コングラッチネイション! ホラ死ねよ、裏切り者が」とナイフを渡され自分を責めながらナイフで自分を刺した瞬間、それが幻で呆然とします。

場面は変わって、奥さんの入院する産婦人科で生まれたばかりの我が子を抱きます。

そして思うのです、「そこそこを生き抜こうと思う、耐えきれない日が来たらその時は死ねばいいだけの話だろ」と。

奥さんが「どーしょっか? この子の名前」と振ります。

そして、トビオが思い浮かべたのが、まさにパイセンがボタンを押す爆破シーンです。パイセンはこう言って顎でボタンを押したのです。「アゴ乗せ太郎です」

その後、1巻の爆破シーンの回想らしき場面が続きますが、最後に1巻では描かれていなかった口角をあげ喜びの表情を浮かべるトビオのシーンで終わります。

この差はなんだ

原作のこの最終シーンは結構読者の間でも波紋を呼んだようです。意味不明ですから。

しかし、そこをドラマでは汲み取って欲しかった。

ドラマは、苦しい毎日を「それは人を殺した当然の報い」的な感覚なんでしょうか。そして、パイセンの「たまに死にたくなるのが、お前が生きてる証や」という安直なテーマを拾ってしまいます。一方で市橋の様子から、トビオはある種の許しを得ている様な印象を視聴者に与えます。

つまり、「当然の報いを受けるべきである。それでも頑張って生きていけば、きっと許しがある」とでも言いたいのでしょうか。

少なくとも原作の描いているのは、全く異なります。

パイセンとの会話から読み取れるのは、人殺したって生きるんだからとやりたいことをやる「ズルい」人間のありようであると思います。

そしてトビオはずっと「そこそこ」にこだわって来ました。

それは裏を返すと「そこそこでない」自分になることに憧れているのだと取れます。だから、あの最終シーンです。爆破で驚愕の表情を浮かべた後の歓喜の表情は、その後に起こる非日常の「そこそこ」でない日々を思ったのではないかと思います。

しかし、そもそもいくらシリアスなシーンや深刻なストーリーが描かれようと、この作品がギャグ漫画であることを忘れていけません。

それも不謹慎なところで「クスっ」と笑う類のやつです。

だから、子供の名前→「アゴ乗せ太郎」→ 爆破シーンという連想にこそ意味があり、その爆破シーンをより不謹慎にすることにギャグとして意味があるからあのシーンなんです。

深い教訓めいた話ではない、きついギャグなんだ。

と、私は思います。

いつから常連客なのか

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実は今年年初から髪を切るところを変えました。

一昨年から近所の一人で美容院やられているところで切っていたのですが、 旦那様のお仕事で時々手伝いで休まれたりすることが以前から多かったのです。年初に切りに行こうと思った時に丁度1週間休みだったので、つい「別のお店」に行ってしまいました。

飛び込みだったので、一番若い美容師さんが急遽髪を切ってくれました。

まぁ、一度「別の店」に行くと行きづらいので、なんとなく以前のお店に行かずに「別のお店」の方で切ることになります。

そして、「別のお店」に2回目行く時新規客向けのクーポンを渡されてネット経由で予約すると、次も同じ美容師さんに指名がつきました。

一度指名すると外すタイミングがなく、なんとなくその方を指名して切ってもらうということをこの数ヶ月続けていました。

7月に髪を切った後、その美容師さんが帰り際に「妊娠しまして」と来月から産休に入る言われました。確かに「こいつ、腹出てきたな」とは思っていたのですが。復帰するからその間も店に来てくれと言われたので、変える理由もなくそのまま今日切りに行って来ました。

店長さんが切ってくれたのですが、担当が産休で申し訳ない、自分も直前まで知らなかったんで、できちゃった婚みたいで籍入れるの揉めてたみたいで……

いや、聞きたくないですから。

そして、なんとなく飲み屋さんの話をしていたら、「酒飲める美容院やろうと思ってたんですよね、XXさんは次回からボトルで酒持って来てOKっすから」。

そんな常連じゃないし、まして店長さん、切ってもらうのも初めてだし話するのも初めてですから。

リニューアルした千葉スバル本店に行ってきた

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いつもお世話になっている千葉スバルの新港店がリニューアルしたので、行ってきました。

リニューアルした新港店

この新港店は千葉スバル本社でもあります。

車検数ヶ月前の無料点検に案内をもらっていたので予約をすること必要はありましたが、電話で済む用事をわざわざ訪れたのは新店舗を見てみたいと思ったことと、リニューアルオープンフェアで来場者にスキレットを配っていたからです。

3連休の中日だったので、以外に店内は空いていました。

書いた よう、この店舗はCMで使われるくらいにきれいな店舗でした。営業用のエリアはそうだったんですが、仕切りなしにあるサービス窓口は殺風景なものでした。まぁ、技術屋さんって感じでした。

しかし、よく考えると利用する立場からは、むしろサービス窓口の方がお世話になる時間は圧倒的に多いのです。今回はそんな重いからかどうか知りませんが、サービス窓口も「レクサスかよ?」って思うくらいオシャレになりました。

サービス窓口

本社なのでスバル車は一通り試乗車が揃っているのがこの本社である店舗のよいところですが、この日は展示は新型レヴォーグだけでした。一応、WRX S4/STIもマイナーチェンジしたんだから置けよ。

その代わりに2017年 Super GTでGT300クラスに出ていた SUBARU BRZが展示されていました。

SUBARU BRZ GT300

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ついついiRig HD2を買ってしまった

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iRig HD2

iRiG HD2を購入

Macにギターを繋ぐのにずっとLINE6のオーディオインターフェイスPOD STUDIO GX1 を使ってきましたが、最近調子が悪くなってきたためiRIG HD2を購入してみました。

初代のiRigは以前メンバーからプレゼントされたのですが、iPhoneにしか繋がらずイヤフォンジャックを使っていたと思うので不便だし、ノイズも多かったように思います。

iRIG HD2は、"HD" と名乗りだして2代目です。

24 bit/96kHz対応の高品位なA/Dコンバーターですし、ヘッドフォン出力端子だけでなくアンプ接続用の1/4インチ標準アウト端子も付いているのは安心です。USB端子がありますが、ケーブルはPCだけでなくiOS機器に接続するためのケーブルの付属しています。

USBからの給電しかできないので、MacかiOS機器に接続して使うしかなさそうです。入力のインジケータのLEDがあり、通常は青、入力が許容範囲だと緑に、許容量を超えていると赤くなります。

本体には、ゲインとボリュームの調節ダイヤルとTHROU FXのスイッチのみです。

異様に軽いので高級感はありませんが、持ち歩きには便利です。

音出し

iRig HD2を通して弾いてみました。

Macの場合は特にドライバーは不要で、接続するとすぐに音が出ます。Logic Pro XでAmplitube 4を通して音出してみます。私はAmplitube4は別途購入していましたが、iRig HD2購入者はAmplitube 4のダウンロード版も使えるのでお得です。

ノイズはほとんどありません。Amplitube単体で弾いた時にはレイテンシーがちょっと気になりましたが、Logic Proで録音モードで弾いた際はあまり気になりませんでした。

ギターを弾くのは本当に久しぶりです。
指が全然動かないと思っていたら、あっという間に皮がむけてしまいました。仕方ないのでバンドエイドを貼って弾いています。 もともと下手なのですが、とにかく早く終わりたい一心でさらに悲惨な演奏になっています。

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  1. そういえば、POD Studio GXを買ったのはちょうど6年前でした。 

小さなチーム

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ここ数年、数人の小さなチームのプロジェクトが多くやるようになりました。 協力会社の方も含めるとそれでも20名近い規模になっているのですが、それでもまだ小さいほうですね。

小さいことのメリット

意識したわけでなくプロジェクト規模からの必然で小さなチームになったのですが、やってみるとソフトウェアの品質面からも小さなチームの方が良いのかなと思いました。

当たり前ですが、チーム内を見渡すことができるのでメンバー自体のスキルを踏まえて、個々のメンバーの状態やその進捗を常に踏まえて物事を進めることができるようになります。私は職種がプロジェクトマネージャーというわけではないので専門の方はもっと行けるのかもしれませんが、こういうことができるのは経験的には20人が限界です。

これを超えると、進捗のための会議などの時間が長くなり、チーム内の意見やポリティカルな衝突に時間を割くことが多くなります。これが数百人規模だと、こういうチーム内の情報整理、調整に専任のチームが必要になります。

小さなチームだとメンバーをそもそも厳選できますし、コミュニケーションは特に意識しなくても濃くなります。メンバー間のコミュニケーションの志向も把握しているので、衝突しないよう柔軟にその場で役割を割り振って行くことができます。

人が集まるとどんな集団でも、優秀な2割、普通な6割、バカな2割になるという説があります。小さなチームであれば、意識してバカを排除でき優秀な5割を実現することも可能です。

結果、プロジェクトで生産する成果物の品質も向上します。うまくチーミングできれば、今まで大人数で年単位でかけていたプロジェクトを数人で数ヶ月なんてこともできそうな気がしています。全てを自前で作るのでなく、クラウドサービスが充実により適切なサービス選択によりさらにこの傾向は強まっていると思います。

小さなことのデメリット

チーミングに失敗し不幸にしてバカの混入率が高いと、リカバリーがかなり厳しいです。自分がオーナーシップを持っているプロジェクトであれば、面談などである程度こういったリスクは排除できます。

一番のデメリットは、会社の売上という観点からのメリットがないことです。
長期的には高い生産性、高い品質のチームというのは会社の競争力を高めるのだと思いますが、短期的には相対的に売上も小さくなります。従って、そういうチーミング自体をすることが難しくなります。

企業は、ある程度の規模の開発を少人数でやることのリスクより、そこそこの人数を投入してリスクを減らすということをやりたがります。 現場としてはそれはリスクを上乗せしてるだけなのですが、「リスクを減らすために人を投入します」という論理は意外に多くの人が納得してしまうのです。リスクが減っているかどうかは知りませんが、クライアントは人を投入したと納得し、ベンダーは売上が上がったと納得する。リスクが顕在化したら、さらに人を投入する。

よく見る光景ですしこのアプローチは「デスマーチ」と言われているはずですが、なぜかりん議ではチームメンバーの厳選より大量投入の方が受けがいいようです。

我々は通常ソフトウェアを設計する際、機能を適切にモジュール化して小さく簡潔していきます。ソフトウェアを設計する際の基本的なアプローチです。チームも同じことなのかと改めて思いました。チームもモジュールのように厳選し簡潔にして品質を高めることが必要です。これができれば、チームを組み合わせた、複合チームで大きくして行くことはありかもしれません。

大人数でピラミッドを作って行くことがダメなのかと。

木枕を使う

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木枕

テレビで枕の寿命の話をしていたので、新しい枕を探してみました。

すると「木枕」なるものがあるというので買ってみました。

通常枕は頭を載せていると思いますが、木枕は頭というより首の部分に当てて首筋を伸ばすようにして使います。

色々効用は書いてありましたが、期待したのは「木だけに10年以上持つのではないか」という期待と、「けやき」という材質です。

「けやき」は確か将棋盤の素材として一番良いとされているものではなかったかと思います。小学生の時に読んだ将棋の入門書の知識ですが。

木枕を使ってみて

使ってみると、首が気持ちいいです。

確かに頚椎骨が引き伸ばされるの感じがするのでストレッチになっているようです。首の周りのストレッチなどなかなか自分でできませんから。

西式甲田療法などという療法で進めているのだそうです。私自身は、それらを特に調べてもいないので良いとも悪いとも思いません。

ただし、首自体が硬い木に押し付けられることになるので、「頭に血がいくのか」って心配になります。結局、寝る前にしばらくこの木枕で首を伸ばしてから、普通の枕で寝るというスタイルになりました。

連絡先の断捨離

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最近SNSの断捨離をしたばかりですが、連絡先も断捨離することにしました。

連絡先の必要性…… ない

仕事関連の連絡先は、会社支給のiPhoneでEightで管理しており1,000人近くに膨らんでいるので、連絡先に実施中のプロジェクトに関わる連絡先のみ登録しています。

一方でプライベート用のiPhoneの連絡先も200件を超えており、今日電車の中で眺めていたら「要らないじゃね?」と思えてきました。

確認してみると、以下のようでした。

  • 1割が家族や親戚、大学時代や高校時代の友人
  • 1割が行きつけのお店
  • 2割が同期や元同僚
  • 4割が単身赴任時代(沖縄)の部下や知り合い
  • 2割が謎な人たち

自分が死んだ時知らせたいかという基準で消していこう。

まず、謎な人たちをバッサリ消します。

単身赴任時代の部下や知り合いも年賀状などのやりとりは別にして、携帯からコンタクトするようなことがない方を…消そうととしたら間違って全部消しちゃいました。ま、いいか。

同期や元同僚も会社の方で連絡が取れるので消します。

行きつけのお店も調べれば分かるので、消します。

同窓生や親戚も携帯から連絡するようなことはないので消します。

バサバサと帰宅時の電車の中で消していたら、残ったのは家族を除くと3件程度です。

まぁ、こんなもんでしょうね。

あぁ、そうかiCloud経由で同期していたのでぜーんぶ消えちゃいました。ま、いっか。

SNSの断捨離

そう言えば、SNSの断捨離もしたのでした。

Facebook, LINE, Twitter 全部消してやりました。Mixi なんかもかなり昔に消しています。

まぁ、そもそもソーシャルな人じゃないですしね。

突然「このWebアプリ、レビューしてくれる?」と言われたら

カテゴリー:  Tech  タグ:  owaspzap vulnerability

突然、何の観点でとかの指定もなくWebアプリケーションのレビューを依頼されることって、よくありますよね? (ナイナイ)

今日そういう依頼を受けてしまい、とにかく回答することを求められたので以下のことをやりました。

とりあえず脆弱性か

コードを提示されたわけでもなく稼働しているWebアプリのURLだけが送られてきたので、 コードレビューなどもできず稼働している外観からの観察しかできません。仕方がないので、まずは脆弱性の検証でもやってみました。

と言ってもそっちの専門家でもないので、自分のMacbookにOWASP ZAPを導入して検証してみました。

OWASPは「The Open Web Application Security Project」の略称で、Webアプリケーションを作成する開発者に対してセキュリティに関する十分な情報を行き渡らせることを目的とし活動している団体です。

OWASP ZAP とは「OWASP Zed Attack Proxy」の略で、OWASPのプロジェクトの一つから生まれたオープンソースのソフトウェアで、簡単にいうとWebの脆弱性検査ツールです。オープンソースで無料ですが、IPAなどでも非常に高い評価を受けています(IPAテクニカルウォッチ 「ウェブサイトにおける脆弱性検査手法の紹介」の公開)

ツールを単体で立ち上げて「攻撃」して検証することもできますし、Proxyに指定してブラウザでの操作を通して検証することもできます。いきなり他人とサイトを「攻撃」したりすると問題になりますから、Proxyで検証することをオススメします。検証結果はHTMLファイルなどにエクスポート可能です。

レポートを確認して、検出された脆弱性を確認していけばそれなりのことが言えるようになります。脆弱性の意味が分からなければググりましょう。そして、専門家面して語りましょう。

アクセシビリティ

もう一つ、外観の観察だけでもの言えそうなのが「アクセシビリティ」です。

権威づけをするなら、総務省が公開しているmiCheckerあたりをかけて、レポートをみながら物申せば良いかと思います。JIS X 8341-3 1 とHTML5に準拠しているかどうかをチェックしてくれます。

問題はこのmiCheckerがWindowsアプリだってところです。

手元にWindows環境がなかったので、今回はAnother HTML-lint5でお茶を濁しておきました。

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  1. 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ 

自動車評論家、岩貞るみこ氏

カテゴリー:  Automotive  タグ:  car

ちょっと気になった記事

ちょっと気になる記事を見つけました。スバル XVについての岩貞るみこ氏の記事です。

由緒正しき運転大好きなスバルのユーザーが、求めているものはこれなのか?

情報の重要性、そして、シビアな環境のなか、なにをどの順番でどう伝えると理解し、安全な運転に導けるのか、HMI(Human Machine Interface)。もう一度、考えていただきたい気分である。

【スバル XV 試乗】運転大好きなスバルユーザーが、求めているものはこれなのか? - Response

要は「走行性能は気に入ったが、インターフェイスが気に入らない」ということでしょうか。

色々気になったので、過去記事を読んで見ました。

よくわからない車両サイズ感覚

日本の道に合わせた専用モデルと銘打ったわりに、全幅は1780mmと、大きくなりすぎたと言われるレガシィ5代目(最終モデル)と同じ大きさ。全長は10cm短くなったけれど、それでも4代目よりは長い。クルマ好き、スバル好きはこの数字に納得してくれるのかもしれないが、正直なところ周囲の一般ピープルには説明しづらい。

【スバル レヴォーグ 1.6GT 試乗】4WDと後輪の動きが安定した走りを実現、インテリアはもう一歩 - Response

この方レヴォーグのサイズが気に入らないらしく、何度も記事にしています。

実際のレヴォーグは、あれ? 大きい? たしかに『レガシィ・ツーリングワゴン』より全長が100mm短くなりましたよ。でも、4690mmってでかくない? 日本の細い道。昔からある狭い車庫。大きいクルマをとりまわすのが苦手な草食男子の増加。それらを考慮し、日本の使い勝手を本当に最優先したのかと問いたくなるサイズだ。あくまでも、「対レガシィ・ツーリングワゴン」の相対評価で縮んだだけで、絶対評価では、これ、大きすぎるってば。

【期待が外れた】スバル レヴォーグ…君しか愛していないって言ってたでしょ

一方、この時比較で出している4代目レガシィについては5代目レガシィのレビュー記事で以下の様に語っています。

どんどん大きくなるスバル『レガシィ』である。全長4795mmって、すっかりアメリカン・サイズ。かなり前から国産セダンに対し「オヤジ臭いし使いにくいし、もはや乗る価値なし!」と言い切るなか、「スポーツセダンなB4だけは別」と恋心を寄せていた私ですら、三行半を突きつけたい思いだ。

【スバル レガシィ B4 試乗】女性にこのサイズはキツい! かつての姿はどこに - Reposnse

この「恋心を寄せていた」というのは4代目レガシィのことだと思われます。

5代目レガシィのBRが全長 4,775mm、レヴォーグが4,690mmですから、確かに85mm 違うのでかなり違いますね。4代目レガシィのBPは4,680mmです。この方が「恋心を寄せていた」と思しき4代目レガシィとレヴォーグの全長の差はたった1cmです。ホイールベースに至っては、レヴォーグでは4代目と比較しても2cmほど短縮されているのです。

やはり、自動車評論家というものは随分と車両感覚が優れているものなのでしょうか。

なんの聞きかじりでこういう記事を書くのか知りませんが、レヴォーグは4代目レガシィと全長、全幅ともほぼ変わらず多くの人は日本で妥当なサイズとみなしています。評論家として記事を書くなら、もう少し客観的な事実に基づいて記事を書いて欲しいものです。

後ろのタイヤがインへと向けてくれる分、クルマは安定し、速度をキープしながらきれいにライントレースができるというわけだ。

【スバル レヴォーグ 1.6GT 試乗】4WDと後輪の動きが安定した走りを実現、インテリアはもう一歩 - Response

車の運動性についてとてもユニークな視点をお持ちの様です。

インテリア重視は女性特有の視点からの評論?

そして、インプレッサの評価です。

必ずインテリアについては一言物申す主義の方らしいですが、シートベルトもひっくるめて「インテリア」らしいです。

利便性と安全性を天秤にかけて、利便性をとるのはやめてほしい。

【スバル インプレッサ 試乗】安全性と利便性を天秤にかけないでください - Response

インプレッサ自体は安全性の高い車のはずです。タイトルにまでこれを持ってくるとは、一体何がこの人にこうまで言わせるのかと思えば、シートベルトのバックルが気に入らない。いままでのスバル車に比べて、バックルが長く伸びるように生えているのだ。ですと。

ええぇ? なんですか? これ! 「日本一安全と言われるインプレッサの安全性に一言申せば!」的なことですか?

そしてお得意のインテリア批評。

インプレッサの質感は、どうにも物足りない。同じ価格帯のクルマに比べると、違和感ない仕上がりなのだが、走りがよすぎるだけに、どうしてももっと上を期待してしまう。

【スバル インプレッサ 試乗】 - Response

同価格帯の車と遜色ないインテリアなのに、走りがいいから物足りない? 論理的に何を言ってるのかサッパリわかりません。 普通の感覚ならば「インテリアの質感は同価格帯と比較しても十分。その走りはワンランク上を行く」と書くところでしょう?

私がメーカーの担当者なら、この方をぶん殴りたい気分です。

どうも女性の視点でインテリアという切り口からクルマを語るというのが、この方の自身で考えられている勝ちの様です。

それが適切であれば良いのですが、「女性だからインテリアを語れる」的な論調と支離滅裂な主張からは、知性のないステレオタイプの「女性」、しかも時代遅れの女性にしか見えません。女性を盾にこういうことを書くのだとしたら、「女性特有のヒステリックな文章」と取られかねないのでやめたほうが良いと思います。

どんな人か

プロファイルによると、一応「モータージャーナリスト」なのですね。

もともとホンダにお勤めだった様ですが、この頃は自動車でなくバイクだった様です。

その後、雑誌「Hanako」で自動車関連の記事をお書きだったとのこと。あぁ、なるほど。

現在もカー雑誌などで適当な記事を執筆されている様ですが、著作物を見る限りモータージャーナリストなの?という感じです。

カー・オブ・ザ・イヤーの選考員なのですね。

昨年の評点を見ると、以下の様です。ちなみにカー・オブ・ザ・イヤーはスバルのインプレッサでした。

スバルインプレッサ 3点
ホンダプリウス 10点

まぁ、こういう方も多いのですが、コメントも楽しいです。

トヨタ【プリウス】
安全と環境をバランスさせ、さらに乗り心地も先代にくらべて飛躍的に向上。新しいプリウスの歴史を刻み始めた感がある。デザインも優雅でエレガント。乗れば乗るほど、燃費のよさに満足感が高まり、ユーザーが、長い年月をかけて乗るほどに価値を実感できる。

あのデザインを優雅とかエレガントとか言える感覚はもはや気味が悪いです。私なんかは2020年にあの車が東京を走っているかと思うと国際的な恥ではないかと思うくらいですから。

いずれにしろ、この方の記事を載せている雑誌は買うのをやめようと思います。

信濃屋、再び

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義父が倒れてしまい急遽帰省していたのですが、 義母と昼食に信濃屋さんに行ってきました。

3年ぶりの信濃屋

前回訪れてから、3年以上経ってしまいました。

信濃屋

店前の植木の配置は変わっていましたが、相変わらず渋い店構えです。

平日の金曜日にも関わらず開店直後にお店は満員で、ギリギリ最後の席に座ることができました。注文も茹でる量が決まっているのですが、第一陣に間に合ったみたいです。

今回もころと支那そばをいただきました。

ころ

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