Macで大量ファイルコピー

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Macで大量ファイルコピーはヤバい

MacのFinderで大きなファイルを大量にコピーや移動を行っていると、処理に大変時間がかかったり、途中で処理が失敗していて全部のファイルがちゃんとコピーされなかったりということはありませんか?

Finderでは例えば10個のファイルを選択してコピーや移動を行うと、一斉に処理が始まります。今時のオペレーティングシステムですから処理自体はマルチスレッドで行われますし、実際CPUも2コアだったり4コアだったりするので並行処理自体は普通のことですが、問題は同時にいくつものファイル処理が行われる事で、過剰なディスクシークが発生することです。これによりディスク処理が遅くなり、更にディク処理が並行している各処理のボトルネックとなり全体の処理時間がシーケンシャルに実行したときより長くなることになります。また遅くなったそれぞれの処理タスクを管理する、OSのリソースも食っていく事になります。Windowsでも状況は似たようなもんでしょう。

このような状況に対処する方法は簡単です。 処理をキューに溜め込んで並列ではなくシーケンスに実行することで過剰なディスクシークを防ぐ事が出来ます。また、処理を一本化することで処理の要するリソースも集約できるので、メモリーをファイルを読み込むバッファに思い切って割り当てる事が出来ます。これによって更に処理時間を短縮する事が可能となります。

こういった処理をやってくれるアプリケーションはわたしの手元には3つあります。UltraCopier、CopyQueue、PathFinderです。

UltraCopier

UltraCopierはマルチプラットフォームのアプリで、 WindowsやLinux版もあります。システムのデフォルトのコピーや移動と置き換えることができるようですが、わたしの環境ではうまく行きませんでした。この場合タスクバーの常駐するアイコンからメニューで処理を選択して起動する事になります。デフォルトではファイルが選択できずフォルダが選択対象なのでちょっと戸惑いますが、オプションで変更することができます。

コピーの最中でリストから順番を変えたり、不要なファイルを削除したりと言った処理ができるのがうれしいです。たまに権限エラーなどで処理が止まる事がありますが、UltraCopierのよいところはエラーに対する「無視する」と設定しておけば処理を継続してくれる点です。

難点はマルチプラットフォームなので、UIがMacらしくないという点です。また、ファイル選択時など Command-A(全選択)などMacのショートカットが効かないのもツラいです。

CopyQueue

CopyQueueはMac専用のアプリで、AppStoreから購入可能です。

こちらはMacネイティブなので、Macらしいインターフェイスでドラッグ&ドロップも可能です。処理ロジックや帯域の制限をかけれる点は他のアプリと同様ですが、タイマー起動をかけたりコピー処理を行ったファイルリストを保管できる点が独自な点です。

個人的には、コピー処理などよくやることなので通常アプリでなくUltraCopierのように常駐してアクセスしやすくするような工夫は欲しかったです。またインターフェイスがMacライクで美しいとはいえ、特に工夫がある訳ではないので基本的なインターフェイスのコンセプトはUltraCopierと変わりません。もう少し使いやすい工夫が欲しかったです。

わたしが気に入らないのは、処理リストの保管先を毎回終了時に聞いてくる事です。わたしの場合ほとんどの処理はワンタイムでその場限りです。保管したい処理なんてほとんどないのにも関わらず毎回聞かれるのにはうんざりします。

PathFinder

PathFinderは、言わずと知れた昔からあるFinderのより良い代用品です。高機能すぎてすべてを紹介しきれませんが、実は PathFinderにも同様の機能が組み込まれています。

PathFinderのツールバーをカスタマイズすると、「進行状況」の表示ボタンを追加することができます。ファイルのコピーや移動処理をした際、このボタンを押すと進行状況が表示されます。デフォルトの状態ではFinderと同様並行処理を行ってるのがわかります。ここで、進行状況のダイアログにある「ファイル操作を待ち行列に入れる」をチェックすると、以降の処理はシーケンシャルの行われるようになります。 この選択は保存されるので、次回以降も同じ処理方法が選択されます。

PathFinderが良いところは、元々優れたファイラーなので処理対象ファイルの選択やコピー先の選択が非常に簡単に出来ることです。特に2ペインにして一方をコピー元、一方をコピー先にして、処理したいファイルをドラッグすると非常に簡単で直感です。このように、特別意識する事なく「待ち行列」の恩恵を受ける事が出来るのが最大のポイントです。

ベンチマーク

9個のファイル、総バイト数23.5GBのエロ動画を含む動画ファイルをMacBook Airの内蔵SSDからUSBで接続した外付けのHDDにコピーしてみました。

  1. 446秒 UltraCopier
  2. 458秒 PathFinder
  3. 460秒 Finder
  4. 461秒 CopyQueue

CopyQueueにとってはなんとも不名誉な結果ですが、まぁ、一方がSSDだったりすると対して変わらんてことですな。

夫がダミー文章マニアで困っています

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なんて人はいないだろうが、意外にみんな知らないので書いておきます。

ダミー文章ってなんだ?

パワポやワードで資料を作っていて、全体のレイアウトや文書の構造を練っていて取りあえず「ここに後で……を書こう」って枠だけ置いておくことがあります。「ダミー文章」とはその枠に流し込んでおく”適当なテキスト”のことです。英語で言うLorem ipsumってやつですね。

日本の場合決まったフレーズはないようなので皆どうしているのか見てると、テキスト枠だけ作ったり、「後で書く」とかで済ましている人が多いようです。なんか感じでないですよ、これじゃ。

Microsoft Officeはダミー文章を自動生成できる!

MS-Officeはアプリケーション自体をダミーとして消してしまいたい気もしますが、仕事で使う道具なので仕方ありません。実は自動でダミー文章を生成してくれるのです。 WordでもPowerPointでもよいので開いて、テキストエリアを開いて以下のようにタイプしてみてください。

=rand()

ほら、適当なテキストが生成されたでしょう? 結構知らない人が多いんです。 Microsoftは幾つかの関数を提供しています。ぜひ利用しましょう。

rand()
Office2007以降にサポートされた関数のようです。ローカライズされた(つまり日本語)テキストを自動生成してくれます。Mac版Office 2011では英語で出てきます。

=rand(p,l)
pは段落数で、lが各段落の行数です。各パラメータは省略可能です。省略した場合はデフォルトの数で出力されます。

rand.old()
Office 2003以前と同じローカラズされたテキストを出力します。互換性のため残しているんでしょう。書式も同じです。

lorem()
まさに冒頭に書いたLorem ipsumを挿入する関数です。書式は同じです。

ダミー文章と夫は新しい方がよい

MS-Officeの関数は便利な方法ですが、挿入されるテキストは毎回同じです。これじゃつまらないので、内容は都度ランダムに新しいテキストにしたいって思うようになります。

そんなあなたに、ネットのサービスを紹介しましょう。

日本語サイト

日本語をサポートしたサイトはあまりないようでした。

  • ダミーテキストジェネレータ
    単純な日本語を選択して文字数を指定すると、それらを繰り返した文章を生成してくれます。ちょっと物足りませんね。
  • すぐ使えるダミーテキスト
    こちらは青空文庫の夏目漱石「私の個人主義」 、宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」などから引用した文章を生成してくれます。オプションも豊富でなかなか使えます。引用元がちょっとビジネスに合うかなという気もしますが。

英語サイト

英語サイトはたくさんありそうです。

  • Dummy Text Generator
    こちらはソースとなるテキストの種類も多く、文字数や段落数も自由に変更できます。英語以外の言語にも対応していて最強な感じがあります。残念ながら日本語には対応していません。
  • Social Good Ipsum
    こちらはテキスト内容が時事ネタっぽい言葉が並ぶように作られています。意味はありませんが、それっぽさは出ますね。

ところでLorem ipsumって何よ?

Lorem ipsumは米国の出版業界で今と同様文書のデザインやフォントのイメージをつかむ目的で使われていたテキストで、1950〜60年代に今の形になったようです。ソフトウェアの世界では、Adobe PageMaker(当時はAldus社から販売されてた) のダミーテキストに取り入れられて一般的になったようです。

米国人から見ると、なんとなくギリシャ語っぽい感じらしいです。実際には原典はローマ時代の哲学者キケロの「善と悪の究極について」のラテン語の原典から引用されて、内容を意味が通らず英語の文字の出現率に近い形でいくつか改竄されているようです。

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コーワキングスペースで初代Happy Hacking Keyboard

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初代Happy Hacking Keyboardを買ったのは1997年のことだ。

東京大学の和田英一名誉教授の著した1995年度WIDEプロジェクト研究報告書で、猫の目のようにキー配列が変わり段々巨大化していく当時のキーボードを嘆いて理想的なキーボードとして描いたものを具現化したキーボードがHappy Hacking Keyboardです。

アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。 いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。

引用元:『 東京大学 和田英一 名誉教授の談話

なんてキャッチコピーに参って買ってしまったのでした。

当時はまだPS/2かMacのADBインターフェイスでした。初代は7年ほど使いさすがにPS/2インターフェイスが問題なってきたので、その後Professional (無刻印モデル) > Professional 2 (墨) と移行し、現在はProfessional 2 Type-S を使用しています。

最近千葉でコワーキングスペースを使わせていただいているので、初代Happy Hacking Keyboardを使っています。Professional 1、2ともに東レの静電容量無接点方式のキーボードが使われています。東レのRealforceもそうですが、静かな環境で使うと打鍵音がかなり大きくうるさく感じます。TYPE-Sは同様に東レの静音タイプのものを使ってるそうですが、緩衝材が入ってかなりマイルドな打鍵感触になり打鍵音もほとんどありません。初代はメンブレンスイッチ方式でしたが、ゴムの反発力などかなり調整したようでこのTYPE-Sとかなり似た打鍵感触です。

さすがにPS/2のインターフェイスで繋がるようなマシンはもってないので(そもそもMacだし)、USBへの変換アダプタを介してMacBookに接続しています。この変換アダプタは数年前にマニアなキーボードの通販で有名なShopUで購入したDegital Stream社のDS068001A-DGという製品です。今ではもう売っていないです。

Macと繋ぐ際にはHHKPS2USBDriverというドライバーを使っています。アダプタごとの設定が必要ですが、当時作者の方に報告したこのアダプタの設定も掲載いただいています。

このアダプタが壊れてしまったり、メンブレン方式なのでキーボードにも近々寿命が来てしまいそうです、最後まで大事に使いたいと思います。

POTENZA S001にタイヤ交換

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うちのレガシィですが、先月の車検時にタイヤ交換しました。

結局Amazonでオーダーしていたミシュランが間に合わず、同様にAmazonでポテンザのS001を購入しました。もともとレガシィのタイヤはポテンザのRE050aだったので、後継タイヤへの素直な履き替えになりました。履き替えて1000Kmほど走ったので感想でも。

外したタイヤを比べると、パターンは似たような感じですが、ストレートの線が4本あったのが3本になっています。ウェット性能が上がっているようなので、これがその工夫でしょうか。全体的にアウト側のブロックが大きくなっている印象です。

乗ってみた印象ですが、軽くなったなぁという印象です。実際の重量は10Kg前後であまり変わっていないはずなので、転がり抵抗が若干小さくなっているためか、サイドウォールがRE050より少し柔らかくなっているためタイヤがよく動いている印象を与えるためでしょうか。実際乗り心地は固いのだけれど、RE050よりコンフォートなフィーリングです。

もともとRE050も直進性は高いタイヤでしたが、サイドウォールが柔らかくなりつつアウト側ブロックが大きくなっているので直進性はさらに安定し、タイヤを切ったときのアジリティも高くなっている印象があります。かつタイヤからのフィードバックが以前よりわかりやすいので、切ったところにちゃんとタイヤが行っている感覚があります。自分のiPhoneを地面に置いてスレスレを通りに抜けろと言われたらできそうな気がします(やりませんが)。

全体的に後悔のない履き替えでした。まぁ、いくら後継タイヤと言っても3万Km以上走ってヘタリまくったタイヤとの比較なので、あまり信用しないでください。

朝はグラノーラ。迷ったらこれを食え

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世間でも流行っているが、ちょっと前から朝食にグラノーラがマイブーム。

以前はカルビーのフルグラを食べていた。 「最強」と皆が言うだけあって、フルーツも贅沢に入っているし、味も日本人に合うように調整されていて美味しい。シリアル類もココナッツ、コーン、かぼちゃの種、アーモンド、小麦、玄米と豊富で言うことなし。確かに「最強」だ。

しかし、マイナー志向なのでみんなが褒めていると食べたくなくなる性分。最近は「カントリーファーム」のシリアルを食べている。今は「フルーツクランチ」というやつで、レーズン、ココナッツ、バナナチップが入ったもの。ココナッツも大きなチップが入ってるし、シリアル類も固めてあってしっかり噛んで食べるという感じになる。何よりレーズンがたくさん入っていて、日本の干しぶどうとはちょっと違って、生っぽくて美味しい。

値段もほぼフルグラと変わらず、カロリーもあまり変わらない。しっかりした歯ごたえでこちらの方が食べた感じがするし実際腹持ちも良い。それでいて甘みが自然で(砂糖は入ってる)あっさりしている。

忙しい朝はこれだ。

STIエンブレムに苦戦

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今日はまさに猛暑でしたが、からりとして気持ちのよい暑さでした。 ちょっと車で出かけた時、空を見上げたら気持ちが揺さぶられるような青で。

朝出かける前にSTIのエンムレムを愛車につけてみました。先日フロントグリルをメッシュに交換して、何かが足りないという感じがしていたのです。

今回も苦戦。 エンブレムの足がメッシュの網目に合わず、4本のうち2本を切断しました。エンブレムには金属プレートと2枚の留め金が付いていたのですが、付け方がよくわからずです。留め金で親指を切ったりしながら、面倒になって金属プレートはあっさり放棄して2枚の留め金をなんとか押し込みました。それでもぐらついていたので、強力なテープを巻きつけて一件落着。

適当な人なんです。

脱力、Powered Coffee

カテゴリー:  Dining  タグ:  foods and drink

飲むならやっぱり無糖です。 キューピーコーワゴールドのコーワです。コーヒーの他にローヤルゼリーエキス、エゾウコギエキス、ナツメエキス、クコの実エキス、ビタミン類など体に良さそうなもののオンパレードです。

しかもネーミングも Powered Coffee です。 なんか Powered Suitに似てて、ガンダム世代の私にはなんかハマるものがあります。商品の説明を読むとコーワの技術を結集して「普段飲むコーヒーに、パワー成分とビタミンを配合することに成功しました」とのこと。期待が高まります。

飲んでみました。 うん、なんかリポビタンDとか栄養剤とコーヒーの味がします。えええええい! 「配合することに成功」って混ぜただけやろ!!!

クソまずいです。もう二度と飲みません。 なぜ、コーヒーにこんなもの入れた? なぜだ。

大事なのでもう一度言います。もう2度と飲みません

スバルめ、お前らがその気ならうちのレガシィのフロントグリルも変えてやる!

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スバルの車はフロントグリルに飛行機の意匠のデザインが採用されています。

これはスバル(富士重工業)が中島飛行機の由来だからです。「九七式戦闘機」「隼」をはじめとして多くの戦闘機を生み出し、設計は三菱なれど零戦の3分の2を生産した当時は世界屈指の飛行機メーカーでした。

それにちなんでいるわけですね。車のアイデンティティたるフロントグリルの意匠に企業としての歴史を踏まえてデザインするというのは正しいやり方でヨーロッパのメーカーはそういうことを実に真面目にきちんとやっていますね。で、スバルはそれが「飛行機」なわけです。1

ところが、多くの場合特別仕様車やスポーツグレードではメッシュグリルになって「飛行機」が取っ払われちゃう訳です。また、オプション品でもいかにも「こっちの方がかっこいいぞ」的な感じでメッシュグリルがあったりする訳です。気にくわないじゃないですか、なんという節操のなさ。これはベンツで例えて言うと、AMGにはスリーポインテッド・スターがついてないとかいうレベルの馬鹿げた話です。メーカーとして「飛行機」の意匠を大事にしているのかなんなのかさっぱりわからんのです。

そして、先日ふと気付きました。レヴォーグです。

「飛行機」の意匠やめやがったな! 奴ら。

そう、レヴォーグのグリルには「飛行機」がないんです。

あー、もう、頭に来た。それならうちの愛車からも外してやる!

と、オークションでポチッたのがこちら。BP/BLの前期型のspec.B/3.0R 適合でブラックが決まったグリルです。メッシュはゼロスポーツのものを入れているようです。

なかなかいい感じです。シルバーのグリルがブラック塗装されているので、なかなか迫力があります。

ただ、遠目にみると全体がのっぺりして見えてちょっと寂しいので、「STi」のエンブレムでもつけようかなと考えています。



  1. かつてはグリル全体が飛行機の意匠になっている「スプレッド・ウィング・グリル」を軽自動車の名車 R2でぶち上げてインプレッサにも持ち込みましたね。個人的には好きでしたが、賛否両論あり「やり過ぎ」の感はありました。R2のすぐのこのデザインを廃止してしまいました。 

HP200LXを手放すぞい

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iHP200LX

なんだかんだで、大事に使ってきたHP200LXですが、手放す事にしました。

これを購入してからもう20年近く経とうとしてます。ふと気がつくとコンパクトフラッシュを読む環境がなくなっています。当然昔使ってたモデムもありません。つまりHP200LXと外部を繋ぐ術がなくなっていたのです。

それなら、この素晴らしい機種を興味や関心があって、使って続けて行ける環境がある方に使って頂きたいと思いました。

てな、訳でオークションに出した訳ですが、なんか申し訳ない位の高値が付いてます^^;

そういえば、Vitz RSも試乗したんだった

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先週そういえばVitz RSも試乗したんだった。

24月にマイナーチェンジがあったらしいが、なんだか厳つい感じ。トヨタの考える「スポーティ」ってこうなるのか。なんか派手なペイントがしてある試乗車でちょっと恥ずかしい。ここの営業所は営業が隣に乗り込んで来ず、「どうぞ」って感じで一人で乗せてくれるのがよいところ。

エンジンをかけてみると、思ったよりエンジン音がうるさい。それもなんかトラックみたいな音だ。気を取り直してゆっくりと公道に出るところで「なんじゃ? このブレーキ」。ちょっと踏んだだけで、カックンと強烈に効きます。うちのレガシィもだが多くのトヨタ車は踏んだらリニアにブレーキが効いてくるので、かなりな違和感。このブレーキの感じは日産車の中小型車に多い。安全対策のつもりなんだろうか。いきなり強くなった。

走り出すと、そこそこパワーはあるがまぁスポーティーとは程遠い。足回りはちょっとお金をかけてるようだ。コーナーでちょっと無理してもロール感がなくそのまま曲がっていく感じ。しかし、接地感もなく自分の車の状態や路面の状態が全くつかめず、雲上で走ってるような...... いや、といっても乗り心地そのものはこの手の車にしてはかなり硬いですよ。

つまらなくなって、そうそうに返却しました。

パーツそのものはスポーツグレードというのでよい部品を使ってるようですが、どんな車をイメージしてこの車を作ったのか作り手の気持ちがさっぱりわからない車でした。

かつて、2000年頃に出た初代Vitzの鮮烈さは欠片もないのはよくわかりました。店舗の多いネッツ店で売られているので、まぁそれなりにしばらく売れるんでしょうが「第二のカローラ」ですね。