地元のワインを飲む Komagatani マスカットベリーA

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久しぶりに実家に帰ったので、地元の河内ワインまでワインを買いに行きました。

河内ワインとは

私の実家は大阪でもいわゆる「河内」というところで、あまり柄がよろしくない地域として有名?ですね。

実はこの河内ではブドウづくりも盛んで、奈良との境で結構ブドウ園が並んでいます。こうしたブドウを使ってワイン作りも盛んです。

河内ワインといっても、「河内」でワインを製造している会社は3つあるようです。

「河内」と名のつくワインは3社が製造しています

現在、弊社の「河内ワイン」の他に羽曳野市の(株)河内ワインさんが、「河内>ワイン」や「河内葡萄酒」という銘柄で、同じく羽曳野の飛鳥ワイン(株)さんが、「河内産ワイン」という銘柄で製造しておられます。

カタシモワイナリー:「河内ワイン レギュラー」「カタシモ河内ワイン」など
(株)河内ワイン  :「河内ワイン」「河内葡萄酒」など
飛鳥ワイン(株)  :「河内産ワイン」など

河内ワインの説明 - カモシタワイナリー

実家に一番近いのは飛鳥ワインさんですが、ワイナリーもおしゃれでちょっとだけ上等なワインを作っている河内ワインさんで購入いたしました。

私自身は大学4年間しか住んでいなかったのですが、その頃の「河内ワイン」はというと路肩で野菜や果物と一緒に並べられて売られてる安ワインという印象でした。が、ここのワインを2年ほど前にいただいて、その美味しさにびっくりしたものです。

Komagatani マスカットベリーA

河内ワインでは、以下のような4つのブランドを展開されています。

  • 河内ワイン館アンティーク
  • KIEI
  • 河内葡萄酒
  • Komagatani

今回選んだのは、Komagataniというハイエンドのシリーズのマスカット・ベリーAです。

マスカット・ベリーAは岩の原葡萄園の創始者で日本で「ぶどうとワインの父」とも呼ばれる川上善兵衛氏によって生まれた日本固有種です。アメリカブドウのラブルスカ種「ベーリー」にヨーロッパブドウのヴィニフェラ種「マスカット・ハンブルグ」の交配から生まれたようです。

ちょっと前までは生食用としてよくスーパーに並んでいた黒い大き目のブドウで、皮が厚くジューシーで甘いのが特徴です。

ワイン用としてはマスカット・ベリーは味が軽いと当初はあまり人気ではありませんでした。その後日本食に合うワインとして近年ではワイン用としての利用も盛んで、2013年国際ブドウ・ワイン機構(OIV)にワイン用ブドウ品種として登録認定されました。

一般的にマスカット・ベリーAを使用したワインは、フルーティーで渋みの少ない甘めのワインになります。

このKomagataniを飲んでみました。

色は、明るめのルビーで透明感があり、粘性も弱めでさらっとしています。 香りはマスカット・ベリーっぽい、イチゴとチェリーを混ぜたような果実系の甘い香りですが、かすかに土っぽい香りも入っています。

飲み口は、アルコール度は高く、すこしピリッとします。口当たりはまろやかですが、酸味を強くやや尖った印象です。渋みはあまりありませんが、飲みおわった後にやや収斂性を感じます。

飲み慣れてくると、最初に刺激が収まって、フルーティさも出てきます。余韻はあまり長くはありませんが、明るい情景が浮かびます。

チーズなどと合わせると少し弱い感じで、確かに刺身なんかが合いそうです。

確かに駒ヶ谷っぽです。

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