日本初のエステリーラム 房総ラムの海をいただく
千葉でラムを作ってるところがあると聞いて調べてみたら、エステリーラムを作っていたので購入してみました。
MITOSAYA
近くのクラフトビールの店に立ち寄ったら、MITOSAYAというブランドの トニックウォーターとリキュールを扱っていました。
2015年に閉園した千葉県夷隅郡大多喜町の大多喜町薬草園を、書店「UTRECHT」の運営をしていた 江口宏志氏らにより2017年から薬草を使って蒸留酒を作り出しているそうで、そのブ ランドがMITOSAYAというそうです。
たまたまいただいたのがラムベースのリキュールで、 お店の方が「千葉のラム酒を使ってるんですよ」を教えていただきました。何年か前 に日本のラム酒にハマっていましたが、その頃には千葉のラム酒などなかったと思っ ていたら、2年ほど前からラム酒を製造していると教えていただきました。
房総大井倉蒸留所
早速調べてみると、房総大井倉蒸留所という蒸留所がで きており、ラム酒を中心に製造されているようでした。
「千葉でサトウキビなんてできるのかな」と思っていましたが、南房総だと冬でも温 暖なため東日本では珍しくサトウキビの栽培ができ、サトウキビからラム製造まで一 貫してできるワイナリーのような形態を取れているそうです。
自社農園のため、製糖には使用しない純粋にラム製造のためだけのサトウキビのオー ガニック栽培ができているそうです。
そのため、モラセス1を原材料とした一般的なラムだけでになく、 というサトウキビジュースをそのままラム酒にする 「アグリコール」も製造している期待が高まります。
BOSO Rhum Mer-海- Cuvée spéciale ESTERY2024
房総大井倉蒸留所のオンラインショップで早速注文したのですが、折角 なので限定597本のBOSO Rhum Mer -海- Cuvée spéciale ESTERY2024 を注文しました。
エステリーラムとは、発酵過程で生成されるエステル価2が高いラム酒のことを指 すようです。Smith & Cross、Hampden Estate、Worthy Parkなどのラム酒が有名ですが、 世界的に見てもこのスタイルに挑戦している蒸留所は限られています。
千葉の蒸留所でチャレンジしていると驚きです。
この「海」は刺激的なエステル香を柔らかくするため4本のバーボン樽による短期熟成を行い、 その後原酒を取り出し混和と加水調整(60%程度の予定)を行いボトリングしたそ うです。
まだプロトタイプということです。
まずはチューリップグラスでストレートでいただくと、 まず甘いリンゴのような香りがして、口に含むともっと熟した果実の複雑な芳香が 鼻腔を抜けていきます。これは美味しい。
またソーダで割って、ライムをちょっと添えるだけで信じられないぐらい華やかでト ロピカルな香りを楽しめます。
いやぁ、これは他のラムも試したいなぁ。