書評:進撃の巨人 23巻
忙しいので、Kindleで風呂に入りながら読んでみました。
この漫画、楽しみにしているのですが、いつも前巻でどういう話だったか忘れてしまいます。
歳のせいもあるかもしれませんが、今回もいきなり22巻から飛躍していたので一体どんな話だったか見失いかけました。
前回は「進撃の巨人」の記憶を通してエレン・クルーガーとグリシャ・イェーガーの邂逅や、手紙を通したユミルの生い立ちなど、過去に起こったこの物語の起源とも言えるストーリーが語られました。
本巻では、冒頭ほぼ初登場の人物だけで語られ始め、いつの時代のどこの話なのか、見失います。
しばらく読み進めると、ジークやライナーが登場し、前巻から数年が経過したマーレ国での話だとわかります。
マーレは前回のパラディ島作戦失敗後、他国との戦争に入り一旦パラディ島の征伐を諦めています。そして、時代は新兵器を産み、巨人の脅威を過去のものにしつつあります。あの巨人の脅威を!
しかし、巨人の力に依存していたマーレはすぐに新兵器を開発できるわけもなく、ジークの進言によりまたパラディ島征伐を開始するのでしょう。
という背景がずっと語られています。
もう、物語の上ではほとんど手札は提示されており大きな謎は残っていません。だーっと物語が進んで欲しいものです。