3ボタン+1ノブ 赤軸 片手キーボード XYZA Tinykeyboard3Plus

普段Macbookは閉じて外部ディスプレイとHHKBを使っているので、マルチメディア操作関連キーへのアクセスができません。とくに音量調整や動画の再生・停止といった操作を素早く行いたくて、左手用の小型キーボードを探していました。見つけたのがXYZA Fukagawa Craftの「Tinykeyboard3Plus」です。3つの赤軸メカニカルキーと押し込み対応の回転ノブを搭載した、手のひらサイズのUSB-Cプログラマブルキーボードです。価格は約3,000円で、Amazonで購入しました。
機能面は十分
キーの割り当ては専用アプリで自由に設定できます。3つのボタンだけでなくノブの回転・押し込みにもキーアサインが可能で、1ボタンに最大18個のキー入力を連続で登録できるので、簡易的なマクロも組めます。設定は本体のオンボードメモリに保存されるので、一度書き込めば別のPCに繋いでもそのまま使えます。2026年の新ファームウェアでMacOSにも対応しました。
私の場合はノブに音量の上下、ボタンに再生/一時停止・前の曲・次の曲を割り当てています。ただし後述する理由で純正アプリは使わず、Karabiner-Elementsでキーマップを設定しています。ノブを回して音量調節できるのは物理的な操作感があって直感的です。赤軸の打鍵感も軽くて静かなので、デスク脇に置いておいてさっと使うのにちょうどいいです。
気になった点
機能自体には満足していますが、いくつか問題があります。
- USB端子の位置
- ノブが奥になるように縦にキーボード左側に沿って置くと、USB-C端子が本体の側面左側にあります。できればノブの上部、つまり本体の奥側にあってほしかったです。横から出るケーブルのぶんだけ左右に余分なスペースが必要になり、狭いデスクでは地味に邪魔です。
- ドキュメントの貧弱さ
- 同梱物は納品書のような紙1枚で、そこにマニュアルとアプリのダウンロードURLが書いてあるだけです。この紙を捨ててしまうとアプリの入手先を探す手段がありません。マニュアルレスなのは当たり前なので、これ自体はよいのです。問題は、リンク先がブログの記事のようなページで、メーカーサイトのトップページからは探せないことです。メーカーサイト(xyza.jp)にきちんとしたサポートページやダウンロードリンクを用意してほしいところです。そもそもこのサイト自体がしばしば403エラーでアクセスできなくなるのも困ります。
- 設定アプリの品質
- 設定アプリがコード署名されておらず、インストール時にOSからかなりの警告が出ます。製造も中国のようなので初見だとマルウェアかと不安になるレベルです。また、アプリ内の日本語が機械翻訳のようで不自然な英語が多く、UIの作りも粗いです。機能的には動くので実害はありませんが、製品としての信頼感を損ねています。
まとめ
ハードウェアとしてはコンパクトで打鍵感もよく、マルチメディアキーへの素早いアクセスという目的には十分応えてくれます。汎用的な部品を基盤に載せただけ考えると約3,000円は割高ですが、まぁ小額なのでいいかなと。ただ、USB端子の配置やアプリの完成度、サポート体制といったソフト面での粗さが目立ちます。ハードは良いので、周辺の品質が追いつけばもっと安心しておすすめできる製品になるでしょう。