鼻うがいのススメ

風邪やインフルエンザの季節になると、予防策として手洗い・うがいが推奨されます。しかし「鼻うがい」はどうでしょうか?実は研究レベルでも効果が報告されており、私も日常的に取り入れています。今回は鼻うがいの効用と、おすすめの製品を紹介します。
鼻うがいの効用
鼻うがいについては、いくつかのポジティブな研究結果が報告されています。
- 風邪・上気道感染
- エジンバラ大学による2019年のランダム化比較試験では、発症48時間以内に高張食塩水で鼻うがいを行った群で、罹病期間が22%短縮、市販薬使用が36%減少、家族内感染が35%減少、ウイルス消失が早まったという結果が出ています。特にコロナウイルスによる風邪では効果が見られたようです。
- COVID-19
- 2024年までの系統的レビューでは、生理食塩水による鼻洗浄がSARS-CoV-2の鼻咽頭ウイルス量の減少に効果的であり、PCR陰性化までの期間を2〜11日早める可能性があると報告されています。高頻度(1日複数回)の使用がより効果的とされています。
- アレルギー性鼻炎
- Cochraneレビューによると、生理食塩水による鼻洗浄は何もしないよりアレルギー性鼻炎の症状緩和に効果があり、副作用との関連もなさそうとのこと。ただしエビデンスの質は低〜中程度で、大規模研究が求められています。
- 副鼻腔炎
- 2週間継続した群で鼻腔開存面積の増加、細菌の陰性化、症状スコアの改善が報告されています。医療現場でも副鼻腔炎の手術後の補助療法として広く推奨されています。
おすすめ製品:ニールメッド サイナスリンス
私が愛用しているのはニールメッドのサイナスリンスです。米国・カナダの鼻洗浄カテゴリーでシェアNo.1を誇り、副鼻腔炎の手術後の洗浄として世界的に医療現場で推奨されている製品です。
サイナスリンスの特徴は以下のとおりです:
- 240mlの大容量で鼻腔の奥までしっかり洗える
- ボトルが柔らかく、水流の安定性が良い
- 体液に近い濃度の洗浄液で痛みが少ない
- 1回あたりのコストが約30円と経済的(ハナノアなどは約90円)
- 香料が入っていないシンプルな処方
耳鼻科医からも「初心者の方にはサイナスリンス、ハナクリーンS」がおすすめとして挙げられています。
主要製品の比較
| 製品 | 容量 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| サイナスリンス | 240ml | 大容量・コスパ良好・香料なし・医療現場でも使用 | 初心者〜継続使用者 |
| ハナノア | 50ml | 小型・とろみのある液体・ミント香料・すぐ使える | 初心者・携帯用 |
| ハナクリーンS | 150ml | 温度計付き・日本製・メントール入り | 初心者・温度管理したい人 |
| ハナクリーンα | 300ml | 大容量・ピストンポンプ式・安定した水圧 | しっかり洗いたい人 |
| サイナスリンス メガ | 480ml | 超大容量 | 副鼻腔炎など重点的に洗いたい人 |
選ぶ際のポイントとしては、副鼻腔までしっかり洗うには片鼻100ml以上が目安なので、50ml程度の低容量タイプでは物足りない場合があります。日本製(ハナノア、ハナクリーン)は香料入りが多く爽快感重視、海外製は香料なしでシンプルという傾向があります。コスト面ではサイナスリンスが圧倒的に有利です。
まとめ
鼻うがいは風邪予防やアレルギー対策として、エビデンスに裏付けられた効果が期待できます。継続して使うならコスパと容量に優れたサイナスリンスがおすすめです。使用後しばらくして洗浄液が出てくることがありますが、これは副鼻腔まできちんと洗えている証拠とのこと。風邪の季節に備えて、ぜひ試してみてください。