AWS SAA再認定
もうすぐAWS Certified Solution Architect - Associate(SAA) がExpireしてしまうので、 金曜日に再認定を受けてきました。
AWS SAAの勉強法
基本的には再認定なので知識の整理くらいでいいかと高をくくっていましたが、 3年前と比べると格段にサービスが増えたために出題範囲が増えてしまっている印象 です。
舐めてかかって2週間位しか学習期間をおいていなかったので、 Cloud Licenseでとにかく模擬試験をやり込みまし た。 間違った部分を何度も解説を読んで、また模擬試験を繰り返しました。
本来は、UdemyやAWSが提供する模擬試験などもやったほうがよいと思います。
認定試験の受け方
私は自宅に近い場所で認定試験を受けました。
必要なものは2種類の身分証明書だけなので、私はマイナンバーカードと運転免許証 を持っていきました。2種類持参する必要があるので注意しましょう。
また会場は暑く感じることが多いので、服装も注意が必要です。私はやはり暑かった ので上着を脱いでTシャツで受けました。
試験は会場備え付けのPCを使いますが、リモートデスクトップでサーバーにあるPCを 操作することになります。試験会場のPCのスペックに関係なく恐ろしく解像度の低い カクカクのフォントで不安定なマウス操作で回答していくことになります。
今回20分ほど経過した際にリモートデスクトップがフリーズして動かないというアク シデントがありました。挙手して試験官を読んで対応してもらいましたが、一向に解 決せず一端試験会場から出るということになりました。この時点で40分近くロスして いたので「日を改めて」と提案しましたが、拒否されました。「リモートデスクトッ プが止まっていたのは5分程度」というのがPearson側の理由でした。 もたもたした試験官の対応で実際には40分以上ロスっていたので、 クレームしたら試験時間を巻き戻してくれました。
まぁ、実際にはこの後10分程度で試験を終えてしまったんですが。
試験結果
以前は試験結果はその場で出ましたが、今回は「5日以内」とされていました。 しかし、当日の夜にはCertMetricsの"History Exam"で結果を確認できました。 合格ラインが720点のところ、801点でした。危ない・・・
AWSからの通知は翌日土曜の夜に送られてきました。この時点でCredlyのバッチの有 効期限も更新されていました。
確認方法が面倒なので書いておきます。
- AWS認定ページを開く
- 右側に「アカウントに移動」というCertMetricsへのリンクがあるので開きます。
- CertMetricsが開いたら、左サイドバーにある"EXAM HISTORY"を開きます。
- 最後に受けた試験が一番上に来ていると思います。ここから試験結果をダウン ロードできます。
試験結果はPDFでスコアや合否を確認することができます。
SAAの価値
私がSAAを取得した3年前と比べると、AWS認定資格を社内で推進している会社がかな り増えた印象を持ちます。
2024年の日本のクラウドのシェアを見ると、以下の通りです。
Azureと競っているとは言え、AWSのシェアは3割近くとなっています。また、NEC、 IBM、NRIなどAWS押しのベンダーも多いので、IT業界ではAWSの影響力は大きいと考え られます。
従って、職業人としてのメリットの面から、 技術者であれば職種と問わずSAA、非技術者の方はPractitionerは取得したほうがよいと思います。
ただし、エンジニアとしては、これを取得したからと言って自身の能力の証明にはな らないかなと思います。少なくとも私は誰かをSAA資格取得でもって評価をあげるこ とはありません。
理由は、今回受験してSAAも意味のない記憶ゲームになりつつあるからです。 Solution Architect - Professionalはかなり以前からそうなのですが、 AWSのサービスが増えたためかSAAも細かいAWSサービスの設問の比率が増えました。 AWS自体に勤務するSAさんなら別ですが、一般のエンジニアでは知っていればベター だけど「知っているから何?」というレベルの話です。
AWSは毎年のように新しいサービスを立ち上げていますが、実際のワークロードの8割 は昔ながらのEC2/RDSだと言います。現れては消えていく新しいサービスの記憶に 労力をかける意味をあまり個人的には見いだせません。
まぁ、人好き好きでやればよいと思います。