最強の気象サイト Windy.com
台風10号が心配だったので、チェコ発の気象サイト Windy.comを利用してみました。
気象サイトを利用しようと思った訳
日本にいると気象庁やWeatherNewsなどのサイトでも十分な気がします。 ただ、どうしてもこういったサイトでは時々のニュースという形で情報が掲載されているので 「今、台風はどこにいるの」と確認したいとき、サイト内で少し戸惑います。
Windy.comでは「ハリケーントラッカー」として世界中の台風情報がまとまっており、 最新の台風情報にアクセスしやすくなっています。
またWindy.comではECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の予測モデルを利用しており 台風進路の予測などの精度は高いと言われています。ECMWFだけでなく複数の予測モデルが 利用可能で、2024年4月からは気象庁のモデルにも対応しています。複数のモデルの予測を 見ながら自身で台風の進路予測などを判断できます。
Windy.comに決めた訳
Windy.comのような気象サイトはいくつか有名なサービスが存在します。 似たようなサイトで同じチェコ発のVentuskyというサービスもありました。インターフェイスはすっきりしていて好感がもてましたが、 Windy.comの「ハリケーントラッカー」のような台風に特化してまとまった情報を提供していない ようなので私の今回のニーズにはあいませんでした。
また、 有料サービスを受けようとした場合にAppleかGooleを通じての支払いしかできないようなので見送りました。まぁ、台風情報を見るくらいなら、Ventusky でもWindy.comでも無料での利用で十分です。
Windy.comの多くの機能
Windy.comでは気象レーダーや衛星映像、風、気温、雲などの他にも、 下図の右側のメニューを見ると分かるように、かなりマニアックな 気象に関する多くの情報が提供されています。
上記では、大気汚染情報としてPM2.5の情報を表示しています。
大陸にある民度の低い国から台風の風に乗ってPM2.5が飛んできているのがわかって、 ぞっとします。
また、ちょっと使い道が思いつけていないのですが、気象図やWebcamなどを Webサイトに埋め込むこともできます。
天気予報も詳細
もちろん天気予報も以下のように表示できす。 有料プランなので1時間ごとの予測が表示されています。
デフォルトではERCMWFモデルにより予報が表示されていますが、ここでも気象庁の MSMも利用できます。複数のモデルをサポートしているので下図のように すべてのモデルの予報を並べて比較することもできます。
まとめ
ちょっとマニアックすぎて過剰な感じもしますが、Windy.comを使うと 台風予測や日常の天気予報もビジュアルにいつでも確認できますし、 気象庁だけでなく他のモデルの予報も確認できるので自身の判断の参考になるかと思います。