Epiphone USA Texan(FT-79)を購入
つい、Epiphone USA Texan (FT-79)を買いました。
Epiphone Texan(FT-79)とは
FT-79は、1942年からEpiphone社により生産が開始されています。 1957年にGibsonがEpiphoneを買収した後、1958年からGibsonはFT-79に 「Texan」という名前を付けて、その後1970年までミシガン州カラマズーで生産されます。
1970年にGibsonが買収されるとニューヨークでは製造中止となり、日本や韓国で 生産されたモデルが売られています。
Texanが有名になったのは Paul McCartneyが「Yesterday」のレコーディングで 使用したためでしょう。彼はその後もMartin D-18と共に愛用しているようです。
彼が愛用したころのTexanは基本的にGibson J-45とボディは共通していたようです。大 きな違いはJ-45がショートスケールなのに対し、Texanはレギュラースケールを採用して いる点です
今回購入したTexanの仕様
今回購入したのは、日本製でも韓国製でもなく2020年から米国で製造を始めたUSAメイド のTexanです。モンタナ州ボーズマン工場で、ギブソンのルシアーの手によりハンドメイ ド生産されたモデルです。
1960年代のTexanとは仕様は違っていますが、基本的にはスプルーストップ、サイド& バックにマホガニーを使用したオール単板というJ-45と共通のボディにレギュラース ケールを採用している点は同じです。ニトロセルロースラッカーで仕上げられていま す。
L.R.Baggs VTCピックアップ・システムもマウントされているので、エレアコとしても使用できます。
Texanを購入した訳
2000年位に購入したK.YairiのR1-SBというアコースティックギターを使っていました。 最近1970年代のYAMAKI W-300というオールメイプル合板というギターを購入したのですが、 驚く程鳴りがよく驚きました。
アコースティックギターは鳴りの良さで全然違うのだなと改めて感じると共に、 このYAMAKIの国産ギター的な鳴りはあまり好みではないと感じました。
こうなると好みの音を追求したくなります。
基本的には高域をばっさりと諦めて中音域でまとまった音のJ-45が好みで、 同じボディを持ちレギュラースケールを持つTexanであれば更に音に張りがあるかなと 思って今回購入しました。 1960年代後半の時点のPaulのアコースティックギター奏法も好みであるのも影響しています。
Gibson、特にJ-45は当たり外れが多いと言われますが、ブランドを信じて購入しました。 実際にはブリッジがボディから剥離しているというあり得なトラブルで、購入店で一度 交換していただきました。
Epiphone USA Texanのレビュー
レビューです。
有名なPaulが持っているTexanとは、かなり仕様が違います。
特に彼のギターはアジャスタブル・サドルですが、今売られているUSA Texanは固定サドルです。 アジャスタブル・サドルは「ジャキジャキ感が出る、レスポンスがよい」などと言われますが、 アジャスタブル・サドルはサドルの底面がブリッジに接しておらず、2つのネジ穴だけでブリッジに 振動を伝えているので音が良かろうはずなく、個人的には固定ブリッジのほうがよいと思っています。
とは言え、購入したTexanはやはりTexanっぽい音がします。
このギターを持つをやっぱりPaulの曲かなと、"Blackbird"を弾いてみました。
まとめ
人生の節目なのでちょっと贅沢してみました。
Texanは低価格の韓国製やら日本製やら色々有りますが、USAメイドはやっぱり雰囲気があります。
大切にしていきたいと思います。