読了『成瀬は天下を取りにいく』

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Naruse

2024年度本屋大賞受賞作です。珍しくリアル本屋で買いましたが、一気に読んでしまいました。

邁進する主人公への憧れ

妙な事を思いつき、ひたすら実践しどんどん実現していく主人公の成瀬。 彼女の姿と若さがすがすがしい、「邁進」という言葉ふさわしい。 邁進する成瀬の唐突さと振り回される周りの人々の様子が絶妙におかしくもあります。

帯のAマッソの加納さんの言葉「成瀬になりたくて、なれなかった。だから芸人になった。」 の通り、多くの人がこんな人に成りたかったと思うでしょう。

一方で他人がから見るとなんでも実現していく天才の成瀬ですが、 最終話で成瀬視点で本人の葛藤や悩みも描かれています。 あぁ、こういう人も躊躇したり後悔したりしているのだなと 改めて思い至りました。

続編の『成瀬は信じた道をいく』も読んでみたいと思います。

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