ホンダDax 125をレンタルしてみた

カテゴリー:  Automotive タグ:  motercycle

Honda Dax

昨日会社に最後の出社するために、HondaGoでHonda Dax125をレンタルしてみました。

Honda DAX 125とは

ホンダはここ数年、往年の車種を復活させるリバイバル路線で盛んに原付二種のラインナップを 拡充しています。DAX 125もその1車種です。

最初に発売されたのは1969年で1980年前後に一度ラインナップから外れ、1990年代後半に復活し その後2000年代から今回の復活ま途絶えていました。

今回のDAX125はベトナム生産でスーパーカブC125の動力系をそのまま持ってきて、 保安部品などはモンキー125の使い回しですが、独特なスタイルの源泉になっている T字型プレス鋼板フレームは新規に設計したようです。2年前に発表になった時は、 パイプフレームにカバーをつけてるのでは?」との噂もあったほど、コストが 掛かる設計を車体に行っているので、部品の使い回しくらいは気になりません。

Honda DAX 125を借りた訳

今回DAX125を借りたのは、遠心クラッチを味わってみたかったからです。

学生時代にYAHAMA RZ50というスポーツバイクに乗っていて通学に使っていましたが、 駅近くの駐輪場の婆さんと喧嘩し使えなくなり、かといって無料の駐輪場に停めるのは イタズラが怖いので通学に使えなくなってしまいました。

そんな時親戚から中古のホンダの原付を譲ってもらい通学に使っていました。 小径で太いタイヤを履いた原付でしたが、遠心クラッチを搭載していました。

全くスピードは出ない原付でしたが、遠心クラッチが楽しかったのを覚えています。

今回、もう一度遠心クラッチを味わってみたいと思い、なんとなく当時の原付の 面影もあるDAX125を選びました。

Honda DAX 125レビュー

学生時代に原付、社会人になって5年ほどSUZUKI RGVγ250に乗っていましたが、 その後四半世紀ほどバイクには乗っていないおっさんのレビューです。

Honda DAX125のデザイン

昔のDAXは知っていますが、特に思い入れもないのでノスタルジーみたいなものは ありませんが、このスタイルは独自性があった可愛いなと思います。

新設計されたT字型プレス鋼板フレームは、以前のDAXのように閉じておらず下部は 開いているのだろうと思っていたのですが、確認したらちゃんとクローズドになっていて 驚きました。この部分へのコストの掛け方は凄いなと思います。

Honda DAX125のエンジン性能

原付二種としては必要にして十分な動力性能です。

市街地で中心となる40〜60Km\hでは 自動車のより早く加速して流れに自然に乗れます。

低速のトルクも十分なので、多少スピードが落ちても シフト操作をサボって4速のままで割と無理なく走れてしまいます。

80Km\hくらいまでは引っ張れそうですが、エンジンが騒がしく 無理してるっぽい印象が強くなります。

Honda DAX125の走行性能

遠心クラッチは楽しいです。

ポジションランプがニュートラルかどうかしかわからないので、 慣れていないとロータリー式で止まっている時と走っている時の シフトの操作が若干違うので戸惑うかもしれません。

また、シフトダウン時強烈なエンジンブレーキがかかります。 オートマといってもシフトダウン時は足のシフトをリリースする前に 多少アクセルを煽る必要があります。

これも慣れの問題なので大丈夫だと思います。 私が乗っていたのは何十年も昔ですが、10分ほどで違和感は無くなりました。

法定速度前後では低重心で安定していますし、小回りも効くので市街地では 優秀なコミューターです。

ただニーグリップできず、高速での旋回性が高いわけでもないので、ワインディング で楽しいタイプではないです。

Honda Dax125の乗り心地

シートが縦長でポジションの自由度が高いので、長く乗ってもあまり疲れないと思います。

サスペンションも適度に柔らかくタイヤも太いので「乗り心地が悪い」と感じることは ありませんが、エンジンからなのか60Km\h前後になると微振動が続きます。

またシフトダウン時のエンジンブレーキで慣れていないと強烈なバックトルクがかかるので 、タンデムをやる場合はシフト操作を練習しましょう。

Honda Dax125の取り回し

125ccなので車体もそれほど重量がなく、男性であれば取り回しで困ることはないと思います。

見かけの割にシート高は意外に高く、170cmの私はかろうじて両足の踵がつくかつかないかです。 身長が低い方だと両足を着こうとするとつま先立ちになると思います。 重量がないのでそれでもあまり問題にはならないと思いますが、心配な方は確認した方が良いです。 社外品でシート高を低くするパーツもあるようです。

Honda Dax125の燃費

カタログの値は、WMTCモード値で65.7km/Lです。

今回85Kmくらい走って、給油は1.1lでしたから、燃費は77.2Km/lでした。

Honda Dax125の価格

購入しようとすると40万を超えてくるので、流石に高いなと思います。

新設計のT字型プレス鋼板フレームはコストがかかっていると思いますし、メッキされたパーツなどはそこそこいい感じですが、この値段出すのであればメーター周りなどもう少し所有感を満足させる機能と品質が必要と思います。

感覚的には原付二種であれば高くても30万台が許容範囲です。

総評

Honda Dax

購入すると考えると、次のような欠点があります。

  • 価格が高い
  • 積載性能はゼロ。タンデムシートに荷物を載せることはできるが、給油高がシート下なので給油のたびに荷物を下ろす必要がある。

デザインが気に入って上記のような欠点も問題と感じるのであれば、休日に市街地周辺を走り回るコミューターとしては最高です。

遠心クラッチはやっぱり楽しかったです。

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