Zed - Rust製高機能エディタ

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カテゴリー:  Tech タグ:  editor rust

Zed

Rust製のエディタ Zedを試してみました。

Zedとは

Zedとは AtomとTree-sitterのクリエイター Nathan Soboによる OSSのRust製のコードエディターです。 Atomエディタは、GitHubがVS Codeを持つMicrosoft傘下に入ったためか、2022年に開発が終了してしまいました。

が、Nathanは次のように「Atomの太陽が沈むとき、Zedの太陽が昇り始める。我々はここで終わりではない。」ツイートしていました。

Atomはクロスプラットフォーム対応でしたが、Electronをベースに作成されていました。 このため、大きなファイルを編集しようとするとパフォーマンス上の問題が露呈していました。

対して、ZedはRustで書かれてるので、現時点での対応プラットフォームはmacOSのみですが非常に高速とのことです。

MacへのZedのインストール

Macへのインストールは Zed Industriesのサイトからバイナリーをダウンロードしインストール可能です。 Apple silliconからIntel、またはUniversal からバイナリーを選択できます。 個人で使用しているのであれば、Apple silliconかIntelかどちらかでしょうから、自身の環境に合わせてダウンロードすればOKです。

Homebrewでのインストールも可能です。

brew install --cask zed

Zedのカスタマイズ

まだ、試し始めたばかりですが、好みに合わせてカスタマイズしました。

テーマは"Tokyo Night"を選択しています。 現時点のカスタマイズは以下の通りです。フォントとVimモードくらいしか設定していません。

// Zed settings
{
  "theme": "Tokyo Night",
  "vim_mode": true,
  "ui_font_size": 18,
  "buffer_font_size": 18,
  "buffer_font_weight": 400,
  "buffer_font_family": "MonoLisa",
  "ui_font_family": "MonoLisa"
}

Zedの使用感

ちょっとつかってみた感じは非情に快適です。

コマンドラインからも open xxxxxx.xxx -a Zed でZedでファイルを開けます。

Vimモードはまだあまり完全ではなさそうですが、この記事を書く程度であればあまり違和感なく使えています。またサポートしている言語であれば、最初からTree-Sitterが組み込まれているのでシンタックス表示も設定なしで可能です。

CopilotとGpt-4oとの連携が最初から組み込まれています。

Copilotは現在契約していないので試していません。将来的にCodeiumに対応するそうなので楽しみです。

Gpt-4oはスプリットしたエディタ画面でGptのアシスタント機能が使えるので、エディタで編集しているコードについて支援してもらったり、ブログ記事なら言い回しの改善を相談したりとかなり使えます。これだけのために乗り換えてもよいかなと思うくらいです。

現状では、複数フォントを指定できない、プラグインがまだ少ないなどの問題はありますが、 必要な機能はベースでかなり盛り込まれています。 NeoVimのカスタマイズで時間を使うなら、これでもよいかなと思い始めています。

(2024-06-27追記)
Macで日本語変換にかわせみ4を使用していましたが、かわせみ4だと日本語の入力で出来ないという問題がありました。macOSデフォルトの日本語変換だと問題なく変換できます。

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