放射線治療についての説明

カテゴリー:  Life タグ:  前立腺がん
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先日泌尿器科の担当医から放射線治療の提案があったので、今日放射線治療部の先生の説明を聞いてきました。

放射線治療の効果

最初の診断では T4 N0 M0(遠隔転移やリンパ節転移はないが、隣接している膀胱などに及んでいる)、 グリソンスコア 4+5=9(悪性)で PSA値も3桁だったので「高リスク」となり ホルモン療法を始めましたが、 前回の問診 </2024/03/26/one-year-of-cancer-treatment/> で放射線治療の提案があったので、今回は放射線治療部の先生の説明を聞いてきました。

治療についてまとめると以下のような内容でした。

  • リスクもあるので通常は私のステージだと行わない

  • 同じ状況での一般的な放射線治療の予後は5年PSA無再発率は70〜80%

  • 転移は認められていないがPSAの値から確認できない転移があってもおかしくないので、 今回対象とする前立腺、精嚢以外に転移しているものについては効果がない

  • 根治に繋がらなくても、末期の膀胱、前立腺周りの悪化防止にはなるのでQOLの観点で メリットがある

前立腺がんの年齢として相対的に若いことと昨年最初の診断の際にホルモン療法後の 放射線治療を口にしたので検討してくれたようです。

放射線治療内容

今回提案されたのは「強度変調放射線治療」で一般には「IMRT」と呼ばれるもので、 照射位置を高精度で制御できるものです。

前立腺と精嚢への照射を28回に渡って毎日決まった時間に行い、そのために排便や 蓄尿を細かくコントロールする必要あるとのことで、照射自体は15分程度で外来で 可能ですが、通院や準備で半日は取られそうです。

放射線の副作用で、頻尿や尿線狭小での不快感、下痢などはあるそうですが、 それ以上に毎日排便コントロールや蓄尿などがかなりの精神的ストレスになるそうです。

期間としては約1ヶ月半。

必要な時間や副作用を考えるとなかなか普通に働きながらというは難しいかなと 思います。

まとめ

「根治」を期待するのは楽観しすぎだと思いますが、リスクはあるもののメリットも あるので治療を受けようと思います。

現在在宅勤務が中心ですが一人で進めているプロジェクトもあり、 時期の調整が必要そうです。

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