Dockcase Smart USB-C Hub 10-in-1 レビュー

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持ち運びように使っていたAnkerのUSB HUBが接続が怪しくなってきていたので Kickstarterで少し前にこのUSB HUBにBackしていました。届いて2週間程使ってみたレビューです。

Dockcase Smart USB-C Hub 10-in-1の美点

多様な接続ポートのサポート

このUSB HUBは「10-in-1」というネーミングのごとく、 HDMI、DisplayPort、USB-A、USB-C、ギガビットイーサネット、UHS-II SD/microSDカードスロットなど、多様なポートを備えており様々なデバイスの接続に対応しています。

サイズの割に接続数も多く多様なので、これだけ持ち歩いておけばどこに行っても接続で困ることはないでしょう。

詳細なLCDディスプレイ

このハブはごらんの通り接続されたデバイスの情報や能力を詳細に表示するLCD ディスプレイを搭載しています。 これにより、ユーザーは接続された機器の状態をリアルタイムで確認でき、診断に役立ちます。

以下のような情報を確認することができます。

  • 各インターフェイスチップの内部温度
  • PD充電情報(現時点ではHUBの最大電源入力・出力の仕様を表示しているだけのようです)
  • HDMIインターフェイスに接続されたモニターのサイズ、ブランド、解像度、リフレッシュレートなど
  • DPインターフェイスに接続されたモニターのサイズ、ブランド、解像度、リフレッシュレートなど
  • カードスロットルのステータス
  • USBポートの接続情報
  • ネットワークの接続情報

美しいディスプレイ表示なので、安心感だけでなく見ていて楽しくなりますね。

4Kディスプレイの駆動

このハブは、Thunderboltを必要とせずに2つの4Kディスプレイを60Hzで駆動することができます。 これにより、高解像度のディスプレイを効率的に使用できます。

持ち歩き用なので2つを同時につなぐことはあまりないと思いますが、HDMIとDisplay Portの両方が使えるのはありがたいです。

たまにワークショップの講師などをやる場合は、プロジェクターと外部ディスプレイに接続できるので重宝しそうです。

Thunderbolt非依存

Thunderboltは高性能ですが、時に互換性の問題に遭遇することがあります。 このUSB HUBはThunderboltに依存せず、USB 3.2 Gen 2+DP Alt Modeを使用しています。これにより、より多くのデバイスとの互換性が確保できてより安心して使用できるようになっています。

高速なデータ転送速度

データ転送速度が高く、特にストレージ転送において競合他社の製品よりも優れています。 これにより、効率的なデータ管理が可能です。

SSDへのバックアップ時に待ち時間を短縮できます。

Dockcase Smart USB-C Hub 10-in-1の欠点

高性能でガジェット心をくすぐる製品ですが、いくつか欠点もあります。

不安定さ

使用中に一部の不安定さがあり、特にディスプレイ接続時に問題が発生することがあるようです。

私は外出時に限られた状況でしか使っていないので、この問題に遭遇したことはありません。 しかし、Kickstarterのコメントを見るとかなりのユーザーがディプレイがブラックアウトしたり、 2ディプレイの接続ができないという問題に遭遇しているようです。

高性能でディスプレイなどかなり高解像度をサポートしているので、こういった問題が出やすいのかもしれません。

付属ケーブルの固さ

20cmほどのケーブルが付属しており、このケーブルでMac/PCをHubを接続します。 おそらく高品質のケーブルなのだと思うのですが、異常に固いので自在に曲げることがかないません。

そのためHubの置く位置がかなり制約を受けます。 特に私はUSBの抜き差しが多く磁石のアダプタを使っていて、このケーブルの固さに磁石が負けてしまうことがあるのでちょっと困っています。

ケーブルだけ買い替えようか。

マニュアルの欠如

製品に操作説明書が付属しておらず、ユーザーが使い方を理解するのが難しいです。 USB HUBなのであまり操作することはないと思いますが、「説明書がない」というのは 特に初心者にとっては不安でしょう。

Kickstarterの投資者の間でも問題になっており、現在Google Driveにあるものが案内されています。

複雑な操作

メニューシステムの操作が一つのボタンに依存しており、直感的ではありません。 これにより、設定変更や機能の利用が難しくなっています。

マニュアルがないことと製品が不安定であることが問題をさらに悪化させています。 具体的にはファームウェアのアップデートはこのボタン操作が必要ですが、 マニュアル無しの状態では検討もつかないでしょう。

最新ラップトップ要求

最新のラップトップでないと最適な性能が得られない可能性があります。 これにより、古いモデルのラップトップを使用しているユーザーには不向きです。

ユーザーフレンドリーでない

技術的な知識がないと、製品の全機能を活用するのが難しいです。 ディスプレイの表示も、知識がないの意味がわからないでしょう。

まとめ

初心者や非技術者にとっては意味のない製品かもしれません。 同じ機能を持つもっと安い製品はあります。

しかし、 トランスルーセントなデザイン、 ディスプレイ表示、多彩なインターフェイス、機能の豊富さ、性能の高さなど ガジェット好きの技術者が大好きな要素が詰まっています。

またディスプレイ表示の意味がわかる方ならば実用的ですし、安心感もあるでしょう。

既に Amazonでも購入できるようです。ぜひどうぞ。

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