KeyChron Q4 Proを購入

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KeyChronのキーボードは、その高品質と多様性で広く知られたところですが、 私はこれまでKeyChronを使用したことがありませんでした。しかし「一度Keychronを試してみたい」 という気持ちが抑えきれず、「どうせ買うなら最高峰」とQ Pro シリーズを購入してしまいました。

KeyChron Q4 Proの概要

KeyChronのキーボードシリーズの中での位置づけ

KeyChronのキーボードラインナップは、エントリーモデルから高機能モデルまで幅広く揃っています。 多くのモデルがホットスワップ対応、Win/Macサポート、RGBライト付きと今時の流行に対応しています。

Qシリーズはその中でも上位モデルとして位置づけられ、 Kシリーズと比較すると以下のような点で優れています。

  • QMK/VIA対応でキーマップのカスタマインズが柔軟である
  • フルアルミニウムの筐体
  • ガスケットマウントを採用し、徹底的な静音対策で打鍵の上質感をアップ

更にQ Proシリーズはその上のフラッグシップと位置付けられているようで、Qシリーズの特徴に加え、 無線接続対応となっています。

Q4 Proの特徴やスペックの紹介

Q4 Proはテンキーレス、カーソルキーレスの60%のコンパクトサイズです。 このモデルにしたのは同様のレイアウトのHappy Hacking Keyboardに慣れているためです。 一般にはカーソルキーがないのは困る方が多いと思うので、Q2シリーズのほうがよいかもしれません。

キースイッチには独自のKeychron K Pro赤軸を選びました。バネの反射音や軸のブレが少く、 出荷時に潤滑油が塗布されているので滑らかで静かなタイピングが可能と謂れています。

Q4とQ4 Proを比較すると、以下の点が異なります。

  • 無線接続対応
  • キーキャップについて、Q4がのプロファイルがOSA PBTなのに対しQ4 ProはKSA PBTです。

キープロファイルがKSAであることが、Q4でなくQ4 Proを選択した理由です。

Keychron Q4 Proの使用感

打鍵感

Q4 Proの打鍵感は非常に滑らかであり、キーストロークごとに安定した感触が得られます。

しかし最上級かと言うと、Mojo68やHappy Hacking Keyboardと比較すると優劣付け難いです。

打鍵音で言うと、Q4 Proは静かなのですがちょっと高音が残っており、安物の碁石を打った時の音です。 Mojo68の方が静音処理が丁寧に行なわれているようで碁石を榧の碁盤にそっと置いた時のような 上品な打鍵音がします。Happy Hacking KeyboardのHYBRID Type-Sはもっと静かで「スコスコ」という感じです。

またQ4 ProのキープロファイルはKSAで一般的なOEMプロファイルよりかなり高さがあり、 行ごとのキーキャップの高さが異なります。最近の多くのキーボードと大きく異なるので 一般的には打ち難く感じるかもしれませんが、私は懐しく使っていて心地よいです。 遠くのキーが高くなっているので、キーボードの足がなくフラットな状態で使ってもどのキーにも指が届きやすいです。

重量

このキーボードはそのアルミニウムボディからくる重量感があり、これが確かな高級感、 「只者でない」感を醸しだしています。そして、この重量のおかげで、打鍵時には非常に安定しています。 タイプによる振動を吸収してくれてちょっとやそっとじゃ動かないので、安心してタイプに集中できます。

しかし、その重量が持ち運びという観点では問題です。

Happy Hacking Keyboardが546g、Mojo68が850gの重量ですが、Q4 Proは1,351gもあります。 持ち運びには不向き、いや持ち運び不能であり、デスクトップ使用専用として 専ら自宅で使用することになりそうです。

接続方法

Q4 Proは2つの接続方法を提供しています。

USB Type-Cケーブルによる有線接続とBluetooth接続です。 Bluetooth接続では3箇所の接続先を使い分けることができます。

ただし、大きな問題があります。

日本の「技適」マークがついていないのです。 よって法律上は国内でBluetooth接続することができません。まぁ、重量から持ち歩かないので、 自宅だけで使うのであれば有線接続で十分なのですが。

カスタマイズについて

Q4 ProはVIAによるキーマッピングのカスタマイズに対応していますが、 私自身はVIAを使ったキーマッピングの変更は行なっていません。

Karabiner-ElementsでCaps LockをLeft Controlに入れ変えたくらいです。

よく使うショートカットは覚えるのは面倒ですが、次のようなものくらいしか使用しないので割り切っています。

Key 機能
fn + 3 Mission Control
fn + k 上矢印
fn + < 下矢印
fn + m 左矢印
fn + > 右矢印
fn + ESC `(Back Quote)
fn1 + ESC ~(Tilda)

KeychronのWebサイトでは、Q4 Key Combinationsが掲載されていますが、実際には異なるキーアサインだったものをまとめました。

Key 機能
fn + Capslock Turn On/Off the Backlight
fn + A RGB Mode Next
fn + Z RGB Mode Previous
fn + S Keyboad Backlight Up
fn + X Keyboad Backlight Down
fn + D Hue Increase
fn + C Hue Decrease
fn + F Saturation Increase
fn + V Saturation Decrease
fn + G RGB Speed Increase
fn + B RGB Speed Decrease

Keychron Q4 Proのまとめ

オーソドックスなフォルムでありながら、筐体、キートップなど各パーツの高級感、 キースイッチのタッチと静音性、ユニークなキープロファイルと、どれをとっても ずっと使っていたくなるキーボードです。

とは言え、Mojo68やHappy Hacking Keyboardにも良いところがあり、 Q4 Proも重量で持ち歩けない点と、日本では持ち腐れの無線接続という弱点があり 結局どれも捨て難い。

ついに、キーボードが3台体制になりました。

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