SUBARU WRX S4納車

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SUBARU WRX S4が無事納車となりました。

まだ納車されたばかりですが、少し乗った印象をまとめておきます。 細かいことを書いていますが、次の動画を見ればすべてどうでもよくなります。

WRX S4のデザイン

まずはWRX S4のデザインからです。

エクステリア

エクステリアについては、これまで乗っていたロードスターRFと比べてしまうと 見劣りしてしまう部分もありますが、以前乗っていたWRX STIからは正常進化で スバルにしては随分と頑張ったデザインだと思います。

以前より塊感が増してマッシブになりました。 一瞬「SUVか?」と見間違ってしまうゴツさです。これはこれで格好いいと思います。 サイドから見ると、ホイール回リの樹脂パーツをブラックアウトされているので 車体を薄くみえるように錯覚して正面で感じたゴツさはあまり気になりません。

この樹脂パーツについては、「SUVかよ!」と散々叩かれているようですが、 個人的にはそれほど格好悪いとは思えず気に入っています。 ボディカラーにホワイトを選んだのもこの樹脂パートとの対比で映えそうだったからです。

この「セラミックホワイト」という色は驚くほどピュアなホワイトです。

インテリア

インテリアもロードスターの品の良さを考えると色々と注文を付けたくなりますが、 先代のWRXのころと比較すると随分と洗練されて高級になりました。

1番目を引くのはメーターです。フル液晶になってダイナミックにいろんな表示が できるようになりました。ずっと「物理メーターがいい」と思っていたのですが、 ここまで鮮かだと文句の付けようもありません。

次に巨大なセンターディスプレーです。

ナビは確かに縦方向に長いので見やすくなりました。

機能満載なんだろうと期待していましたが、ナビ機能でこの画面を生かしてるかというと疑問です。 たとえばAndroid Autoなどでは多くの機能では上半分にしか映らず、 ナビ以外で縦長画面のメリットを感じさせてくれるものはあまりありません。

この巨大なディスプレーはタッチパネルにもなっていますが、 多くの機能がタッチパネルになってしまったので大きく操作性が阻害されています。 操作時に必ずディスプレーに視線を移して確認する必要があり、物理スイッチのように 手探りで操作という訳にはいきません。 実際に使い勝手はあまりよくありません。 実際クレームが多いのか、マイナーチェンジでメニューの深いとことにあったよく使う機能 がトップ画面にショートカットが用意されるなど改善が入っているようです。 私が購入したモデルでは、 ネットでよく指摘されているAVH、アイドリングストップなどは最新のモデルでは メニュートップに移動されているので、そこまで面倒ではあません。

今回RECAROシートとサンルーフが付いたグレードにしました。

RECAROシートは流石の座り心地です。200Kmほど走りましたが、ホールド性が高く長距離でも あまり疲れを感じません。ロングドライブで試してみたいと思います。

サンルーフはあまり使わない気もしますが、リセールバリューが上る点とロードスターの オープン走行が懐しくなった時のために付けました。

WRX S4の走行性能

直進安定性

WRX STIに最初に乗った時フロントの剛性感に驚きましたが、新型のWRX S4はフロントだけでなくシャッシ全体に渡り遥かに高い剛性を感じます。

この剛性感もあってリアが非常に安定していて、鬼のような直進安定性を実現しています。 ステアリングがレヴォーグより重めに調整されているので、なおさら直進での安心感は一段上に感じます。

しばらくFRに乗っていたので、AWDのこの感覚は懐しい。

加速性能

先代と比較すると排気量は増えたものの最高出力が落ちたので、落胆の声も聞きます。

しかし、乗ってみると実用域でのトルクは増しているので、WRX STIと比較しても そこまで遜色はないように思います。確かにMTと比較すると刺激がないとは感じますが、 実際のところSPTがかなり賢いので新型WRX S4のほうが実タイムはよいと思います。

少なくとも、一般道で不足を感じることはないでしょう。

ハンドリング

まず、ステアリングが2ピニオンのEPSになったので、ステアリング操作の反応速度と ステアリングへのフィードバックが格段に上質になりました。

先代のWRX STIの油圧式パワステの重さも大好きでしたが、このWRX S4のしっとりした重さは 非常によいバランスだと思います。

ロードスターと比較しても、微小な操舵操作にも正確にレスポンスしヒラヒラと 自在に操ることができます。一方でリアが非常に安定しているので、操舵のクイックさが 過剰に車両姿勢を不安定にすることもなく安心して操舵できます。

モード選択でもステアリングの反応と重さを変えているようなので、のんびり流すときも ちょっと頑張って走るときも違和感を感じることはありません。

ブレーキング

ブレーキングについては流石スバルです。

ロードスターでは想定より制動距離が延びたりしてヒヤリという場面がありましたが、 WRX S4のブレーキは非常に強力なだけでなく、微妙なタッチで制動力を制御できる感覚があります。

安心と信頼のブレーキです。

WRX S4の乗り心地

乗り心地は柔くはないと思いますが、非常に高級感があります。

WRX STIは乗用車としては地獄のような硬さでしたが、随分と上質になったものです。 ある意味アウディやBMWに迫っていると思います。

ボディー剛性が上ったことと、可変ダンパーのおかげか、足がしなやかに動いているのが 運転をしていてもわかります。懐が深いのでタイトなカーブでも安心して、コーナリング できそうです。

この乗り心地ならば、価格に見当ってると思います。

WRX S4の燃費

燃費に関しては、市街地で7~8Km/L、高速でアイサイトに運転を任せれば13~14Km/L くらいでしょうか?

まぁ、スバルならばそんなものでしょう。

総評

まだロードスターRFへの未練はありますが、最後の車としては上出来でしょう。

何の不安も不満もなく楽しめそうです。

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