事前指示書の準備
まだ先かもしれませんが、「事前指示書」を準備しました。
事前指示書とは
「事前指示書」とは、自身の意思表示が難しくなる状況に備えて「自分の終末期医療をどうしてほしいのか」という希望について意思表示ができる内に家族やかかりつけ医に対して書き記しておくものです。
終末期医療が必要な場面では多くの場合本人の意思が伝えられない状況である可能性が高くなります。 その場合本人に代わって家族が延命治療などについての方針を決めざるを得なくなります。 そして、本人の意思が確認できない場合、原則として標準医療を実施することになります。 標準医療とは、つまり生命の利益となる延命治療です。
しかし、状況の改善の見込みもなくただただ心肺機能だけを維持するための対処が「生命の利益となる延命治療」なのかは疑問です。
そういう経験がないので想像でしかありませんが、意思表示ができない状態で食事もできず病気の痛みだけが無限に続き生かされている状態は私個人はかなりの恐怖を感じます。また延命治療のために、「死なない」状態だけが何年も続くこともあり、精神的にも経済的に残す家族に負担をかける可能性があります。
かといって、一度始めた延命治療を中止する事自体はかなりハードルが高く、家族の決断も難しいでしょう。
そこで自然で終末期を迎えることができるように、自分の意思表示(事前指示)を明示しておくものが事前指示書です。日本では法的な拘束力があるわけではありませんが、家族の決断の助けになるでしょう。
私の事前指示書
これから何度か思い直して書き直すこともあると思うので、 AsciiDoc で、事前指示書を書き PDFとHTMLを生成するようにしました。
家族には別途公開場所を提示していますが、ソースなど一式を GitHub で公開しました。
終末期医療だけでなく、私の死に際してすぐに家族で決めなければならない葬儀や遺灰について私の希望を書き残すことにしました。日常的な事柄で家族に伝えておくべきことは、これとは別においおいまとめていこうと思っています。
いいのかな。
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