がんの告知

カテゴリー:  Life タグ:  前立腺がん
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前立腺がんの告知を受けました。

ここで公開するのもどうかなと思いましたが、他にブログを用意するのも面倒なのでここに書いて行く事にします。

これまでの経緯

これまで経緯を簡単にまとめます。

  • 年初に健康診断を受けましたが、そろそろ60代も近いのでオプションの PSA検査を申し込みました。

  • 2月に結果が出て、PSA値が318でした。一般に4以上だと前立腺がんが 疑われますが、この数字を見た時点で「もう転移してるな」を目の前が 真っ暗になりました。思えば、昨年くらいから何となく体調が悪く、 秋くらいからトイレが近いなという感覚はありました。

  • すぐに近所の泌尿科に駆け込みましたが、即「紹介状を書くので」と 言われ、思いつく大きな病院を指定して紹介状を貰いました。

  • 2月中旬に大きな病院で診断があり触診で「前立腺がんでほぼ間違いない」 となり、その場で生体検査、MRI、CTスキャン、骨シンチのスケジュールを 決めました。

  • 3月になって生体検査(つらかった。検査自体より一晩カテーテルにつながれた まま入院したのがつらかった)、MRI、CTスキャン、骨シンチなどを実施。

  • 今週診断結果を確認し、治療が始まりました。

下された診断結果

下された診断結果は、「局所進行性前立腺がん」です。

生体検査では15/16本でがん細胞がみつかり、グリソンスコアは9。 TNM分類ではT4です。

骨や他の臓器に明らかな転移は現時点では見られないけれど、 前立腺全体にがんが及んでおり近隣のリンパや膀胱などに浸潤している 状態です。

局所ではあるけれど手術や放射線など根治を前提とした治療は適用とならず、 ホルモン療法を実施することになりました。

その日の内にゾラデックスという注射薬とビカルタミドという飲み薬を 処方され治療を開始しました。

今後

自分で想定したより転移が見られない分、まだ進行していないという印象ですが、 いずれにしろ根治は見込めないため、今後はホルモン療法でなるべくがんを抑制していくことになります。

いずれホルモン療法が効かない「去勢抵抗性前立腺がん」となります。 こうなると抗がん剤となりますが、こちらも生存期間の中央値は十数ヶ月です。 そして、緩和ケアを経て最後を迎えるということになります。

最初にPSAの値を見てこういった事を調べた頃は、本当に不安に押し潰されて いよいよ鬱になりそうな精神状態でした。夜が怖く、眠ると「死」をイメージ してしまって眠れない夜が続きました。

1ヶ月も思い悩んでいると慣れてくるもので、 診断結果自体は少し冷静に受けとめられるようになっていました。

これから残された時間を前向きに過ごして行きたいと思います。

また、同じような病気の方もいらっしゃると思いますので、 情報共有も兼ねて時々経過をこのブログで報告したいと思います。

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