SONY ウォークマン NW-A300を購入
SONYのウォークマン NW-A300を購入しました。
SONY ウォークマン NW-A300を購入した理由
スマートフォンがあれば不要かなと思いつつ購入した理由は、 ただただ「音楽再生時に画面がカセットテープになる」のが気に入ったからです。サイズ感も丁度よくテープ画像の再現性も高いのでついつい見入ってしまいます。 購入理由は本当にこれだけです。
なので、先に書いてしまうと、ほとんどの人は買う理由はないかなと思います。
ガジェットとしてNW-A300
NW-A300のサイズは丁度名刺と同じくらいのサイズで厚さが1.2cm程度です。
スマートフォンと比較するとかなり小さく、厚み畑正気にありますが 胸ポケットに余裕で収まります。
ボディはアルミ押し出し材から削り出されており、いかにも剛性があります。
ボディに右側には電源ボタン、ボリュームボタン、早送り、再生、巻き戻し、 ロックスイッチが配置されています。ボディ下部には3.5mm/4極ジャック、 USB-Cの充電ポート、micro SDカードの挿入口があり、USB-Cの充電ポートと SDカードの挿入口はちゃんとカバーがあります。
手にするとずっしりと重みがあり質感も高く、高級感も感じます。
NW-A300のハード面/ソフト面
NW-A300のSOCには、QualcommのQCS2290が使われているそうですが、 小売りPOSや産業用ハンドヘルド端末、トラッキングカメラ向けのものです。 一般のスマートフォンと比較するとかなり性能は落ちますが、どちらというと 低電力に振っている感じです。
音楽再生に関しては、 デジタルアンプ「S-Master HX」の搭載や、前接点に金入りはんだを使用する など音質向上にこだわった作りのようです。
ソフト面では、純正の音楽再生アプリ W.ミュージックが搭載されています。 カセットテープの見た目を再現するギミック以外は至って普通の音楽再生アプリ のようです。ただし、音質設定アプリと連携してW.ミュージックでしか効果がない調整も可能です。 また、かなり最適化されているようで他のアプリを使用するよりバッテリー持ち がよいようです。
音質設定アプリでは、 AIでアップスケールして音楽を再生できる「DSEE Ultimate」など SONY独自の音質アップを行うソフトウェアが搭載されています。一部は、 W.ミュージック以外のSpotifyなど他のアプリでも効果があります。
NW-A300は買いか?
3日ほど使ってみました。
視聴は、以下の2つの環境です。
BOSE QuietComfort Earbuds でのワイヤレス接続
ワイヤレス接続では、普段使っているスマートフォンとほとんど音質は違いが分かりません。 グランド分離での有線接続では流石に音質は3万円程度のイヤフォンでも 流石によい音のような気がします。 が、静かな環境でゆったり聞くのでなければそれほど違いがわからないかもしれません。10万円を超えるようなイヤフォンであればもっと違いが分かるのかも知れませんね。
使い勝手で気になったのは、以下の点です。
「ウォークマン」といってもパフォーマンスの悪いが音質にこだわったAnroid端末でしかない。音楽再生に特化したカスタマイズが施されている訳でもないのでパフォーマンスが悪い分スマートフォンより使い勝手は悪い。
一方で素のAnroid端末なので、普通のアプリもインストール可能でWiFiで接続すればSpotifyも違和感なく使える。ただし、画面が小さいのでこれも使い勝手は悪い。
専用アプリW.ミュージックは、「アルバム・アーティスト」を無視するので使い勝手はよくない。
結局スマートフォンとウォークマン両方を持ち歩く手間を考えると、よほどの数奇者でないと購入する価値はなさそうです。
のんびり散歩のする時に使おうと思います。