試乗 ジムニーシエラ

カテゴリー:  Automotive タグ:  test drive
/images/2022/09/25/jimny-sierra.webp

ジムニーシエラに試乗してきました。

ジムニーシエラの試乗をした訳

小柄な家族がロードスターRFでは座面が低く前方が見えないため 運転できないと苦情を申し立てていたのと、これからロードスターRFへの乗降が段々つらくなるのだろうなとの思いから、CX-60にしようかと検討していました。

CX-60は「6気筒、前輪ダブルウィッシュボーン、FR」でロマンがあるなと思っていたのですが、よく考えると600万コースでちょっと二の足を踏む価格です。

そんな時、ふとスズキのWEBサイトを見ていてジムニーシエラが目に留まりました。そうです、ジムニーシエラはFRベースのSUV(SUVでなく本格クロスカントリーですが)です。エンジンこそ1.5Lですが、サスペンションなんて逆に(?)男らしく(?)リジットアクスルです。

という訳で試乗してきました。

ジムニーシエラの外観

ジムニーシエラの外観はベンツGクラスにも似た佇まいが漂っています。

車体自体は基本的にジムニーと共通です。2000年以降丸っこくなっていた デザインを一新し初代のジムニーに戻ったように無駄をそぎ落としたようなシンプルでスクエアなデザインです。フロント周りも初代と同様丸めのライトなのですが、スズキのハスラーを彷彿とさせる可愛らしさが若干入っているところが人気なのでしょうか。

ジムニーシエラの場合、軽自動車ジムニーより車幅が広がったのに伴って大きなオーバーフェンダーを装着されています。これによりジムニーにはないより無骨な印象が増しています。スクエアなのに可愛げがあり、かつ無骨な本格クロカンという唯一無二の外観となっています。

おそらくジムニーシエラのオーナーの半数はオフロード走行に興味がなくこの外観だけでジムニーシエラを選択しているのではないでしょうか?

担当してくれた女性の営業もジムニーシエラのオーナーでしたが、「見た目で買いました」と豪語してました。

ジムニーシエラの乗降性

ロードスターRFは車高が低いため乗降性が非常に悪いのですが、 ジムニーシエラは車高が高いので乗降性はかなり高いのではと期待していました。 ところが実際には思ったほど乗降性はよくありませんでした。3つほど要因があると思います。

  1. 地上高が高いためステップに足をかけるにもかなり足を上げなければならない。スカートを履いた女性だとかなり難しいと思います。

  2. シート座面がかなり高い。このため乗り込むにはかなり腰を持ち上げる必要があります。

  3. ルーフが思ったより低い。地上高は高いのですがその割にルーフが低いため、乗ろうと体を持ち上げると頭がルーフに当たります。

ジムニーシエラの乗降

ジムニーシエラの乗降

結局、足を大きく上げつつ頭が当たらないように上半身を中に入れていまい、体が車内に入ったところで体制を入れ替えて腰をシートに落とすというかなり無理な動きが必要となります。

運転席に収まっても、ルーフが低くシートの座面の高さ調整ができないので、170cmの私の場合でも若干頭が窮屈に感じます。

ロードスターユーザーの私が「狭い」と感じる車が他にあるなんて。

ジムニーシエラを運転してみて

ジムニーシエラを運転してみると、スクエアなデザインと意外にコンパクトなので車両感覚はつかみやすくすぐになれました。目線が高いので運転がリラックスできます。バックなどでも車両感覚がつかみやすく安心です。

乗り心地をどうこう言う車ではありませんが、オンロードでもそれほど特殊な感じはありません。

試乗したのはマニュアル車でしたが、エンジンもトルクがありクラッチもミートポイントがつかみやすいタイプなのですんなりと運転できました。ちょっと戸惑ったのは、シフトポジションの表示などがないので、「今何速なのか?」と戸惑うことがありました。ニュートラル位置がロードスターを比較すると若干後方に傾いた位置のようで、慣れない内は2速に入れようとしてニュートラルに入れてしまうことが度々。

しかし何も指定していないのに、試乗車にMTが来るなんてね。

まとめ

大変気に入ったのですが、問題は納期です。

やはり納期が読めず、ディーラーでは「納期1年」と案内しているようです。

うーん、どうしようかな。個人的にはロードスターRFは大変気に入っていて、 ずっと乗っていたい気分なのですが。

コメント

Comments powered by Disqus