ファンタプレミア
ファンタなんて数十年近く飲んでなかったのですが、 たまたま「ファンタプレミア」を見つけて試しに飲んでみました。
昭和な「ファンタ」
わたしが子供の頃は「ジュース」と言えば「ファンタ」でした。
コカ・コーラやスプライトは炭酸が強いからなのか理由は不明ですが、 わが家では「子供が飲んではいけないもの」に分類されていました。 その結果、必然的にジュース=ファンタでした。しかも、なぜか ファンタ・オレンジがデフォルトでした。
小遣いを貰って自分でジュースを買うようになると、瓶を引き抜く タイプの自販機でファンタ・グレープを買って飲んでました。
大抵売られているのはオレンジかグレープで、 一時期「ゴールデングレープ」 というのが販売されていて「希少種だ!」って喜んでいたものです。 (実際にはファンタグレープの着色料に問題があり、一時的に売られていたもののようです。)
そんなファンタですが、飲むと舌がオレンジやグレープに染まりまります。 子供の頃は喜んでましたが、中学ぐらいになると 「こんなものが体に良いはずはない」と 飲むのを止めてしまいました。
ファンタの歴史
ちなみに「ファンタ」は第二次世界大戦の頃、コカ・コーラの原液が 輸入できなかったドイツで生まれたようです。「ファンタ」という ブランドだけで、リンゴジャム製造時のカスとチーズ製造時の乳清を 調合したという現在のファンタと全く違うものだったらしいです。
その後イタリアのコカ・コーラのボトラーでオレンジ果汁を使った炭酸飲料 が発売され「ファンタ」戸名付けられて各国に広まったようです。
日本でも事情は同じようで、戦後高度成長期にコカ・コーラの原液の輸入が ままならず、日本で原液製造ができる飲料としてファンタが選ばれたそうです。
ファンタ・プレミア
今回買ったのはファンタ・プレミアレモンです。
罪悪感に浸りながら、一口飲んでみると「美味しい!」
なぜ罪悪感かというと私の子供の頃はファンタといえば「無果汁」でした。 体に良い訳がありません。
ところがファンタ・プレミアレモンは果汁11%。
にごりレモン果汁と透明レモン果汁がブレンドして入れられているようで、 レモンらしいキレのある酸味や果汁のうま味、深みがよく出ています。 しかも、レモンピールエキス、オレンジパルプを使用して、 本物らしい苦味と食感まで再現しています。
「ファンタと青春時代を過ごした大人に」と銘打たれてるようですが、 まんまとやられました。