CoolKiller Keyboard レビュー
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昨年末にKickstarterで見つけて支援していた CoolKiller という61キーボードがやっと届きました。
CoolKillerの特徴
中国からのプロジェクトのようですが、好きな61キーボードで手頃だったので支援してみました。
CoolKiller の特徴として、以下のようなものがあります。
ABS製の61キー
Bluetooh、2.4GHzのレシーバー、USB-C有線の3種類の接続方法
OUTEMUのオプティカルスイッチで3種類から選択可能
Mac、Windows、Android、iOSをサポート
RGBバックライト
支援額はHK$ 460だったので、日本円だと8,000円前後でしょうか。まぁ、安いです。 支援したのは24人しかいなかったようなので、よく成立したなと思いました。
CoolKiller開封の儀
早速、届いたCoolKillerを開封してみました。
キートップはブラックとオレンジと白の組み合わせでした。 キートップの組み合わせはいくつかバリエーションがあるようですが、一番無難で気に入った配色のものが届いたのでよかったです。 本体は軽く、プラスティックな感じで高級感はあまりありません。
付属品として以下のものが同梱されていました。
キーボードを入れる袋?
キートップを外すツール
2.4GHzのレシーバー
USBケーブル(Type-A <-> Type-C)
説明書
キートップだけ販売している訳ではないので、このキートップ外しはなんに使うのかな?
CoolKillerの使い勝手
早速ケーブルでMacに接続してみました。
接続するとMacかWindowsか自動判別するようなことがマニュアルにはありましたが、 どうもWindowsと認識しているようでした。 FN+Zでモードを切り替えることができますが、 一度切り替えてからは特に問題なく使用できています。
FNキーとの組み合わせでMac独自のキーもほとんど網羅されているところは、 Macサポートを謳っているだけのことはあります。
キーの配列は以前購入した TapTek とほぼ同じような配列ですが、 以下のような美点があります。
ファンクションキーを省略
カーソルキーを省略
これらの割り切りのおかげで、TapTekと比較すると妙はキー配列や極端に小さくされたキーはなく全体的に自然な キー配列になっています。
個人的には以下の点は使い勝手が悪いと感じています。
`(バッククォート)がESCキーと共用となり、入力にはFNキーと組み合わせる必要がある。reStructured Textではよく使う文字なので不便。
\キーとDelキーの位置が逆(HappyHacking Keyboardと比べて)。
カーソルキーがFNキーとの組み合わせなのはよいが、FNキーと位置が近すぎて押しにくい。
下部にはチルトもついているが、もう少し強い傾斜をつけられると良い
「だったら、HappyHacking Keyboardを使えよ」ってことなのでしょうが。
キー自体はノートPCのように薄いのですが、ストロークはあり程よい反力もあるので良い印象です。 オプティカルは初めてですが、チャタリングもなくタイピングのスピードを上げても特に問題なくタイプしやすいです。
Windows用だけかもしれませんが、キー配列を変更するソフトも公開しているようです。 しかしSSL化もしていない中国語のCoolKillerのサイトからソフトをダウンロードする気にならなかったので、 私は全く使用していません。MacなのでKaranabiを使ってCaps LockをCtrlキーを入れ替えて使用しています。
CoolKiller、めっちゃ光ります
CoolKillerも TapTek のようにRGBのLEDがキーボードに仕込んであり、光ります。 キートップの文字部分が透過になっているので、さらに派手な印象です。
ライトは、以下のようなキーの組み合わせで色や光り方を変えることができます。
FN+> 色の変更
FN+[ 光を暗くする
FN+] 光を明るくする
FN+\ 光るパターンの変更
CoolKillerはキートップだけでなくサイドも光ります。このサイドの光も FN+L で色を変更することが可能です。
CoolKillerのまとめ
この記事はCoolKillerを使って書いていますが、HappyHacking Keyboardからは特に違和感なく支えています。 タイプ感はHappyHacking Keyboardに及びませんが、軽く薄いので仕事用として持ち歩こうか思っています。 残業の時もライトで癒されそうですし。
まだ一般販売はされていないようですが、8,000円前後で購入できるのであればお値打ちなキーボードだと思います。
(2022/08/06 更新) CoolKiller 致命的な欠陥
しばらく使っていて気がついたのですが、Macで使用する場合にCoolKillerには致命的な欠点があることに 気がつきました。
CoolKillerにはカーソルキーがなく、Fnキーと他のキーを組み合わせてカーソルキーを入力することが できます。
これはHappyHacking Keyboardなども同じです。HappyHacking Keyboardの場合、 下表の様に通常のキーとFnキー組み合わせて上手くカーソルキーのショートカットを用意してくれています。
Fn-[ |
||
Fn-; |
Fn-' |
|
Fn-/ |
ところが、CoolKillerではカーソルキーの代替となるショートカットが以下の様になっています。
Fn-/ |
||
Fn-Command |
Fn-Ctrl |
|
Fn-Option |
嘘でしょ? 馬鹿なの?
Macのアプリでは、たまにCommandやControl、Optionキーとカーソルキーの組み合わせに機能を 持たせるアプリがあります。そういったアプリではカーソルキーと機能キーの組み合わせの ショートカットがこのキーボードでは全く機能しません。馬鹿すぎるだろ。