リモートワークの最適なヘッドセット Shokz OpenComm
転職後リモートワークが増えて、大半の時間をWEB会議やSlackのHuddleで打ち合わせをしており、 大半の時間をヘッドセットをつけたまま仕事していることが多くなりました。
耳を塞いでいると呼び鈴がなっても気づかなかったり、そもそも耳を塞いでいること自体が苦痛に感じてきたりして 最近のストレスになっていました。
そこで今回は耳を塞がない骨伝導のヘッドセット Shokzの OpenComm を購入しました。
骨伝導とは?
通常のイヤフォンは耳元で小さなスピーカーを鳴らして音を伝えますが、骨伝導のヘッドセットではスピーカーはなく トランスデューサーが頬骨を通して振動を送り鼓膜を迂回して内耳に音を伝えると言われています。
Shokzは2011年に誕生した米国のメーカーで骨伝導である程度高音質で音楽を楽しめる骨伝導イヤフォンを作り上げたリーディングカンパニーです。
骨伝導イヤフォンは私自身は初めてで、このOpenCommというモデルも当初工場やトラック運転手など騒音レベルの高い場所で 働く人向けというニュアンスだったので、普通じゃない聞こえ方なのかなと思っていました。
実際に試すと、聞こえ方はごく自然で音楽なども普通に楽しめるレベルでちゃんと聞こえます。 耳元で音は鳴っているけれども、耳は塞がれておらず周囲の音もよく聞こえるので不思議な感じはしますが、聞こえ方自体に不自然な感じや不快な印象は全くありません。
電話の呼び出し音や、音楽でも音量を上げ過ぎると、トランスデューサーの振動がピリピリと頬骨のあたりで振動するのがわかってくすぐったくなります。が、音楽や通話は50%以下の音量で普通に聞こえますから、ピリピリするのは電話の呼び出し音くらいでしょうか?
音漏れについては、まぁ漏れるのだろうなと思っていましたが、リビングで音楽を聞いてて目の前にいる家人に聞こえるか 確認してもほぼ聞こえないレベルだそうです。普通の音量であればよほど静かなところで、近い距離でなければあまり神経質になる必要はなさそうです。
1日 作業用BGMを流すか、WEB会議をやりながら 6時間くらい装着したまま過ごしましたが、イヤフォンと違って蒸れることもなく装着しているのを忘れるくらい快適に過ごせました。バッテリーがしっかりと持つのもこの製品の美点です。
ノイズキャンセル機能付きブームマイクについて
購入の際、 OpenRun Pro という新製品が出ていたので迷いましたが、 OpenComm を選んだのはノイズキャンセル機能がついたブームマイクのためです。
他のShokzのヘッドセットはマイクがヘッドセットに内蔵されているので、耳元あたりにマイクがあることになります。 OpenComm の場合は、ブームマイクが7cm程度の長さがありますからマイク自体がかなり口元に近い位置にあることになります。これだけでも同じマイク性能であればOpenCommの方が有利ですが、さらにノイズキャンセル機能もついています。
少し人が多いカフェの中で電話で試してみました。そのまま通話、 OpenComm 、 ノイズキャンセル最強と言われるヘッドセット Voyager 5200 で試してみました。
そのまま通話すると、カフェ特有の食器が当たる音や周りの人の会話がノイズとしてどうしても入ってしまうようです。 OpenComm では「カフェにいるんだろうな」というのはわかりますが、周辺の音はかなり低くなり会話も明瞭に聞こえるようです。 Voyager 5200 は、ほぼカフェにいるのがわからないくらい周辺の音は消えるそうです。 ただ、周りの音が入らないので私の声も聞き取りやすかったものの、 時々私の声が不自然なイコライジングをした感じになるそうで、結果的に OpenComm での通話が自然だと感じたそうです。 外出して使用するときは Voyager 5200 の方が強力そうですが、自宅のリモートワークであれば OpenComm でも十分だと思います。
ノイズキャンセル最強と言われるヘッドセット Voyager 5200 ブームマイクは跳ね上げておけば邪魔にもなりませんし、ミュートになるようです。 使い勝手は最高です。
まとめ
オフィスでWEB会議をやっていた時には Voyager 5200 を使っていましたが、片耳だけのイヤフォンなので不自然で長時間装着は気になるので普通のUSBヘッドセットを 使っていました。これも長期間使っていると、耳の蒸れとか締め付けや周りの音が聞こえないことがストレスになっていました。 OpenComm を使うと装着のストレスがほぼ無くなりますし、音の聞こえ方は片耳の Voyager 5200 よりも自然で疲れません。
マルチペアリングに対応しているので、Macとスマホにペアリングして同時に両方に接続して、切り替えて使うのも便利です。
値段は少し張りますが、リモートワークをやっている方ならそれに見合う体験ができると思います。