SwissMicros社製 金融電卓 DM12L (HP-12C互換)

カテゴリー:  タグ:  calc rpn

SwissMicros DM12L

SwissMicros社製 金融電卓 DM12Lを購入しました。

日本で取り扱っているところがなかったようなので、スイスのSwissMicros社から直接通販で購入しました。 昨年末に購入したので1ヶ月くらい到着までかかりました。

購入した理由は、以下の2つです。

  • 昨年 HP-12Cのバッテリー交換の際に調べて、私のHP-12Cは第二世代にあたりもしかして貴重なんではないかと思い、普段使いのため代替が欲しかったこと
  • 昨年 同じく SwissMicros社製の [HP-16C互換 DM16L]を購入してとても品質がよかっため、こちらの機種も試してみたかったこと

普段の計算では、HPシリーズの逆ポーランド法で入力に慣れて普通の電卓を使いづらく感じるので、このシリーズは欠かせまんせん。DM16Lの方はネットワーク設定の際にサブネットを確認するなどでは便利なのですが、普段の計算では普通の10進数が計算できるDM12Lの方が便利です。

HP-12Cと比較するとほぼ同じ大きさで、ディスプレイが若干異なりますがほぼ同じ形状となっています。

HP-12CとDMLの比較

私が持っている HP-12Cはワンチップ化された HP独自プロセッサーでしたが、このDM12Lは LPC1115 32-bit ARM Cortex-M0 というよく制御装置などに使われる安価なプロセッサーを使っているようです。とは言え、現代の32ビットプロセッサーですから高速です。

本家のHP-12の方は「高速に演算が終わると信用できない」と市場調査に基づいて意図的に1981年の演算性能のままですが、 DM12Lは特にそういうことはやっておらずHP-12Cと比較すると爆速で計算が終わります。

例えば、「元金100万を預けて月々2万つづ積み立てて年利7%で10年運用したとすると、総額いくらの金額が期待できる」 なんて計算は以下のようにキーインするのですが、HP-12Cでやると最後にFVキーを押した瞬間に計算が始まり数秒 「Running---」という文字が表示されます。DM12Lではキーインした瞬間で計算が終わってします。まぁ、HP-12Cの方が信用できるっぽいって気持ちはわかりますが。

Key in Output 意味
[f]CLEAR[FIN] 0.00 クリア
1000000[CHS][PV] -1,000,000.00 元金
10[g][12×] 120.00 10年(月数でセット)
7[g][12÷] 0.58 年利7% (月の利率に変換)
20000[CHS][PMT] -20,000.00 月々の積立額
[FV] 5,471,357.53 10年後に期待できる金額

DM12LにはDM12という小型化したモデルも存在します。

ちなみに HP-12Cは米国でも一時期定番電卓だったので、今でもAmazonで普通に購入できます。 ぜひ一家に一台 HP-12Cを。

コメント

Comments powered by Disqus