ブログサービス「Blot」使いこなし術
日本ではあまり馴染みのない ブログサービス「 Blot 」を使うために いくつか工夫が必要だったのでまとめておきます。
Blotが何かについては、「 ブログを Blot.imに移転 」 を読んでいただければと思います。
Blotが生成する記事Permalinkについて
Blotの生成する記事のPermalinkについては、以下のようなカスタマイズが可能です。
Title
Date and Title ("/2022/01/10/title"のような形式)
Custom ( Customでどういうメタデータが使えるか " Link format "のページに解説があります。)
Titleは メタデータの指定があればメタデータから、なければ H1レベルで指定した見出しから自動的に取得されるようです。
問題はデフォルトのPermalinkがTitleを含んでいるため、日本語の題名をつけてしまうとそれが日本語になってしまうことです。
本来ならば メタデータで Titleに変わって SlugなどでURLのTitleに当たる部分を指定できれば良いのですが Blotにはそのような機能はありません。
以下の対応方法が考えられます。
1. 日本語のタイトルをそのまま使用する
別に日本語がPermalinkに含まれていても、URLとして間違ってるわけでなく機能しないわけでもありません。
しかし記事のPermalinkが以下のようなURLになってしまいます。
https://weblog.yostos.org/2022/01/10/aws認定資格3種を6週間で制覇するには
これを見ても問題ないと思えれば一番簡単解決法です。
ただ、日本語での曖昧さから誰かに記事のリンクを送るような場合に紛らわしいことがありますし、 日本語部分が二重にエンコードされたりと言うリスクもあるような気がします。
2. Custom Permalinkを使う
以下のようなカスタマイズを行います。
「 Link format - Blot 」 の説明によると、 Stemは 「 A URL-friendly version of the file's path without the file extension(拡張子を除いたURLフレンドリーに変換したファイルパス) 」で、つまり記事のソースファイルのファイル名です。
記事のファイル名をURLに使用してもよいファイル名にしておけば、タイトルに日本語を用いても記事のPermalinkは日本語とならずファイル名が使用されます。
問題は記事のソースファイル名に気を使わねければならないことと、記事のPermalinkがソースファイル内の情報でなくソースファイル名に依存すると言う点です。
3. メタデータのTitleに英語を指定する
これは、以下のようにメタデータのTitleは英語を、見出しには日本語を指定すると言うことです。
このような指定をすると、以下のようになります。
Permalinkには メタデータに指定した英語が使用される
記事インデックスの記事タイトルにはメタデータに指定した英語が使用される
記事を自体にはメタデータのTitleは現れず、見出してで指定した日本語がタイトルらしく表示される
私は一旦この方法で指定をしています。
記事ソースのバックアップ
Nikolaを使用していた時は、記事のソースはGitLabにコミットしてNetlifyで自動生成していたので 記事自体はリポジトリーで保持されていました。
BlotではDropboxを使用していますが、無料版のDropboxでは巻き戻しができないのでBlotのソースのなんらかのバックアップが必要です。
私は、 pCloud を使用しており、 pCloud はDropboxのバックアップが可能なので連携させてpCloudにバックアップを取っています。 pCloudのバックアップ機能で連携させると定期的にDropboxからバックアップを取ってくれます。
Blotの検索機能が正しく働かない
Blot自体は標準でブログ内の検索機能を提供しています。
ただし、検索ワードに日本語を入力すると検索ワードを含まない記事も対象となったりするようです。
検索ワードを英語にすると大体は正しいようなのですが、時折「おや?」と言う記事も紛れてきたりします。
現在サポートに確認中なので、進展があったらこの記事に加えたいと思います。
(2022-01-23追記) 開発者のDavidから返信があり、現状英語でも検索結果に正しくなく問題として認識しており、検索エンジンを変更することを検討しているとのことです。改修が終わったら連絡をくれるということなので、気長に待つことにしました。