ロードスターRF 2022年モデルについて

カテゴリー:  Automotive タグ:  mazda roadster
Roadster 990S

Roadster 990S

ロードスターの2022年に向けたモデルが発表となりました。マツダやスバルのように年次改修が行われるのはオーナーとしては複雑ですが、少しでも良いモデルをユーザーに届けようという姿勢はメーカーとしての信頼感につながっています。

主な変更点は以下の通りです。

  • 軽量化を図った 990Sというモデルが追加となった(車重が990Kgしかないことに由来する)。

  • コーナリング中にリアを安定させる[[Kinematic Posture Control]](KPC)(キネマティック・ポスチャー・コントロール)が全車標準装備となった。

  • 特別仕様車の変更
    • ロードスターにNavy Topを追加。

    • ロードスターRFの# VS Burgundy Selectionを廃して、VS TerracottaSelectionを新設定

  • 新カラー「プラチナクォーツメタリック」を追加

Kinematic Posture Constrol

2022年モデルから取り入れられる、Kinematic Posture Control(以下、KPC)は、ロードスター全モデルに標準装備となるそうです。

マツダは次のように説明しています。

キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)は、日常域でスムーズに動くロードスターのサスペンション構造を活かしながら、ハイスピードのコーナリングにおいてもより一体感があり、より安定した旋回姿勢を実現する新技術です。

2021年12月16日「マツダロードスターを商品改良

具体的には、コーナリング中に0.3GぐらいのGがかかると、リアの内輪のブレーキを少しだけ効かせる という働きをするようです。これは、元々ロードスターのリアサスペンションは「アンチジオメトリーサスペンション」という減速Gがかかるとサスペンションがボディを引き下げる動きをするといい、それにより接地感が増姿勢を安定させてくれるという。KPCはこの特性をさらに活用するものだとか。

うちのロードスターRFはサスペンションを入れ替えていますが、それでもサスがかなり柔らかいのでコーナーでは大きくロールします。つまりコーナーの外側のタイヤに大きく荷重が掛かっています。立ち上がりでアクセルを上げていくと、加速力で後ろに荷重が移っていくので外側のリアタイヤに最も荷重がかかることになります。この時リアタイヤのグリップの限界を超えると、テールが流れたりスピンしたりということになります。

この時、ちょっとだけ内側のリアタイヤを摘んでやることで、内側の浮き上がりが軽減されて極端な荷重の偏りを少し緩和できるのかもしれません。まぁ、ストリートでそこまでのコーナリングをすることはあまりないでしょうが。

この機構は1グラムも重量増加していないこと、あくまでコーナリング時の姿勢安定化の機能でトルクベクタリングのようにコーナリング性能に介入する機能でないとマツダは説明しています。ロードスターオーナーはこういった電子制御による運転への介入を嫌う偏屈ばかりですから、マツダも大変ですね。

まとめ

今回の改修の目玉はなんといっても[[Kinematic Posture Control]]だと思います。効果が出るのは0.3G以上とされています。旋回Gが0.3以上というと、キツめのヘヤピンカーブを25Km/hくらいで走るイメージでしょうか? 交差点だともっと速度が落ちるのでかなり飛ばしているイメージなので、普通に走っている分にはそれほど感じないかもしれません。気になるので一度試乗したいと思います。

990Sについてはいいなとは思いますが、我が家では幌のモデルは家族の目が厳しいかな。特別仕様については、Burgundyが気に入っているのであまり目を引きません。

「プラチナクォーツメタリック」は面白そうな色ですね。写真なのではホワイトにも見えますが、周囲の写り込みや光の反射もあり状況によって印象が変わりそうです。うちはスノーフレークホワイトマイカですが、この色があったら選んでいたかもしれません。こちらも実際に観に行こうと思います。

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