秀逸のヘッドセット Voyager 5200
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リモート会議用に秀逸なBluetooth ヘッドセット Voyager 5200を購入しました。
これまでリモート会議には、有線の Razer Hammerhead Pro V2 か、 Bose QuietConfort32 II を使用していました。しかし、新しいMacになるとイヤフォン端子がなく有線は面倒、Bose QuietConfortは 快適だけれど環境音が聞こえないと職場では困ることもあるため、新しいヘッドセットの導入を検討しました。
要件としてまとめると以下の3点です。
Bluetooth接続であること
ヘッドフォンの音はしっかり聞こえつつ環境音が聞こえ解放感があること
マイクの性能がよいこと
ゴミだったAfterShokz OpenComm
最初は昨年末クラウドファンディングでも話題になった AfterShokz OpenComm を購入しました。骨伝導で耳を塞がず長時間の装着が楽なこととマイクが素晴らしいとの評価を見たからです。
実際購入して使ってみました。
耳を塞がず本体も軽量なため装着感を非常に優れており、つけていることを忘れるくらいです。
ヘッドフォンの音に関してはノイズのないAMラジオくらいで会議や通話で使用するには全く問題ありません。 骨伝導であるため、周囲が多少うるさくてもよく聞こえます。ただし、あまり音を大きくすると周囲に音が漏れますし振動する部分がくすぐったく感じます。
マイクについては評価が良いものと悪いものに二分されていたので懸念はしていましたが、私の検証ではひどいものでした。接続直後は問題ないのですが、何かの拍子に音量が小さくなり音質も金属的なキンキンした音になります。マイクのノイズリダクション機能がバグってる感じです。
この製品はファームウェアのアップデートなどに対応しておらず改善の余地がないため返品しました。
安定のPlantronics Voyager 5200
AfterShokzで失敗したので、昔からBluetoothのヘッドセットでは定評のあるPlantronicsの製品 Voyager 5200にを購入しました。
会社統合により現在の社名はPolyとなっていますが、アポロ11号の月面着陸でも同社のヘッドセットが使われたくらいですから、 安心のブランドです。
Voyager 5200の機種の整理
Voyager 5200はモバイル系のヘッドセットではハイエンドの機種ですが、亜種がたくさんあり購入時迷いました。 ちょっと整理しておきます。
製品 |
USBレシーバー |
充電ケース |
説明 |
---|---|---|---|
5200(旧モデル) |
なし |
なし |
2016年発売モデル。 |
5200(New) |
なし |
なし |
2019年発売モデル。 |
5240 |
なし |
あり |
Voyager 5200に充電ケースがついたモデル。 |
5200 UC |
あり |
あり |
オフィス用という位置づけで、充電ケースとUSBレシーバーが付属する。Bluetooth5.0対応。 |
個人的には、5200UCをお勧めします。値段は多少高くなりますが、充電ケースは付属しますし、USBレシーバーも付属します。 また、5200(New)がBluetooth4.1対応なのに対して、5200UCではBluetooth5.0対応となっている点もお勧めするポイントです。
Bluetooth接続に比べると、USBレシーバーのほうがペアリングなども不要で通信自体がかなり安定すると思います。もちろん、 5200UCでも本体はBluetoothの機能は持っていますから、USBレシーバーを使わずにBluetooth接続も可能です。MacやPCなどとは、 USBレシーバーで接続しスマートフォンとはBluetooth接続することになると思います。
Voyager 5200UC の使用感について
最初に、 Polyのサポートページ から、Plantronics HUBというデスクトップ用にアプリをダウンローして、MacやPCにインストールします。 この手順は必須ではありませんが、ヘッドセットのファームウェアを最新化するためにお勧めです。 私が購入したものは、USBレシーバーのファームウェアのアップデートが入りました。
5200UCではケース自体にもバッテリーが搭載されており、ケースに入れているだけで充電できています。 オフィスで使用時には以下の写真のようケース上に立てることも可能ですが、この場合も底面にコネクタがあり 充電されています。
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Voyager5200UC ケース上で充電可能
装着は、イヤーチップの向きを変えた後に、U字の部分にうまく耳を入れてイヤーチップの位置を調整し、 マイクブームを回転させて口元側に持ってきます。U字部分に耳を入れるところが少し面倒ですが、 一度装着してしまえば外れることもなく安定します。また、片耳だけなので、両耳を塞ぐヘッドフォンのようにストレスがなく 周りの音も聞こえているので装着したままでも気にならないでしょう。
装着しているかどうかセンサーが働いているようで、音楽再生をしていると外すと止まり、装着すると音楽が再開します。
以下は、USBレシーバー経由での接続での感想です。Macbook ProなのでUSB Type-C - Type-Aの変換アダプタを使用しています。
音質に関しては、会議や通話などでは全く問題ありません。普通のイヤフォンなので、OpenCommよりも音質はいいです。 ただし、片耳なので没入感はありません。音楽や映画などの鑑賞には向かないと思います。会議や研修ビデオであれば十分なクオリティです。
マイク音質に関しては驚くほどクリアです。 マイクの感度自体もよいのですが、ノイズリダクションも優れており環境音が多少うるさくても口元の声だけをとらえて通話に乗せてくれます。 通常だと車の音や風の音が入ってしまう街頭で試したのですが、相手は全く屋外にいることに気付かなかったと言っていました。
ワクチン摂取率が上がっているとは言え一度広まったリモート会議がなくなるとは思えないので、これからもリモート会議は続くと思います。 もうVoyager5200UCは手放せませんね。
ASIN: | B07DFQWGYB |
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VOYAGER 5200 UCはVoyager 5200 UC Bluetoothヘッドセットで、最先端の適応型ノイズキャンセリングとWindSmartテクノロジーを採用しています。 風のような中断的なノイズを特定してキャンセルし、ある環境から次の環境へはっきりとシームレスに移行できます。 すぐに作業できます。