Fastmail新機能:1Passwordとの統合
Fastmailの設定を確認していたら、 Masked Mail という新しい設定項目が追加されていました。 確認したらリリースされたばかりの機能のようです。
よくよく確認したら、 1Passwordと連携できて自身のプライバシーを守るための素晴らしい機能でした。
Fastmailの新機能 Masked Mail
FastmailのHelp Center で確認すると以下のように説明されていました。
A Masked Email address is a unique, automatically generated email address that can be used in place of your real email address.
要はあまり自分のメールアドレスを伝えたくないサービスにサインアップする際に、 使い捨て的に生成して不要になったら捨てられる別のメールアドレスを使えるようにする 機能ということのようです。生成したメールアドレスに送付されたメールは自身のメールボックスで受信できます。
しかし、Fastmailには Alias というメールアドレスの別名を持つ機能が以前から備わっています。 私はこの Alias を Masked Mail で想定されているような使い方をしてきました。 なぜ似たような機能を新たに実装したのだろうと悩みました。その違いを調べていくと、以下のような違いがあります。
Alias はローカル部は自分設定できドメイン部はFastmailで利用可能なドメインから選択するが、 Masked Mail はローカル部はランダムに生成されドメイン部は事前に設定されたドメインに固定である。
Alias をFromとしてメールを送信できるが、 Masked Mail はそのメールアドレスに送られてきたメールにはFromとして返信できるが新規送信はできない。
このように見ていくと、 Alias は仕事用とプライベート用の 使い分け のための機能で、 Masked Mail はサインアップ用の 使い捨て アドレスの機能だと分かります。
以下のような画面から簡単に生成し、不要になったら簡単にブロックしたり削除することが可能です。
自動で簡単に生成できるので、サービスごとにメールアドレスを使い分けて不要になれば メールアドレスごと削除すれば不要なメールを受信することもなくなります。 また、スパムメールが来た際にはどのサービスから漏れたか簡単に分かりますね。
1Passwordとの連携で超絶便利になる
Masked Mail は パスワード管理サービスである 1Passwordと統合連携できます。
以下のスクリーンショットを見てください。 Huluにサインアップしているところです。
Safariの1Passwordの拡張機能で、これまでもサインアップの際には自動でパスワード生成をして 1Passwordに保管することができました。 Fastmailの Masked Mail機能を連携させると、 「Create a Masked EMail...」というメニューが表示できるよういなり、パスワードだけでなく、 サインアップに使用するMasked Mailも1Passwordから生成して、そのまま 1Passwordに保管することが可能となります。
つまり、認証情報を丸ごとその場で生成して、1Passwordで生成して管理下におくことが可能となります。こうして自分のプライバシーをさらすことなく新しいサービスを試すことが可能ですし、不要になったらいつでも捨てることができます。
1点戸惑ったのは、1PasswordはMacアプリも存在しアプリから導入したSafariのプラグインだとこの統合は働かず、Safariのストアから1Passwordの拡張機能としてインストールしなければならないことでしょうか。
これは便利です。この発想にははっとさせられました。
Fastmailに興味を持った方は、 こちら からどうぞ。