「Making A Good Thing better」オリビア・ニュートン・ジョン
以前から聞きたかった Olivia Newton-John の 「 Making A Good Thing Better 」をやっと入手しました。
日本でも1970〜1990年代にかけて人気の歌手だったはずですが、現在当時のCDはほとんどが廃盤になっていて新品は手に入りません。 今回は日本のAmazonで中古を注文しましたが、海外から発送されてきました。
このアルバムが発売されたのは、1977年の夏。 私が洋楽を聴き始めた夏でした。
前の年に"Have You Never Been Mellow(邦題:そよ風の誘惑)"がヒットして、同時に TBS系の朝の番組「おはよう700」でアラスカからアルゼンチンのフエゴまで南北アメリカ大陸を車で縦断する「キャラバンII」という コーナーがあったのですが、そこでOliviaの歌う "Country Road"が挿入歌になっていたので更に人気が出たと記憶しています。
そして人気になったことで来日コンサートも行われ話題になっていたので、当時の私にとって洋楽といえばQeenかOliviaでした。
そんな夏に発売になったアルバムなので、私が初めてお金を出して買った音楽でした。 当時はラジカセしか持っていなかったので、買ったのはLPレコードでなくカセット版でしたけれども。
この時期のOliviaは、言わばソフト&メロウ路線で甘い恋愛ソングがほとんどでした。 このアルバムでは少しフュージョンっぽい音づかいに変わっていますが、同じ路線のアルバムです。
このアルバムの以降は、Oliviaがハリウッド進出し映画に出演したり、ロック路線に音楽性を大きく変えていきます。
しっとりと甘い彼女のヴォーカルを聴かせてくれる古き良き70年代の最後アルバムです。確か英国のAbbey Roadスタジオで録音された最後のアルバムでもあったと思います。
米英ではセールスは振るわなかったものの、日本では時期がよかったのはヒットしました。 70年代末にヒットした杏里のデビュー曲で尾崎亜美作曲・作詞の「オリビアを聴きながら」はこのアルバムにインスパイアものだそう::です。
購入したCDは米国版でテープからCDに焼き直したものなので音もそれほどよくないはずですが、当時モノラルのラジカセで聞いていた私は 改めてそのヴォーカルとコーラスの繊細さに改めて圧倒されました。
それにしても懐かしい。