未読了『イルカも泳ぐわい。』 加納愛子

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Aマッソの加納愛子さんの初エッセイ『イルカも泳ぐわい。』を読んでいる。そして、読み終わっていない。もったいないからだ。

『イルカも泳ぐわい。』が未読了の訳

こんな感覚はかなり久しい。

Aマッソの加納愛子さんの初エッセイ『イルカも泳ぐわい。』を読んでいて、 「面白い」とか「加納、センスあるな」、「加納、上手いこと書きとんな」とか 自分でどう思っているか定かではないが、確実なのは「 この読んでいる時間を もう少し続けたい 」である。

だから、読んでいるけれど、読み終えたくないので1日1話とか小学校低学年並に 読み進めるスピードが遅い。

こういった文章がただただ好きなのかもしれません。

記憶をたどると、私が高校3年で大学受験のまっただ中にちょっと上等なノートに

『踏んだり蹴ったり』と言う言葉があるが、あれは『踏んだり蹴られたり』でないと おかしいのではないか? いや、蹴ると反力で蹴られたほうと同じ痛みがあるはずだから これはこれで辻褄があっている。

などという意味のない文章やイラストを書きつけていたが、あれと同じ香りがするのかな。

なんにしろ、久しぶりに読了が惜しい。そして、久しぶりにKindleでなく書籍で購入した 本である。書籍で購入したのは単に発売前に予約したので Kindle版がなかったからにすぎないにしても。

Aマッソについて

Aマッソを最初に見たときは、「この加納って尖ってんな」だった。

「尖ってる」というか、「お笑い道」と書いたライオネットシールドで身構えながら、 「毒」のある警杖を振り回しているような印象で、ちょっと苦手なコンビだった。

気にはなったので、Youtubeなどは見ていた。

気がつくと、毒に侵されたらしい。

今年Aマッソは、女芸人 No.1 決定戦『THE W』の決勝進出を決めている。 「女芸人としてではなく、芸人として売れたい」とTHE Wへの不出場だった昨年のスタンスも 納得だが、勝負するという今年も応援している。

ただ、「売れたい」というが、それはテレビに出ることなのかは疑問。

広告収入で作られるバラエティに出ることが「売れる」ということなら、「売れた」 途端「3時のヒロイン」にならざるを得ない。もっと、別のプラットフォームで「笑い」 を届けるほうが、スタンスにあっているのではないか、「何様だよ」と頭をよぎるが考えてしまう。

イルカも泳ぐわい。

by 加納愛子

ISBN-13: 978-4480815590
ISBN-10: 4480815597

Webちくまの人気連載「何言うてんねん」に、初の短編小説「帰路酒」他、書き下ろしを加えた全40篇を収録。

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