SteerMouseを導入

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親指での操作にイライラ

先日購入したERGO M575の親指でボールを操作する方法になかなか慣れることが出来ません。

一番戸惑うの大きくカーソルを動かす時です。

細かな作業では、親指でボールを操作できるM575では手を動かす必要がないので、 親指だけで緻密な操作が可能です。しかし、2つディスプレイを使用していて、1つめの ディスプレイから次のディスプレイ上のアプリにカーソルを移動させようとすると 結構大変です。親指での操作なので、慣性を利用し弾くようにボールを回転させても 大してカーソルは移動しません。ボールも小さいことも移動距離が大きくならない理由です。

慣れもあるのかもしれませんが、使っているうちにストレスを感じてきました。

そのため、 SteerMouse というアプリを導入しました。

SteerMouseで生産性は10倍になる

SteerMouseとはマウスのボタンやカーソルスピードを自由にカスタマイズできる ユーティリティアプリです。

1,980円の有償アプリですが、使用期間もあるので是非試してみてください。 きっと幸せになれます。

M575もロジクール謹製の LogiOptionなどカスタマイズアプリがありますが、 M575に関して言うと「進む」「戻る」ボタンとホイールボタンのカスタマイズが出来るだけです。

SteerMouseのメリットは、以下の2点です。

  • マウス/トラックボールのメーカーを問わず、カスタマイズが可能である。

  • カスタマイズ項目が純正アプリより更に細かく設定可能である。

では、カスタマイズ可能な項目を見ていきましょう。

カーソルスピード

純正アプリでは「カーソル速度」しかカスタマイズできないことがほとんどです。 これでは大きなカーソル移動に合わせて設定すると細かい作業が難しくなり、細かい 作業に合わせると大きなカーソル移動が困難になります。

SteerMouseでは「加速度」と「感度」の2つでカーソルの動く速度をカスタマイズできます。

「加速度」はシステム環境設定にある「軌跡の速さ」の設定と同じで、マウスの動きの速さに応じて どれくらいカーソルを大きく動かすかです。 「感度」は一定量ボールを動かした時にどれくらいカーソルが移動するかの基準値設定のようです。

M575に対する私の設定は、「加速度」は3.0として速くボールを操作して時に大きくカーソルが 動くように設定しています。 「感度」は1500としてデフォルトより少し遅くしています。これでストレスがほぼなくなりました。

SteerMouseが素晴らしいのは、このスピード設定のペインに「♡おすすめ設定」というボタンがあります。 このボタンを押すと、同じデバイスを持った他のSteerMouseユーザーの設定が人気順に表示され 選択すると同じ設定を行ってくれます。私が最適な設定にたどり着けたのもこの機能があったからです。

更にカーソルの設定では「自動移動」という設定項目があり、ダイアログが表示された場合などに OKボタンに自動的にカーソルを移動させるというようなことが可能になります。この設定はアプリ ごとに移動先ボタンを変更することも可能です。

Windowsを使っていた頃に チューチューマウス というアプリがありましたが、あれと同じようなことが出来るようです。

ホイール

ホイールを回転させた時に速度も「加速度」と「感度」で設定することができます。 しかも、上下それぞれの回転で個別の設定を行うことが可能です。たとえば、 上スクロールは素早く、下スクロールはゆっくりなどと設定することも可能です。

また、普通の人はやらないと思いますが、ホイールの回転にスクロール以外の 機能を割り付けることも可能です。

ボタン

ボタンに関してのカスタマイズは、純正アプリなどと同様にMissonControlや アプリケーション切り替え、システム操作を割り付けることが可能です。

純正アプリとの違いは、以下の2点です。

  • ボタン数も設定できるので、どんなメーカーのマウスにも対応できる。

  • 正/副ボタンすらもカスタマイズが可能である。

更にボタンの組み合わせに対する機能割り付けも可能です。

たとえば、正/副ボタンを同時に押した場合に起動する機能も設定できます。

SteerMouseのまとめ

SteerMouseを使うと、マウスやトラックボールの操作性を自分の好みや 使用するアプリケーションごとに細かくカスタマイズし、生産性を上げることが可能です。

また、このSteerMouseを購入しておけば、今後マウスやトラックボールを買い替えても メーカーのカスタマイズアプリをいちいちインストールする必要はありません。 よほど変ったマウスでない限りSteerMouseでカスタマイズが可能です。

Mac使いには必須のユーティリティです。

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