読了『火の鳥』
小学校以来、手塚治虫の『火の鳥』を久しぶりに読みました。
小学校の時には、たしか4巻くらいまで読んだ記憶があります。
この作品自体は当時から手塚治虫のライフワークとされ(当時まだご存命でした)、雑誌の 廃刊や倒産で連載自体が紆余曲折していたところ、豪華本でまとめて出版されたのを購入したのだと 思います。
古代と未来が交互に「XXX編」として描かれるスタイルでした。 本来はスターウォーズのように過去と未来を描きながら、最後は現代を描く構想だったようです。 結局大化の改新あたりで作者がなくなったので、最後まで描かれずに作品自体は終了しています。
当時この『火の鳥』を読むのはよい意味でちょっとしたオタク感があったように思います。 学校で『火の鳥』の話なんかしませんが、友達が家に来て『火の鳥』と置いてあるのを見て 「お前、火の鳥読んでんだ?」と言われるとちょっとうれしく、そういう友人も「こいつ、 わかってるじゃん」と見なされる的な感じです。
あらためて全巻大人買いして読んでみましたが、黎明編、未来編、ヤマト編、宇宙編、 鳳凰編くらいまでは面白いのですが、後半はちょっと間延びした印象で読み流してしまいました。
鳳凰編が一番印象的ですね。