『鬼滅の刃』 全巻大人買い
『鬼滅の刃』を 全巻大人買い しました。
『鬼滅の刃』アニメについて
私個人は昨年 Huluで配信していたアニメで『鬼滅の刃』を知りました。
興味を引いたのは、第一話オープニングです。
雪が深々と降る中を主人公が息を切らしながら血だらけの妹を背負って歩くシーンです。
ufotable がCGを担当したらしいけれど、それだけでなく 実際に雪山でスタッフがロケハンをやり演技までして映像資料としたそうです。このシーン だけでシリーズを見ようと思いました。
ちょっと、コメディタッチの部分が幼稚すぎて個人的には鼻につきましたが、 シリアス、というか割と流血や残虐なシーンもきれいに描かれており大人の鑑賞にも 十分耐えるクオリティです。
何より鬼がテーマで吸血鬼っぽく描かれており、吸血マニアとしては心を擽られます。
アニメの方はシーズン1を終えていて、漫画でいうと7巻あたりまでが描かれています。 家族を皆殺しにされ何も無くなった主人公が一人前の手前まで成長する戦いが描かれています。 『明日のジョー』で言うと「野獣編」ってところでしょうか。
一番面白いところですね。
『鬼滅の刃』社会現象とも言えるブーム
昨年アニメ放映が終わった頃から、ちょっと異常な人気だなと気づきました。
オンラインゲームをやると、『鬼滅の刃』にちなんだハンドル名がわんさかいるのです。 ヘタをするとスプラトゥーン2で敵味方8人の内「ねずこ」や「たんじろう」が4人とか いたりする状況です。
これが段々を酷くなってきて、今も続いています。
集英社の発表だと、2018年6月のテレビアニメ化発表時の累計発行部数は11巻までで250万部強、 アニメ放送終了後(昨年9月)で累計発行部数(16巻まで)1200万部、 年末には2500万部を突破と恐ろしい勢いです。
これまでの少年ジャンプの漫画だと、少なくとも超人気の漫画は アニメ化の時点で少なくとも子供達の間ではもっと人気のある作品になっていて、 アニメ化で各世代にって感じでした。『鬼滅の刃』の場合は人気が無かった訳では無いでしょうが 割とニッチな部分で人気だったのが、アニメ放映で一気に爆発した印象です。
少年ジャンプといえど、紙面というメディアだけではそこまでの影響力がなくなっている とも読み取れますね。
『鬼滅の刃』19巻を一気読みして
あまりにブームなので全巻読んでみるかと 全巻大人買い しました。
まず、最後まで面白かったです。
ただ、アニメは丁度いいところで終わったなという印象もあります。
8巻以降は敵のラスボスに迫り盛り上がっていくのですが、まぁいつものジャンプですね。 だらだらとクライマックスが何巻も続く感じでダレてきます。しかも、まぁ主だった キャラクターも次々と無残な最後を遂げていくのですが、途中からマンネリ化している 印象もあります。
もっと自由にストーリーを付けて適度な期間で連載を終えた方が良い作品になった気がします。 少なくとも『進撃の巨人』のような大きなストーリーの膨らみはなさそうです。
面白くない訳でないので、ココまで買ったら最終巻まで惰性で買うとは思いますが。