Origami Payの破綻

カテゴリー:  Trivialities タグ:  cashless current affairs

Origami Payは何が失敗したのか?

1月末にOrigamiがメルカリに統合されることが発表されました。日本初のQRコード決済を立ち上げたOrigamiの失敗はなんだったんでしょうか?

昨年5月に書いた記事 では、当時一気に立ち上がったQRコード決済の中から、Origami Payを選択しました。 日本で初ということと、他のサービスとは異なりポイントでユーザーを囲い込むのではなく、 その場で割引を行う点、セキュリティが他のサービスよりしっかりしている印象など サービスとしてはダークホース的に来るのでは無いかと思っていただけに、 こんな結果になって非常に残念です。

実際、昨年11月の日経の「 未上場スタートアップ上位20社、企業価値計1兆円超え 」にあるよう2019年の「NEXTユニコーン調査」では創業20年内の未上場企業の中の 企業価値ランキングでは、Origamiは6位で推定企業価値は416億円とされています。

実際には「オリガミは借入先が見つからず、最終的にメルカリに1株1円、合計259万円、つまり“タダ同然”で身売りすることに合意した( Diamond Online ))」と報じられています。

2013年にOrigami Payがこのキャッシュレス決済を立ち上げてから、昨年2019年は一気に 新興サービスの参入が相次ぎました。特にソフトバンクやLine、楽天など大手企業が参入し、 ソフトバンク傘下PayPayの鬼のような消費者還元キャンペーンで他のサービス入り乱れての キャンペーン合戦となり、LINE Payですら疲弊してソフトバンクに経営統合してしまう激しさの 中でOrigami Pay自体その存在感をどんどん落としていった感はありました。これだけの競争を 支えるスポンサーも付かなかったのでしょう。

残念です。

次はどうする?

Origami が使えないとなると次はどうしましょう。

正直、別にQRコード決済を使わなくてもSUICAとかで全然困らないんです。 一応考えてみましょう。

実際にはあれだけ立ち上がったサービスも段々と収斂してきて、選択肢としては PayPayか楽天Payでしょうか。昨年では次点として楽天Payを上げていました。 PayPayの問題はセキュリティですが、まぁさすがに間然しているでしょうし 銀行口座と紐付けられるというメリットもあります。

一旦PayPayを選んでみようかなと思います。

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