Happy Hacking Keyboard HYBRID Type-Sを買う

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Happy Hacking Keyboardのラインナップが一新

これまで"Professional"とか"Lite"など分けていた呼称を廃して、HYBRID Type-S, HYRID, Classic の大きな3系列に整理されました。それぞれに色と配列のバリエーション があり、全体としては以下のようなラインナップとなります。

Happy Hacking Keyboardの新ラインナップ

配列

HYBRID Type-S

HYBRID

Classic

英語

墨:PD-KB800BS
白:PD-KB800WS
墨:PD-KB800B
白:PD-KB800W
墨:PD-KB401B
白:PD-KB401W

無刻印

墨:PD-KB800BNS
白:PD-KB800WNS
墨:PD-KB800BN
白:PD-KB800WN
墨:PD-KB401BN
白:PD-KB401WN

日本語

墨:PD-KB820BS
白:PD-KB820WS
墨:PD-KB820B
白:PD-KB820W

N/A

最も大きな変更は、以下の3点です。

  • すべてのモデルが、静電容量無接点方式となった。つまり、旧モデルで言うと、 すべてが"Professional"グレードになった。

  • Bluetooth接続は特殊なモデルのみの機能でなくなり、Classic以外はすべてBluetooth接続が可能となった。

  • Bluetoothモデルも含めて、有線接続はすべてUSB Type-Cに統一された。

なぜ、Happy Hacking Keyboard HYBRID Type-Sに買い換えたか

仕事でこれまでも Happy Hacking Keyboard Professional BT を使用しており、一瞬購入するか迷いましたが結局購入に踏み切りました。

一番の理由は、静音性のためにType-Sが欲しかった事です。

自宅では 有線の"Professional Type-S"を使用しています。 Type-Sは通常モデルと 比較してキーストロークが2mm浅く3.8mmとなっています。この2mmの違いと緩衝材の 採用で高速な打鍵性能に加えて静粛性を高めたモデルです。深夜にタイプ することも多いので、自宅ではこのモデルが必須です。

実は職場でも状況は同じで、ペラペラキーのノートPCが主流となった 今日では昭和漂う「ガチャガチャ」音はかなり目立つのです。そのため仕事でも Type-Sを使いたかったのです。が、Bluetoothモデルには以前はType−Sはなく、 外出も多くノマドな環境では有線は非常に不便です。結果、選択肢が これまでありませんでした。

よって、静音性は妥協して"Professional BT"を使用していました。 正直、タイプ音はかなり目立っていました。

今回HYBRID Type-Sが発売されたことで長年の念願が叶うモデルとなりました。 これでオフィスで「ガチャガチャ」でなく「スコスコ」と 静かに高速でタイピングができます。

また、 Happy Hacking Keyboard Professional BT を購入して3年経っています。5年で償却(実際には10年以上問題なく使えると思いますが)と 考えると、仕事道具としては3万円強の出費はアリかなと思えたことです。また、 現在持っていたProfessional BTもオークションなどである程度の値段は付きそうですし。

Happy Hacking Keyboard HYBRID Type-Sの使い心地は?

何日か使ってみた感想です。

タイピングに関しては所謂Type-Sです

今、自宅のMacでこの記事を Happy Hacking Keyboard Professional2 Type-S と今回購入した Happy Hacking Keyboard HYBRID Type-Sとでタイプして比較しました。

結果、従来のProfessional2 Type-Sとほぼ同等です。 ストロークだけでなく緩衝材が効いているのか、スコスコと静かにタイミングが可能です。 プラスチック(なのか定かではありませんが)同士がぶつかるようなガチャガチャ音は 全く出ていません。

ずっとType-Sを使ってきた感覚からすると、若干違いHYBRIDの方が軽く静粛性が高く キーの押下も軽い力でタイプできる気がします。 本当に微妙な違いです。 おそらく初めて使った人には違いは感じられないでしょう。 Professional2 Type-Sの方は既に6年近く使っているので経年で変化している可能性もあります。

また、 Bluetoothの接続先をHappy Hacking Keyboard側で切り替え可能なのは 超絶に便利 です。これまでもマルチペアリングは可能でしたが、接続先を切り替えるには 接続している機器の電源を切るかBluetoothをオフにするしかありませんでした。HYBRIDでは Happy Hacking Keyboard側でFn+Control+1〜4のキーで接続先を選択できるので、手元で Macとスマホなどを切り替えながらタイプが可能となりました。

若干気になる点

今回 HYBRIDというネーミングで有線にも対応できるということもアピールされている 気がします。おそらく、電池が切れてBluetooth接続ができなくなっても有線で 使えるよということなのでしょう。

しかし、そもそも今回のモデルも電源に単三乾電池を使用するという美点は 継続されています。電池なのでどこでも手に入りますから、 Bluetooth接続でなく有線で接続する必要性をあまり感じません。おそらく 有線で使うことは、私はないでしょう。

また、Windows用のキーマップ設定ツールが提供されており、Mac版も将来提供予定だそうです。 個人的には「なんで? 今のキー配列が理想でないの? 余計な機能を」というのが正直な感想です。 単純なキーのREMAPでなく、例えばVIM用に「ESCキーを押したら同時に英数キーも送信する」とかは Karanabiなどのツールがありますしね。

不具合として、Mac上でFileVaultをオンに設定されている、かつBluetooth接続でご使用の場合、 起動時のログインパスワード入力ができないようです。Macbookでの使用では、個人的には それほど困らないと思います。

ともあれ、「ちょっと贅沢かな」と思いながら購入しましたが、今のところ全く 後悔はなく満足しています。旧モデルをお持ちの方も是非検討してみては?

今回は発売記念か何かの特典でバード電子のキーボードルーフが付いていました。

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