レディ・プレイヤー1
スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー1」という映画をDVDで観ました。
少し前に「日本人の森崎ウィンさんがハリウッド映画に出演」と話題になった映画ですね。
ストーリーは、現実社会は荒廃した近未来で多くの人は「オアシス」という仮想現実の ゲームで多くの時間を費やしている世界を背景にしています。その中でスティーブ・ ウォズニアックを思わされる「オアシス」開発者が残した謎に若者が挑んでいくと お話です。
仮想現実のリスクを描きながら、仮想現実という設定から無理なくCGを活用して、 開発者の謎解きではハリー・ポッターを思わせる謎解き、普通の若者がヒーローに なっていく初期のスターウォーズ的な成長物語、分かりやすい勧善懲悪、 ティーンの恋愛、そしておっさんには懐かしいゲームやアニメキャラクターの カメオ的出演と、キャッチーな娯楽映画としては間違えないエッセンスが 盛りだくさんです。
特に、アメリカのオタク文化、70−80年代の黎明期のゲームや日本のアニメのオマージュは素直に楽しめました。
開発者の「オアシス」内でのキャラクターは完全に指輪物語のガンダルフですし、 主人公の親友が作っているロボットは「アイアン・ジャイアント」です。キングコング にジェラシックパークのTレックス、殺人人形チャッキー、映画シャイニングなど あちらの映画のキャラクターはアメリカ人だと楽しいでしょう。
日本人としても、AKIRAのバイク、マッハ号とデロリアンの並走とか、メカゴジラとガンダムの 戦いなどが、ハリウッド映画でお金の掛かるCGを使って再現されるなんて夢のような時代です。
2時間20分と大作ですが、ストーリーも適度に起伏に富つつ分かりやすい勧善懲悪ですし、 カメオ探しも楽しいのでお正月にゆっくり楽しむ映画としては最高だと思います。