ラッセルホブス 電気カフェケトル
魔法瓶を使わない訳
ウチでは長らく電子ポット、魔法瓶と呼ばれる類の、お湯を沸かして保温する 製品を使っていません。
電子ポットを使わないのは、「保温」ということに必要性を感じいませんし、 我が家の使用スタイルにあっていないためです。
緑茶は食事の際に飲みますが、ウチではポットからの90度くらいの熱々のお湯で はなく60〜70度くらいのお湯で入れています。
中国茶の場合は少しずつ沸騰しているお湯を注ぎたいのですが、電子ポットでは 沸騰しているお湯が出るとは限りません。
コーヒーを淹れるときには、あの電子ポットの形状ではポットは移動できないため お湯を直接ポットから使用することはできません。
結局使うときに別に沸かして、温度を調整したり、用途に合わせてテーブルで注いだり してポットを使うことがなくなりました。
10年ほど前に単身赴任の際 T-falの電子ケトルを購入し、 「これで十分」としてそのまま帰任後もずっと使用しています。
プラスチック製品は嫌だ
そんな電子ケトルも10年経ったので、特に不具合がある訳ではありませんが 買い換えることにしました。
当初は同じような製品でいいかなと思ったのですが、 やっぱり電子ケトルで沸かしたお湯のちょっと プラスチッキーな香り が するのが気になりました。
T-falのケトルは ポリプロピレンなど出来ていて溶剤も入っているでしょうから 使い始めは結構匂いがします。買い替えで、またあの香りが最初するのか と思うとちょっと気が滅入ります。
今ではほとんどお湯から匂いが気になることはないのですが、 それでも沸騰した直後はちょっと匂ったりします。 お湯から香りがしているのでなく、湯が沸いた直後の電子ケトルから香っているのかもしれません。
どちらにしても気持ちのいいものではありません。長期的には健康にも悪そうです。
こういった熱可塑性樹脂でなくステンレス製のケトルを探してみると、 意外に選択肢が少ないし、価格もかなり高めになります。
最初は国産メーカーも考えましたが、今回はAmazonでも評価の高かった ラッセルホブスの電子カフェケトル 1.0L を購入しました。
そもそも電子ケトルという分野は、このイギリスのメーカーであるラッセルホブス が1950年代に発売したことから始まっているとか。まぁ、今では生産自体は 中国のようですが、製品自体はしっかりしています。
ラッセルホブスを選んだ理由は、たくさんあります。
デザインがかっこいい
何より オールステンレス である
沸騰後30秒沸騰を続けてカルキ抜きをしてくれる
注ぎ口がそのままドリップしやすい形状である
取手にストッパーが付いていて、実に持ちやすい
蓋が取れるので中を洗いやすい
ステンレス製で意外にも保温力も多少あるので、多めに沸かしても次回に使える
特に感心したのは注ぎ口の形状です。
ケトルの下部からニョキッと出ているので、ケトルを傾けなくても最後までお湯を 注ぐことができます。またその形状から垂れたりこぼしたりすることはほとんど ありません。
1.0L 一杯に入れると沸騰まで約5分くらいです。我が家では朝のコーヒーは サイフォンで入れますが 500ml程度のお湯にしていますが、2分前後で沸騰しています。
また、このケトルにしてからは、一人分とかのコーヒーを入れるときはドリップを 使用して、このケトルから直接注いでいます。「カフェケトル」というだけあり、 使い勝手は完璧です。
この分野では T-fal のシェアが高く、T-fal の今年発表の Maisonなどは オールステンレスのようですが、このラッセルホブスの使い勝手と佇まいは 味わえないと思います。
検討されている方は是非どうぞ。