Julia 事始め
Juliaとは
"Julia" とは?
John Lennon が母をモチーフにした曲名でもなければ、有名女優のファーストネーム でもありません。
本日のZDNet Japanの記事で「 Python」が初のトップ3入り、「Julia」上昇--TIOBE 」という記事が有りました。
TIOBEの「興味深い動き」として、あらためて「Julia」が挙げられている。Juliaは、8月の50位から9月は39位にランクをあげている。8月に初めて50位以内に入っていた。
ZDNet Japan「 Python」が初のトップ3入り、「Julia」上昇--TIOBE 」より
記事によると、C, Ruby, Python, R, Matlabのいいとこ取りをした言語で、公開から 6年目のこの8月にJulia 1.0 が発表されたところのようです。
早速試しみました。
Juliaのインストール
Macの場合は、Homebrew で公開されているのでコマンド一発でインストールできます。
起動させてみました。
なんとも可愛らしい起動画面です。
何はともあれ Hello World!
早速、見よう見まねでコードを書いてみました。
Hello! Worldと言いながら、いろいろと試してみました。 実行は、 $ julia hello.jl などとやれば実行できます。
まだ、ドキュメントを読み切れていませんが、以下のような印象を持ちました。
今どきのスクリプト系言語の便利さと緩さが反映されている
リストや辞書だけでなく、行列などもそのまま扱えるのか
javadocのようなドキュメントの仕組みもちゃんと内蔵してる
詳しくはコードを見てください。
# Hello World greeting = "Hello" println("$(greeting) World!") #= 方程式っぽいのも扱えるぞ =# x = 1 + 2 y = 2x + 4 z = (x - 1)y + 3 println(x) println(y) println(z) #ありがちな if 構文 x = 3 if x == 3 y = 1 else y = 2 end # Julia らしい書き方 x = 3 x == 3 && println("3つです") x == 4 || println("4つではありません") #= if ... else ... endif なんて構文を書かなくていいすてきな関数が有る =# x = 3 y = ifelse(x==3, 1, 2) println(y) """ # これはサンプルプログラムです ## 複文 複数の構文を一つの式の中に押し込めることができます。 """ total = begin unitPrice = 100 quantity = 21 tax = 0.08 unitPrice * quantity * (1 + tax) end println("単価:",unitPrice) println("数量:",quantity) println("合計金額:",total)
なかなかそそる言語です。vimのプラグインなども出ているようなので、いずれ環境を 整えてもう少し深堀したいと思います。