個人でもVPN、始めました

カテゴリー:  Tech タグ:  network security vpn

VPN (Vertual Private Network)と言う言葉を聞いたことがあるかもしれません。よく 企業で事業所間の通信や社員が社内ネットワークに接続する際に使われたりしています。

VPNで安全に

そんなVPNをわざわざ個人で契約して使い始めました。

なぜ VPNが必要か?

どういうシーンでVPNが必要なのか考えてみましょう。

以下のような3つの状況が考えられると思います。

  1. ネットへの接続経路が信用できない

  2. ネットの接続先が信用できない

  3. 接続元を偽装する必要がある

まず、最初の「 ネットへの接続経路が信用できない 」ですが、ネットカフェなど でWiFiに接続するシーンを考えていただければ、理解しやすいと思います。最近 ネットカフェだけでなく無料WiFiがコンビニや飲食店、カフェなどで提供されています。 利用することも多いと思います。特に海外旅行では、危ないかな と思いつつ見知らぬカフェでも接続してしまいますよね。

そういう場所のWiFiは大抵通信が暗号化されていませんから、通信内容を盗聴される リスクは常にあります。また、暗号化されていたとしても、そのWiFiがどういう管理をしているか は外部からはわかりません。あなたの使い方によっては、通信内容を盗聴されたり 接続先などのログを取られたりしているかもしれません。

次の「 ネットの接続先が信用できない 」は、基本的にはそういうサイトに アクセスしなければよいのですが、大人なのでそういうシーンもあるでしょう。 どうしてもみたいコンテンツがあるアダルトサイトがあるとか、「ネット詐欺に あったかも」と心配する友人の見たサイトを検証しないといけないとか・・・

そういう場合、自宅のISPから繋いでしまうとこちらのIPアドレスなどが相手に 把握されてしまうので、後々問題になるリスクがあります。

最後の「 接続元を偽装する必要がある 」とは、例えば世界で展開している 動画サービスなどはその地域でのビジネスを守るためか、他の国からの接続を 制限しています。例えば、海外出張で米国に行ったときに、日本のHuluがみたい と思っても接続が制限されています。

海外から利用できないAmazon Prime Video

海外から利用できないAmazon Prime Video

VPNで解決!

VPNは利用するPCやスマホとVPNサーバーとの間を暗号化した「トンネル」で接続 しくれます。

VPNの利用イメージ

VPNの利用イメージ

この「トンネル」により、少なくとも VPNサーバーまでの経路が信用できなくても その通信内容は「トンネル」内で暗号化されているため、 内容を盗聴される恐れが ありません 。これでネットカフェでも安心して接続できます。

また、あなたがVPNでどこかのサイトにアクセスした際は、 VPNサーバーから アクセスしているように見えてい るため、そのサーバーの向こうにある「トンネル」 からあなたのPCまでの情報は接続先に秘匿されます。

よって、VPN経由であればVPNサーバーしか相手にわからないので信用できないサイトでも 多少安心です。

また、このVPNサーバーを日本国内に配置することで、海外から接続した際も接続先に あなたが 日本から接続しているように見せる ことができます [Ref1]

では、VPNをどうやって始めればよいでしょうか?

初めてのVPNの始め方

VPNを始めるには、以下の方法があります。

  1. 自宅でVPNを立ち上げる

  2. VPNサービスを利用する

最近はルーターなどもVPNをサポートしていることも多いので、自宅でVPNを立ち上げる ことも可能です。ただし、この場合暗号化されるので経路の安全は確保できますが、 あなたの自宅のIPを晒すことになります。

簡単なのは、VPNサービスを利用することです。 無料のサービスもありますが、安定性が心配なのでわたしは有料のサービスを利用しています。

同じようなサービスはいくつかありますが、 わたしは NordVPN を選択しました。

理由は以下のような点です。

  • パナマに拠点 があり、妙な国のサービスでない。

  • ログを取らない 」 ことをポリシーとして明確に謳ってる。

  • 3,000 弱のサーバーを抱えており、 59の国で展開している。

  • Live Chat, E-Mailなどで 24時間サービスを行っている。

  • 危険なサイトや広告を排除してくれる CyberSec という機能が標準でついている。

  • VPNが切れたときに、通信が漏れないようアプリも自動で停止する( Kill )機能がついている。

VPNは通信が制限されている中国出張のための利用する方も多いと思いますが、安いVPNサービス は彼の国の会社が運営している場合もあるので要注意です。その点 NordVPNはパナマに 運営会社があり安心です。

クライアントも、Windows, Mac, Android, iOSで提供されているのでほとんどのプラットフォームで 利用することが可能です。

料金も以下の割引を使うと格段にリーズナブルになりますので、是非!

最高のVPNを72%割引で

脚注

[Ref1]

ただし、昨年後半から動画サービスで相次いでこのようなVPNからの接続を 遮断する処置が続いています。これは接続元の国を見ているのではなく、 VPNサービスが提供するIPアドレスをブラックリストにして遮断しているようです。 これは、NordVPNに限ったことではありません。日本のHuluやNetflixを海外から 見たい場合は、自宅サーバーにVPNを立てるほうが確実です。

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