Essential Productsについての巷の噂

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Essential Phone2の開発はキャンセルされた?

当初計画されていたEssential Phoneの後継機の開発がキャンセルされたのは本当です。

Essential Phone自体はよいハードウェアだと思います。iPhone Xに先駆けてベゼルレスな液晶とそれを実現するためのノッチのデザイン、チタンやセラミックと言った新しい素材、ピュアなAndroid OSなど、業界でもエポックメイキングな製品でした。ただし、製品として商業的には成功したとは言えないのも事実です。

製品のポジションが微妙だったことや、当初カメラのソフトウェアに問題があったこと、初期に液晶で不具合が多く出たことなども影響しているでしょう。

そのため、企業として市場での戦略を見直し、別のカテゴリーの製品にシフトするというのはよくあることです。

Essential Productsは身売りする

こちらはまだ確定した情報ではないようです。

ただ、そのような検討が進んでいるという報道も多く、検討されてるのは事実のようです。客観的に今のこの会社の状況を見ても、鳴り物入りで登場させた第一弾が成功できなかった今、別のカテゴリーで新たな挑戦を行うのか、価値がある内に身売りするのかと言えば後者の可能性の方が高いでしょう。従って、大いにあり得ると思います。

先日の米国のAmazon Prime Dayに Essential Phoneが半額で販売されており、Essential Productsからもそのプロモーションが送られて来ました。それは、身売り前の在庫一掃セールと取られても仕方がないと思います。

Essential Phoneは買うべきでないのか?

こういった状況を見て、「やばい、やっぱりEssential Phoneは買うべきでない」という人もいます。

もしiPhoneの購入を検討しており、Appleが上記のような状況であるなら、絶対にiPhoneを買うべきではありません。なぜなら、iOSおよびiOSが稼働するハードウェアはAppleのみが開発・販売しており、後継機が出ないということは現行機で買ったアプリやコンテンツは将来無駄になるということだからです。

しかし、よく考えてみてください。

Android 端末を販売しているのは Essential Productsだけではありません。たとえ、Essential Phoneがなくなったとしても、Android OS上で稼働するアプリは別のAndroidで動かすことができますし、Googleプレイで購入した権利がなくなる訳でもありません。

後継機種が出ないのは残念ですが、Essential Phone PH-1を買うあなたに、2〜3年後に後継機が出ないことが何か関係ありますか?

開発・販売元が身売りしてしまったら、サポート面で不安はあります。しかし、どうせ日本からはサービス延長は購入出来ないので保証されるのは2年間だけです。サポートに関してはEssential Productsは以下のようにTwitter上で明言しています。

2 years of software updates and 3 years of security patches.

—Essential (@essential) 2018年5月25日

2年間はソフトウェアアップデートを、3年間はセキュリティへの対応パッチを行うと言うことです。実際Cameraアプリなどここ一ヶ月でも数回アップデートが走っています。Android Pのβ版も進んでいるようです。即座にうち捨てられた機種と成り果てることはないと思います。

そもそも、iPhoneでも他のAndroidでもスマホであれば2年も経てば「旧いモデル」になり、つねに最新機能が使えるとは限らない状態になります。つまり、Essential Productsがどうなろうが、Essential Phone PH-1の将来どうなるかなんてことは然して違いはないのです。

ならば、もし現行のEssential Phoneが気に入ったなら、迷わず買いましょう!

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