懐かしのTypePad
ちょっと別でブログを立てようといろいろ調べていたのですが、 TypePad にまだアカウントが残っているを発見しました。
つい、懐かしくなりました。
ブログの歴史を振り返る
おそらく WeblogやBlogという言葉は1990年代の後半から米国では使われていたと 思います。WebニュースやWebサイトのレビューを記事の形式でまとめたものを そのように呼ばれていたのだと思います。
米国では、1999年にLiveJournalやBloggerのサービスが開始され、HTMLなどの 知識がなくとも多くの人がブログを利用できるようになりました。
日本では、2001年くらいから「Blog」という言葉入ってきたように思います。 MovableType 1.0がリリースされたのもこの年です。マニアは早速自分で サーバーを立ち上げてMovableTypeを導入してブログを始めていました。
しかし、まだ普通の人には「ブログ」なんて言葉は無縁だった時代です。 偶然かもしれませんが、tDiary が開発され 「Web日記」という形で同じような サイトが日本ではやり始めたのも2001年頃です。
その後、2003年にブログシステムとして人気だったMovableTypeがベンチャーとして 企業化されTypePadというSaaSを米国で開始しました。
日本でもはてなダイアリー、livedoor Blog、Seesaa Blog、ココログなどブログ サービスが一気に立ち上がった年でした。
思い出のTypePad
2003年にTypePadが正式リリース前からベータユーザーとして登録し 利用していました。
当時は新しいサービスだったので、情報が少なくやりたいカスタマイズを どうやって実現するか悩んだものです。SaaSだったのでMovableType のカスタマイズのノウハウをそのまま当てはめることができなかったのです。
そんな中、TypeListというWidgetを使ったテクニックなど制約があるなかで 工夫をするのは楽しかった覚えがあります。
また、不具合や改善点などが見つかると豆に開発者にチケットをあげていました。 開発者のレスポンスも早く、場合によって特別に自分のアカウントにだけ パッチを当ててくれたりしたものです。
また、情報が少ないので、自然と日本人のユーザーでつながり情報交換も できました。丁度正式リリースと前後してTypePadの提供元であるAix Apart社の CEOとなっていた開発者のMena/Ben Trott夫妻が来日しました。そのオフ会に 参加させていただき、更にTypePadつながりの知り合いもできましたし、 MenaとBenと話をすることもできました。
結局2003年から2008年まで使っていました。
TypePad復帰
2008年にプランの継続をやめてブログも消してしまったので、アカウントも 抹消したと思い込んいました。
今回TypePadを確認しようと思い、つい癖で1Passwordでログインしよとしたら そのままログインできてしまい驚きました。
もちろんブログは当時消したので残っていませんが、プロファイルやコメント システムに残ったコメントは保存されていました。
懐かしいなぁと思いながらチェックしていると、なんと Lifetime 20% Discount がまだ生きているようです。これは、サービス立ち上げ時のベータユーザーに 与えられたものです。
確認してみると、今プランをアップグレードしても適用されるとのこと。
つい、懐かしさのあまりアップグレードしてみました。別ブログの運用をしばらく やってみたいと思います。
もう10年も使っていないので、いろいろと機能は変更されているのを検証していく 必要がありそうです。